
森本一先生 日本民間教育大賞 受賞を祝う会
5月20日(月)、「森本一先生 日本民間教育大賞 受賞を祝う会」が帝国ホテル大阪にて開催され、森本先生と親交のある教育関係者や有志の方々等が集まった。
本誌5月号で掲載したように、森本先生は関西を中心とした地域の民間教育・私塾教育の発展に寄与するとともに、官民各分野との交流を通じて民間教育・私塾教育界の地位向上に寄与した功績で「民間教育最高功労賞」を受賞。
最初に、世話人である(株)成学社・太田明弘会長が、森本先生の略歴を紹介しながら挨拶。私塾界の後輩として兄のように森本先生を慕っている太田氏は、森本先生に及ばぬことが二つあると語る。
「一つは、人のために尽くすという美学だけでなく、ときにはあえて損をしてまでも人のために生きようとする姿にぶれがないということです。もう一つは、人の悪口を決して言わないことです」
エピソードとして、ボクサーとして大成しそうだった森本先生のかつての教え子が途中でボクシングを続けられなくなり、「お好み焼店を開きたいけれどもお金がない」と言う彼のためにお店をプレゼントしたことが語られた。
「このような森本先生に付き合いご苦労された奥様に、この場をお借りして後輩として感謝と敬意の思いを捧げたいと思います。ご夫婦ともに喜びと幸福の多い楽しい人生を過ごされますことを祈念いたします」
森本先生とは34年の付き合いになるという下村博文衆議院議員(元文部科学大臣)は、「森本先生には米寿まで頑張っていただき、それまでにこの国の教育立国を実現したいと思います」と祝辞を述べた。
大島九州男参議院議員は、「民間教育の礎を築いてくださった大先輩の森本先生とともに私も頑張ります」と祝辞を述べた。
乾杯の音頭をとったのは、成基コミュニティグループの佐々木喜一代表。ここでも森本先生のエピソードが語られた。お父様が事業に失敗して授業料が払えなくなった生徒のために、森本先生は高校受験までの1年間、無料でその生徒に塾に通わせたという。そしてそのかつての教え子が立派に社会で活躍し、このお祝いの会にも参加なさっていた。
最後は森本先生自身が挨拶。「感謝感激しています。今日のことは一生忘れません」と述べ、塾を始めるきっかけになった神戸商科大学の恩師である松本幹雄先生のこと、東北No.1の塾経営者のことを話し、このお二方は森本先生が非常に尊敬する方だと語った。そして最後に「日本民間教育大賞をますます立派な賞にしていきたいと思います」と述べた。