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東大生講師による双方向遠隔ライブ授業 都心レベルの学習環境を日本全国に展開

2020-05-01

東大NET アカデミー/株式会社 フィオレ・コネクション
松川 來仁 代表取締役社長

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東大NETアカデミーは全国の学習塾・学校法人・自治体が抱える子どもたちへ、都心レベルの進学対策コースから基礎力を徹底的に身に付ける補習特化コースまで、幅広く授業導入をサポートするサービスを提供している。
50項目以上の課題をクリアするという厳しい研修を受け、プロ意識を持った現役東大生講師が最難関校受験対策から通常授業へのキャッチアップまで丁寧に指導。
その詳細について東大NETアカデミーを運営する(株)フィオレ・コネクションの松川來仁社長に話を伺った。

授業の質を担保するため、現役東大生を講師に

松川社長は沖縄県の出身で、現在39歳。佐賀の私立中高一貫校で寮生活を送ったのち、東京大学に進学して上京。医学部健康科学科を卒業後東大大学院に進み、医学系研究科を卒業するという経歴を持っている。東京に来て驚いたことは多々あるが、教育に関していえば、自分が過ごした沖縄や佐賀に比べてその環境が非常に整っていて恵まれているということだ。そして自分が東大に行けるような教育環境を与えてくれたご両親に心から感謝しているという。
「塾の先生方もよくご存じだと思いますが、東大生の家庭は世帯年収が日本一高い。言い換えるといい環境の中でずっと育ってきているのです。さらに国からも、年間一人あたり約300万円の予算を付けてもらっています。だったら、東大生は社会に貢献するのが当然ではないかという思いがあり、その思いが東大NETアカデミーを立ち上げる大きなきっかけになっているのはたしかです」と、松川社長は言う。
現役東大生を講師にするのは、「授業の質を担保する」という意味も大きい。
「東大生だけは文Ⅰから理Ⅲまで学力の差はほとんどないのですが、早大生や慶大生は結構差が大きくて採用が難しいというのが正直なところです」

50以上の課題をクリアしていく緻密な研修システム

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東大NETアカデミーの本部は東京都目黒区駒場、つまり東大駒場キャンパスの近くにあり、時給も高いと評判のせいか、講師に応募してくる東大生は非常に多く、採用倍率は5倍にもなるという。
面接の際は、愛嬌があって雰囲気のいい人、講師として成長していけるコミュニケーション能力を持っているかどうかがポイントだ。
「テレビに出てさんまさんとからんでいるような、ステレオタイプの東大生はうちでは採用しません」
採用された講師は研修を受けてもらうことになるが、その研修も、50以上の課題を一つひとつクリアしながら達成していく仕組みになっている。2010年の設立当初から約8年間、スタッフが試行錯誤しながら作り上げていったシステムだ。その課題に1回目で受かる人はほぼ皆無とのこと。
また、授業を担当して3年くらいになる講師は後輩講師に授業の進め方を教えることになっており、自分の教えることを通してもう一度学び直しができる仕組みをつくっているという。さらに誰が誰を教えたのか、家系図にも似た系統図が描かれ、本部の壁にはそれが大きく貼り出されているのが目に付く。
「最終的には専門のスタッフと社員の了承が出ないと一人前の講師として認められません。総合評価で4以上でなければ授業は担当できないことになっています」

一人前の講師になるには平均で2~3カ月かかるとのことだが、もちろん研修期間中に脱落してしまう人も少なからずいるという。
企業塾の正社員講師にさえ、これほどきめ細やかな研修を施すところは少ないと思われるが、これほどの研修を行う理由を松川社長はきっぱりとこう述べる。
「自治体などに提案するとき、『東大生といっても所詮は学生でしょう?』と言われることがあるので、そこのところはなんとしても授業を担保したいのです」

自治体の公営塾運営で、大きな成果をあげる

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沖縄県与野国町では、小4~中3を対象に町営塾を平成25~27年の3年間開講。平成25年には全科目で全国平均を下回っていた町内の平均点が、平成27年度までには、すべて全国平均を上回った。知識そのものを問うタイプの問題はもちろんだが、特に中3においては、知識の活用を見るタイプの問題については、国語で全国トップの秋田県を+15.2点、数学で全国トップの福井県を+12.3点上回ったという。
「同じく沖縄県北大東村という離島では、人口500人程度のところで5年計画で学力を全国レベルにまで引き上げることを目標にして公営塾を開講しましたが、なんとか達成することができました」と、担当した講師は嬉しそうに語る。

オーダーメイドのニーズに合わせて授業やカリキュラムを提案

現在、全国の学習塾に対し東大NETアカデミーの授業導入を受け付けているが、その内容は各々の地域や塾のニーズに合った形で自由にカスタマイズできるという。塾を始めたいけれども講師がいない、中学部に加えて高校部をつくりたい、難関大学を目指すコースをつくりたいなど、オーダーが来たら、それに合わせて誠実に応えていくのが東大NETアカデミーのモットーだ。
対象は小学生から高校生、浪人生まで。レベルは教科書の基礎レベルから東京大学2次試験まで対応可能という。教科は5教科7科目に加え、小論文対策も実施している。問い合わせをもらえれば、まずはヒアリングを行って何が課題になっているかを聞き、塾の生徒たちに合ったコースやカリキュラムを提案してくれるという。
「私たちは学力の底上げから東大の二次試験まで対応できるのが大きな強みです。しかし講師は現役の東大生ですから、特に地方で十分能力が引き出されていない子どもたちに、一人でも多く東大にチャレンジして合格して欲しいとも願っています。都市部から離れれば離れるほど、東大生講師の授業は心に響くはずですし、子どもたちのロールモデルになり得ると思います」と、松川社長は笑顔で語る。

1学年あたりの生徒が少ない塾では、他の塾と同時に授業を提供することも可能。ただし、1度の授業で講師一人が教える生徒数は15人が限度であるという。
TV会議システムを使っているとはいえ、同学年の生徒とコミュケーションをとりながらともに学べ、その場で講師に質問して疑問を解決できるのも、ライブ授業の大きなメリット。それだけにいかに対面授業に近づけるかを徹底して追求し、先述したような研修も行っている。
「プリント演習も、講師の手作りをスキャンして送り、今はタブレット上で問題を解いて送り返してもらい、全て添削してコメントを書いて返却しています」
学習のモチベーションアップと維持のために現役東大生講師のロールモデル化は必要だが、それとともに本当は心のケアも必要だと松川社長は語る。言い換えると、最新のテクノロジーを利用しながらも、教育の根幹は、先生と生徒、生徒同士、そして保護者との信頼関係によって成り立つことはこれからも変わらないからだ。
「心のケアもパッケージ化して塾に提供していくことも、今後検討してみたいと思います」と、松川社長は力強く述べた。

お問い合わせ
株式会社イスト(塾・学校向け販売代理店)
TEL.03-5371-2560 MAIL.lesson@haken.net 担当:井口


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