ライブ授業配信システム「V Learner」のオンライン説明会を(株)エドベックが開催
株式会社エドベック(バジル・トンクス代表取締役社長、本社: 神奈川県横浜市)は、ライブ授業配信システム「VLearner(ブイラーナー)」のオンライン説明会を4月18日(土)に開催した。4月14日(火)の第1回に続く、2回目の説明会である。
「VLearner」は、新型コロナウィルスの影響で十分な教育サービスを提供できない塾や学校に向けて、クラス管理や、教材・宿題の送受信もできるシステムだ。PCやタブレット、スマートフォンで快適に利用できる。説明会が開始されたのは午前11時。指定されたURL にアクセスして、IDとパスワードを入力すると「VLearner」の画面が表示された。
映像配信システムの様々な課題をクリア
画面の右にある「授業に参加する」をクリックしてWeb会議ツールの「Zoom」を開く。すると(株)エドベックの大内悟志氏の顔が大きく表示された。
「皆様、聞こえますか? オンライン説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。私は本日のプレゼンターを務めるエドベック法人サービス事業部の大内と申します」
説明会の参加にあたっては「Zoom」をインストールする必要がある。「Zoom」は、アメリカの企業が法人向けに開発した、参加者全員の顔を見ながら対話できるアプリ。「VLearner」は「Zoom」との連動により、ライブ授業の配信が可能になる。
このようにオンライン説明会は「VLearner」上で開催された。
つまり、このシステムを利用する講師や生徒と同じ環境で参加者は説明を受けることができるのだ。
大内氏に続いて同社の青木久美子氏と高山幸一氏が挨拶を述べ、再び大内氏へと画面が切り替わった。
「新型コロナウィルスの収束が見えない状況の中、本日、ご参加されている皆様も教室の運営に大きな不安を抱えていらっしゃると存じます。弊社の『VLearner』が、そんな皆様のお役に立つことができれば幸いです。では、説明に入ります。
今、すでにお持ちの動画を配信して授業をされている皆様も多いことでしょう。しかし、各社から出ているライブ映像の配信システムは、授業の配信はできても、教材や宿題を送受信できないものが多いのが現状といえます。生徒さんがきちんと理解できているのかもわからず、授業が一方通行になりがちです。これでは、生徒さんに家庭学習を継続させるのが難しいといえるでしょう。また、授業スケジュールを組んでも、1 回ごとにその内容を生徒さんに伝えることが手間だという声も私たちの耳に入っています。こうした課題をクリアしたのが『VLearner』です。
このシステムは、今回のように授業代替の措置として使えるだけではありません。家庭学習のサポートやオンライン自習室として、また、生徒さんや保護者の方々との面談にもお使いいただけるのです。お父様が会社の休憩時間に講師の先生方と面談をすることも可能になります。コロナの問題が収束したあとも、こうしたオンラインの説明会を行ったり、講師の先生方を採用する際の面接に活用したりするなど幅広くご活用いただけます」
生徒の宿題にコメントしたり評価したりすることも
では、実際に「VLearner」をどのように使えばよいのだろうか。画面が切り替わり、青木氏が説明を始めた。
「まず、授業の準備をします。先生用の画面の左側にある『管理センター』をクリックすると、授業の設定ができます。エクセルに生徒さんの名前、授業の名前、先生の名前、日時を記してコピーし、貼り付けるだけで設定は完了です。
教材を事前に生徒さんに配布したい場合は、データでお持ちであれば、アップロードしてください。生徒さんはそれをダウンロードして共有できます。お持ちでない場合、テキストで打ち込むこともできます。
さて、画面の右を見てください、今日ご参加いただいている方の名前が表示されます。授業の場合、こちらを出席簿代わりに使うこともできますし、一人ひとりにコメントやスタンプを送ることもできます」
また、画面の下にある「出席記録」を開くと、何時何分に誰が入室し、誰が退出したかを確認・保存できるのだ。生徒数が多く誰が参加していたのか、画面で把握しきれない場合に便利だ。
「授業中に生徒さんに発言してもらう以外に、クリックすれば意思を表示できる機能もあります。正解がわかったり、質問があったりした場合、挙手などのイラストを画面に表示できるのです。『チャット機能』もあるので、先生と生徒がこれを使って文字で会話したり、生徒同士でコミュニケーションを図ったりすることもできます。生徒同士のやり取りは禁止することもできます。
授業が終わった後には宿題を配信できます。画面にある『宿題』を開くと宿題をアップロードできるのです。では、生徒はどのように受け取れるかをご覧いただきます」
画面が切り替わり、大内氏が次のように説明した。
「こちらが宿題の画面です。生徒さんはこれをダウンロードし、プリントアウトして印刷し、そこに実際に書き込みます。これをスキャナーでスキャンしてアップロードして先生に提出します。ご家庭にプリンターがなければ、宿題の答えをノートに書き、これをスマートフォンで撮って提出できます」
受け取った宿題に講師はコメントを寄せたり、星のマークで評価したりできる。また、「この生徒の課題をお手本としてクラスに公開する」という箇所にチェックを入れれば、全員に解答が共有されるのだ。
双方向の授業によって生徒の学習意欲が向上
続いて青木氏へと画面が切り替わった。
「では、授業例をご紹介したいと思います。こちらは、授業をライブ映像で配信する場合の画面です。『VLearner』には『ホワイトボード』という機能もあります。表示されたホワイトボードに文字を打ち込んで生徒さんに見せて解説できる機能です。
文字は『消しゴム』で自由に消せます。『では、誰かに答えを書いてもらいましょう』と呼びかけて、生徒さんを指名して、このホワイトボードに答えを書いてもらうこともできます」
再び画面が切り替わり、高山氏が別の板書の書き方や生徒とのやり取り例について紹介した。
「こちらは弊社のデジタル教材を配信した場合の画面です。他には教科書や、先生方が説明を記した板書を写真に撮ったものを画面に映し出すこともできます。生徒がスマートフォンで撮影した宿題の答えを映し出し、それについて先生が解説することもでき、よりリアルな授業が展開でき、生徒さんの学習意欲を高めることができます」
授業には100名までの参加が可能だ。
人数が多い場合、横にスライドしていけば生徒全員の顔を見ることもできる。
説明会の最後には、大内氏が次のように述べた。
「緊急事態宣言が拡大されて、まだまだ予断を許さない状況が続きます。塾や学校で勉強ができずに困っている生徒さんの力になるため、弊社はこれからも『VLearner』の改良を重ねていきたいと考えています。コロナの問題が収束しても、遠隔地の生徒さんにオンラインで教育を提供するなど『VLearner』の活用方法は工夫次第で大きく広がるはずです。
ポストコロナを見据えて、長期的な視野で投資を検討していただければと思います」
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