教育に情熱をかける教師よ、集え!第二回「日本教育士検定」「全国名教師授業大会」開催
5月27日(日)、一般社団法人全国教育指導者育成協会(JELTA)主催の第二回「日本教育士検定」及び「全国名教師授業大会」が神田女学園(東京都千代田区)で盛大に開催された。
「日本教育士検定」とは、主に学習塾の教師の教師力を高めるため、授業力を含めた審査基準に達した教師に「プロフェッショナル」(生徒・保護者の目線から納得できるレベル)、「エキスパート」(塾教師の模範に値し、外部に評判となるレベル)の認定を与えるもの。塾業界全体の授業力・教師力を高めることにより、塾業界のさらなる発展、ひいては日本の教育力向上を目指している。
日々の鍛錬と自己研磨の成果を全力で
午前10時から始まった開会式は、eisu groupの伊藤奈緒COOの開会宣言で幕を開けた。
「先行き不透明で生きていくのが非常に困難な時代において、子どもたちの真の学力を育成することこそが最も必要な時代だと、現場に立っていて感じています。顧客ニーズの多様化や個別化、さらには家庭的資源による子どもたちの学力格差がますます顕著になる中で、私たちが教育の中で果たすべき役割もますます大きくなっていると感じます。この大会は誰が1番であるとか2番であるとかを競うのではなく、この機会を通してみなさんが得た知識やスキルを子どもたちに寄与すること、それが一番の目的です。今日学んだことを現場、地域にフィードバックしていただき、新たなイノベーションを起こしていただきたいと思います」。
次に審査員(マイスター教育士)が紹介された。マイスター教育士は、各塾の代表からの推薦にもとづき、現場で教育指導に従事し、生徒・保護者の信頼を集めるだけでなく、教師たちの教師たる技量と実績を長年にわたって示して来られた人が認定される栄誉あるものだ。
そのマイスター教育士を代表して(株)成学社・クラス指導部副部長の松岡忠男氏が詞を述べた。
「教師である以上は、その責任と忖託に対する実現が一番凝縮されている接点が授業であることは疑う余地はないと思います。その授業をしっかりと見せていただきたいと思いますので、魅了するような授業をぜひともよろしくお願いいたします」。
その後、検定受検者を代表してeisu groupの国武明宏氏が「生徒・保護者、さらには地域社会の方々の感謝の気持ちを胸に、日々の鍛錬と自己研鑽の成果を全力で出し尽くします」と宣誓を行った。
51名のエキスパート部門合格者が誕生
午前10時40分から正午まで、日本教育士検定 エキスパート部門の二次(実技)審査が行われた。教室ごとに2名の審査員(マイスター)が授業を審査する。今回からより公平な審査ができるよう、塾名や経歴を伏せた状態で審査が行われた。
昼食休憩時には、審査員(マイスター)による審査内容をもとに教育士検定の合否を決定し、並行して「全国名教師授業大会」の代表教師を選出した。
午後からは各塾の代表が紹介され、実技試験の様子がスクリーンに映し出された。そしていよいよエキスパート部門の合格者が発表され、授業を披露する6名の教師が選出された。
授業を披露した6名の先生方は壇上に上がり、(株)成学社の太田明弘代表から認定証が授与された。その後6名の先生方がそれぞれすばらしい模擬授業を披露し、会場をわかせた。
閉会式では、大会委員長であるeisu group・山本千秋CEOが挨拶。「みなさんのすばらしい授業を見て、今ものすごく血が騒いでいます。青春が蘇ってきました。私もできればもう一度教壇に立って授業をしたいという思いに駆られています。どうか、これからの未来を背負う子どもたちのために、今日をきっかけにさらに鍛錬されることを願っております」。
次回の大会委員長を務める進学プラザグループの阿部孝治代表は、「6名の先生方は非常にテンポもいいし、知識に深みがあり、見事な授業を披露してくれました。来年5月26日(日)には仙台で開催いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします」と語った。
2018年 日本教育士検定/全国名教師授業大会 参加塾
英進館 株式会社(英進館)
eisu group(eisu 幼小中部/ eisu 高校部/鈴鹿英数学院)
株式会社 さなる(佐鳴予備校/三島進学ゼミナール/啓明舎/九大進学ゼミ)
進学プラザグループ(仙台進学プラザ/札幌進学プラザ/思学舎)
株式会社 成学社(開成教育セミナー/エール進学教室)
成基コミュニティグループ(成基学園)
株式会社 中萬学院グループ(中萬学院)
株式会社 ヒューマレッジ(木村塾)
株式会社フレックス(立志館進学教室)
株式会社 ホットライン(特進館学院)
立誠学院 株式会社
※会社名50 音順
主催:一般社団法人 全国教育指導者育成協会
URL:http://kyouikushi.or.jp/