(株)KEC Miriz 子どもたちがワクワクしながらプログラミングを学べ、創造性と表現力を育む『プロクラ』
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されたこともあり、プログラミング教室を併設する塾が増えている。「プロクラ」は小中学生に大人気のゲーム「マインクラフト」とメイクコードを利用した教材なので、子どもたちがワクワクしながら楽しく学べるうえ、プログラミングの力はもちろんのこと、プログラミングの学習を通じて創造性や表現力などが身に付くという一石二鳥のプログラミング教育コンテンツだ。
その特長や詳細について、(株)KEC Mirizの冨樫優太氏に聞いた。
子どもたちに大人気のゲーム「マインクラフト」を活用
「プロクラ」を開発した株式会社KEC Miriz(本社・大阪府大阪市、代表取締役・小椋義則)は、奈良県にある学習塾、KECのグループ会社で、2020年1月に設立された。KECは奈良県ナンバー1の生徒数で、国公立中学受験において関西ナンバー1の合格実績を誇っている。
「プロクラ」は、マイクロソフト社が開発した、ビジュアルプログラミング言語の「メイクコード」を使い、子どもたちに大人気の「マインクラフト」を利用してプログラミングを学べることが最大の特長。「マインクラフト」とは、世界で約1億人の利用者がいるゲームで、PCだけでなく様々なハードウェアに対応。10年ほど前にスウェーデンで作られ、マイクロソフトが買収。ブロックを地面や空中に配置し、自由に建造物などを作るゲームだ。
「子どもたちにとても人気のあるマインクラフトを活用しているので、敷居が低くて楽しく学べるのが最大の特長です。ゲームの延長線でプログラミングを学ぶことができます。KECに通う小1~中3の生徒の中から1500名以上にアンケートをとり、『マインクラフトを知っていますか?』と尋ねたところ、学年にもよりますが、8割以上の生徒は知っていて、マインクラフトをプレイしたことのある生徒も5割以上に上ることがわかりました。プログラミング教室に通う女子は少ないのですが、マインクラフトは女子にも人気があるので、これを活用することにしました」と、冨樫氏は笑顔で語る。
子どもたちの発想力を伸ばし、自由に表現できる場を提供
プロクラのコースは、基礎コース(小1~小3向け)、初級コース(基礎コース修了生・小4~小6向け)、中級コース(初級コース修了生)、上級コース(中級コース修了生)の4つ。どのコースも子どもたちの豊かな発想力を伸ばすため、まずやってみることを重視している。
「基礎コース」はプログラミングを学ぶために必要なパソコン操作を学び、設計図を基にプログラムを組むための向きや数を考えて順次処理による簡単なプログラムを組むところからスタート。
「初級コース」では、プログラミングの3要素(順次処理、繰り返し、条件分岐)を用いてテーマに沿った作品作りに挑戦。同時に、課題解決するための『考え方』を学ぶ。失敗しても自分で原因分析し、成功できるまで自分で挑戦できる力を身に付ける。「中級コース」では、プログラミングの基礎である座標、変数、関数、配列を含むより複雑なコード作りに挑戦。自分で試行錯誤しながら、より複雑なプログラムを組んでいく力を身に付ける。「上級コース」では初級コースや中級コースで培った知識をもとに、統合開発環境であるUnityを使用してオリジナルゲームを制作する経験を積む。文字、テキストコードのコーディングに挑戦し、マインクラフトというゲームの枠を超えて、0(ゼロ)からゲームの制作を行っていく。
「弊社のプログラミングコンテンツはソフトウェアの開発やゲームのアプリ作成と同じように、0(ゼロ)からプログラムを組まなければいけません。これが非常に大きな特長で、0から何を作るのか、どんな設計にするか、どの順番でやるべきなのか、全部自分で考えなければいけないので、かなり本格的なところまで学ぶことができます。プログラミングを学ぶだけでなく、プログラミングを通じて作りたいものを考える創造性や発想力が育ち、作成したいものに対して設計・実施・振り返り・修正を行うことができるよう、教材を作成しているので、自然とPDCAサイクルを学ぶことができます」
子どもは大人が考えもしないような突拍子もないアイデアを思いつくことが多々あるもの。そんな子どもたちの発想力を伸ばし、自由に表現できる環境を提供するのがプロクラのコンセプトだ。
「プロクラの教室では、決まったやり方だけに縛られず、のびのびと生徒たちのアイデア・想い・独自の考え方がいろいろな形になって無限に集まる雲のような場所にしていきたいという想いを込めて授業を行っています」と語る冨樫氏。
それを実現するために、自分の考えを発表するアウトプットの時間を定期的に設け、生徒同士が学び合う風土づくりを行い、仲間意識を醸成して学びの理解を促進する授業を行っている。
圧倒的な集客力とオリジナル教材、本部の手厚いサポート
プロクラの直営校舎は現在7校、塾併設校舎(FC会員)は121校に上るが、さらに塾のFC会員を増やしてプロクラを普及させていきたいと同社は考えている。入口から運営までをきめ細やかに支援し、黒字化を目指しているという。
「とにかく集客力が異常です。小学校でチラシの校門配布を行うと、問い合わせ率が3~5%です。チラシを300枚配布すると、10~15件の体験申し込みがあります。学習塾だけの場合は1000枚配って1件体験申し込みがあればいい方です。特に新規開校でチラシを配ったときは10数%に上りますね」
チラシの校門配布にこだわるのは、直接子どもたちに手渡し、伝えたいからだ。新聞折込チラシやWeb広告よりはるかに効果があるという。
「この校舎(KEC五位堂校)では、約60名新規でプロクラに入会した生徒さんがいますが、そのうち約20 名はKECの塾の本科にも入会しています。これが実は非常に大きいと考えています。塾だけの集客では、こんなに集まることはないと思います。プログラミング教室はニーズがあるものの、まだまだ少ないので、ブルーオーシャンなんですね。また、マインクラフトという子どもたちに人気のゲームを使うことによって、子どもは大変興味をそそられます」
さらに、こうも語る。「子どもたちがやってみたいと思うようなチラシを我々でご用意しており、実際に教室に行って体験してみたらすごく面白いと感じてもらえ、プログラミング教育の価値が実感できるという流れになっています。継続的にチラシの校門配布や集客活動をするだけでも、ずっと問い合わせが来続けると思います」
教室運営上の困り事などにもスーパーバイザーがアドバイス、サポートしてくれるという。「プロクラは圧倒的な集客力があり、自社開発のオリジナル教材を利用し、本部から手厚いサポートがあるプログラミング教室です。しっかりした理念を持ち、子どもたちの教育の柱としてプログラミングを採り入れたいと考えている塾さんには全力でサポートさせていただきます。教室見学も大歓迎です」と冨樫氏は語る。
運営会社・お問い合わせ
KECグループ 株式会社 KEC Miriz
URL: https://www.kec-miriz.com
MAIL:tomigashi-yu@kec.gr.jp
TEL:06-6624-2108