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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第41回

2021-01-04

閉鎖する塾とこれから伸びる塾

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11月から第三波と思えるコロナの感染が膨らみ始めている。今回は感染者の増大もあるが、重症者や死亡する人の数が増えていて、大都市圏のみならず数多くの県で自粛を呼び掛けているが、1年近く経って人々も当初の時のような反応はしなくなっている。自分なりに十分対策はとってきていると自負しての行動だとそれぞれに言いながら、街の人出は少しずつ増えて、テレビで見ていてもリスクがいつ起きても不思議ではない印象だ。
学校も塾もほぼコロナ禍前の状況に戻っているが、この第三波で再び緊急事態宣言が行われるかとも思える状況になりつつある。多くの塾は今どうしているか。再度オンライン指導に戻って大丈夫なのだろうか。
3月から一斉に始まったオンラインでの指導。1年近く経ってそれぞれにプラス面もマイナス面もはっきりしてきているようだ。生徒減になっている塾の場合、①やる気のない生徒がこの1年でさらに学力を落としている②親が傍で見ていてこの程度なら俺でも教えられると塾をやめさせて家庭で勉強を見始めた③学校の勉強があまり進まないため、宿題やわからないところを塾で教えてもらう必要がないと家庭が考えた④通わせたいがパートの収入や残業が減って塾費の負担がきつい⑤親が横で観察していてこの程度の塾だったら他の塾に行かせようと考えた、など生徒減の理由は様々だが、学校での成績を気にして塾通いをさせてきたのが、学校の指導が十分行われなくなった状態で塾通いに親も生徒もあまり熱が入らなくなったことが大きいのではないか。
今月にはワクチンの接種が始まるが、一方で拡大傾向にある新規感染者や重症者の数が減らない限り、オンライン指導はいつでもできるか、普段から並行して活用している状態が望ましい。自塾でやってきたオンライン指導の欠点を見直して、いつでも再開し、より魅力的な指導ができるように日頃から準備をしていくべきだ。
今学習塾は大きな転換期を迎えている。今までの指導ではとても継続していくことはできない新しいことが次々に起こってきている。
小学高校学年の英語教育、小中学生全員にPCまたはタブレットの配布など新しいことが始まっている。コロナで休校した分の指導の遅れが学校ごとに違うのにも対応しなければならない。
十年一日の如く同じことを繰り返し教えていればいいという時ではない。3年先に生き残るために何をしたらいいか、今何が必要か考えてみるべきだ。
この文を書いているさなかにある塾から電話があった。様子を聞いてみるとここへきて生徒が増えすぎて断り続けているとのこと。理由は近くの塾が続けて二つ閉鎖したためだという。
閉鎖する塾とこれから伸びる塾とどちらの側に立てるか、今が正念場だ。基本に忠実に、それでいながら新しい流れに真剣に取り組む姿勢を持つこと。コロナの収束には少なくとも半年から一年は覚悟しなければと考える。


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