教育資源としての民間教育 第47回
公益社団法人 全国学習塾協会 安藤 大作 会長
2022-01-05
自分ファーストから世の中ファーストへ
私は個人的に、教育の基本は「愛」と思っています。
つまりは利他の心です。
教育は、幸せに生きていくために存在するとするならば、幸せとは何か?という問いに向き合うことになります。私はやはり人の本性として、それは利他にあるのではと思います。誰かの役に立てたり、何かの役に立てたり、誰かの幸せに貢献出来たときの充実感や達成感などに幸せの種はしっかり存在していると思います。
夢と志の違いを考えたとき、夢は自分の自己実現とも言えます。一方で志は他者貢献にあるとも言えます。教育はそもそも他者貢献がベースにあるもので、自己実現欲求が他者貢献を追い越していくことはないはずです。
今、教育が国家レベルで、また地球レベルで語られるようになったときを迎え、これまで以上に自らの生業を他者貢献の視点で見つめ直す必要性が高まってきているように思います。従って自らの志を確認する必要性が高まってきているということです。
誰のための教育なのか?
何のための教育なのか?
全国学習塾協会は公益社団法人です。
塾の力を広く公益に貢献していく視点で活動する組織です。
つまりは政府や行政と議論し、教育がいかに広く大きく他者貢献していけるかの可能性を広げ、教育者の志をカタチにしていくための組織です。
志のある教育者、塾事業者の皆様にはぜひご参画いただき、この国の未来の教育のカタチを共に考え、塾の力をより大きな他者貢献のカタチに成長させていく活動をお支えいただきたいと思っています。
自分ファーストから世の中ファーストへ。そういう共生のマインドが実は民間教育の未来を支えていくのだと確信しています。
どうぞよろしくお願いいたします。