(株)クロノクリエイト「公立中高一貫模試」「作文アタック」「作文添削教室」
株式会社 クロノクリエイト(小木曽正浩代表取締役、東京都渋谷区)は、長年にわたって私立中学受験生用のテスト会を運営し、また、季節講習をはじめ、中学受験に特化した各種教材を制作してきた。さらにクロノクリエイト[公立中高一貫校対策センター]は、首都圏一番手の白鴎中学開校の年から、他社に先駆けて公立中高一貫校向けの模擬試験を主催し、数多くの生徒の適性を判定し、高い評価を得ている。
その「公立中高一貫模試」や「作文アタック」「作文添削教室」などについて、模試企画営業部の添田大亮氏、編集企画の高山達治氏に伺った。
少子化が進んでも、難関中学受験層は基本的に減らない
2000年に設立した(株)クロノクリエイトは、学習塾のニーズに応じたオーダーメイド教材を作成し、テスト処理、DTP・組版、著作権管理などを行っている。「塾の生徒の一番のボリュームゾーンは中3、中2だとわかっていますが、少子化が進む中でも東大を志望する受験生は減らないだろう。ということは、多くの東大生を輩出している開成などの難関校を受験する層も減らないだろうと考え、中学受験に特化したことがよかったと思っています」と振り返る添田氏。
中高一貫の難関校を受ける層は基本的に減らないので、そこに照準を絞って事業を展開してきたという。
2005(平成17)年、東京都初の公立中高一貫校として白鴎高等学校附属中学校が開校するが、その適性検査の模試をいち早く始めたことも、大手塾から中小塾まで多くの塾から信頼されている大きな要因となっているという。「公立中高一貫校の適性検査のように、教科横断型、意見作文型、思考型の問題というのは、今後の日本で求められるのは確実だと思われるので、そこはきちんと対応していきたいと思いました」
現在は「一貫模試 全国版」(公立中高一貫校を目指す受検生のための全国レベルの模擬テスト)、「一貫模試 首都圏版」(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城の公立中高一貫校を目指す受検生のための模擬テスト)、「一貫模試 横浜市立版」(横浜市立南高附属中、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高附属中を目指す受検生のための模擬テスト)を実施している。
「公立中高一貫校の模試は、弊社の非常に大きな武器になっています。模試の作成はやりがいがある反面苦労も多いですが、でもだからこそ、手前味噌ではありますが、多くの塾様から信頼していただいているのだと思います」(添田氏)
公立中高一貫校対策の学習は、力強く柔軟に生きる力を育む
「一貫模試 全国版」のテスト内容は、適性検査Ⅰで算数・理科・社会の総合的な問題解決能力を測り、適性検査Ⅱで読解力・記述力を測る。判定内容は、総受検者内での順位と各志望校における偏差を判定。また、設問ごとの順位や各科目のアドバイスも示す。
「一貫模試 首都圏版」のテスト内容は、小5は適性検査Ⅰで算数・理科・社会の総合的な問題解決能力を測り、適性検査Ⅱで読解力・記述力を測る。小6は適性検査Ⅰで理系分野、適性検査Ⅱで文系分野の総合的な問題解決能力を測り、適性検査Ⅲで読解力・記述力を測る。判定内容は、小5は総受検者内での順位と各志望校における偏差で構成されている。また、設問ごとの順位や各科目のアドバイスも示す。小6は東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城の公立中高一貫校を対象とした、合格判定模試。豊富なデータをもとに、各志望校に対して4段階の合格判定を行う。
「一貫模試 横浜市立版」は、適性検査Ⅰで文章・図・表やデータなど、与えられた資料を的確に読み取り、課題をとらえて適切に表現する力を測り、適性検査Ⅱで与えられた情報を科学的・数理的にとらえ、分析力や思考力、判断力などを生かして課題を解決する力を測る。「公立中高一貫校は人気も高くて競争率も高いので、残念ながら合格できない生徒さんもいますが、その対策のために塾で勉強したことにより、学習習慣は身に付いており、基礎学力は身に付いていますし、頭も柔らかくなっています。その後の高校受験や大学受験のみならず、社会に出ても力強く柔軟に生きる力が育っていることは間違いありません」と、添田氏は笑顔で語る。
記述力・作文力を育成する「作文アタック」「作文添削教室」
「作文アタック」は、公立中高一貫校で出題されている課題作文にも対応した作文添削教材。原稿用紙の使い方や、作文の基本技術を添削指導。年間を通した担任添削員制で、一人ひとりの個性を大切にした上で、より正確で豊かな表現力を育成する。小5の4月号~6月号では、作文を書く指標となる項目に沿って作文を作成するための指導を行う。小5の7月号~1月号、小6では課題文を読んで作文を書く形式の問題で、公立中高一貫校で出題される課題作文の形式に対応している。
毎月送付する課題に沿って生徒が作文を書き、締切日までに送ると、翌月の課題納品時に添削した答案に解答例を同封して返却してくれる。
「タブレットにデータだけの答案が返ってくるよりも、きちんと手書きの赤ペンで添削した答案が届くと、生徒さんも保護者もとても喜んでくれると塾の先生方から高評価をいただいています」と語る高山氏。
「公立中高一貫校の適性検査はほとんど記述式なので唯一の正しい解答というのもほぼありませんから、生徒さんの考えも汲み取りながら添削しています。生徒さん自身が志望校に合格できる方向にいかに導いてあげられるかという点と、しかしきちんと点数を付けなければいけないことを意識しています。両者のバランスがとれるように非常に神経を使って添削しています」と語るのは、10年以上にわたり活躍する添削スタッフだ。自身も子を持つ母であり、お子さんは都立小石川中等教育学校の卒業生である。
「添削スタッフは、採用後に研修し、与えられた課題をクリアしながら育成しています」(高山氏)
ある大手塾では、答案が生徒に返却されたら必ず添削通りに清書するように指導しているとのこと。月に1回でもこれを何回か繰り返すうちに確実に作文力・記述力がアップするという。
「作文添削教室」は、原稿用紙の使い方をはじめ、作文の基本技術を指導する。学年や一人ひとりの作文力に応じた具体的でわかりやすい添削指導内容を心がけているとのこと。「作文アタック」の指導対象が小5と小6で中学受検(受験)を意識したものであるのに対し、「作文添削教室」の指導対象は、小3~中3と幅広い。
「具体的な内容、料金、納期などについてはご相談ください。幼い頃から溢れるほどの様々な情報を浴びせられ、物事の本質が見えにくくなっている今だからこそ、その本質を見極める一助として、小3くらいから記述力・作文力の力を磨いていただきたいと思います」と、高山氏は述べる。
お問い合わせ
株式会社 クロノクリエイト 公立中高一貫校 対策センター
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