アデック知力育成教室 氏井香美 教室長
「オンライン英会話“GeT”は英語指導経験がない講師でも受け持ち可能」
導入にあたっての自由度が高く、自塾に合った指導スタイルを確立できた
英語教育への期待や需要が高まり、講師確保に苦労している学習塾関係者も少なくない。1歳~ 12 歳を対象に学童型の知育教室を運営するアデック知力育成教室もかつてはその一つだった。問題を解決すべく同教室が2017年に導入したのは株式会社スタディラボが提供する学習塾専用のオンライン英会話。導入塾の指導形態に合わせ、より良い活用法を共に模索してくれるサポート体制にも定評がある。
アデック知力育成教室 氏井香美教室長にオンライン英会話導入の経緯とその活用法を伺った。
幼児向けの英語を止め、英語が学べる学童保育へ
アデックは幼児教室よりスタートした教室で、以前は保護者と一緒に学べるアクティビティ的要素の英語レッスンを提供していました。しかし、幼児教室の保護者は教育熱も高く、それなりにスキルのある人ばかりです。求められる質は高く、ネイティブ講師でのレッスンでしたが、講師採用が厳しい状況だったため幼児向けの英語はいったん止めることになりました。
その後、学童保育として教室を運営することになったので小学生からの英語を開講しました。お預かりするならば必要な教科である算数、国語、英語が学べるようにと考えたからです。当初、英語はネイティブ講師による授業のみ。ここでも講師確保に苦労することになります。日本人の英語講師派遣をお願いしていた時期もありましたが、個人の力量にバラつきがあり、人によって提供できる授業の質が異なることを問題視した結果、オンライン英会話の活用にたどり着きました。
数ある教材の中でスタディラボさんを選んだのはシステムや教材の質が高かったのはもちろん、営業の方と信頼関係が築けたことが大きいです。導入前の教材確認やシステムの説明には当教室の英語の講師も同席しました。専門的な視野から判断するとたいていは欠点に目が行くものです。かなり意地悪な質問もあったと思いますが、丁寧な対応でいずれも納得のいく回答を得られました。親身で誠実な対応が決め手となりました。
専門講師がいなくとも質の高い英語授業の提供が可能
導入後は講師採用の悩みがなくなりました。以前は英語の専門講師がいないと授業ができないと思っていましたが、英語指導経験がないスタッフでも安心して子どもたちを任せられます。先生方は子どもたちに楽しく通ってもらえるよう、英語を楽しいと思ってもらえるようモチベーションを上げることに専念できるようになり、アデックの指導スタイルを確立できました。
学童保育を利用する保護者のニーズは幼児教室や一般的な塾とは少し異なり、第一の目的が「預かり」です。「預けている間に英語もできるならありがたい」という感じですが、英語への要求水準が高い方にも対応できるよう努力はしております。国語、算数、英語をバランスよく学べ、かつ、それぞれの質も高い教室として評価いただいております。
学童は保護者の事情で週の利用回数が異なり、週2日の方から週5日の方まで様々。毎回同じ内容を繰り返すわけにはいかないため、オンラインレッスンと並行して、ネイティブによる英語の対面授業も設けています。ネイティブ英語とオンライン英語を組み合わせることで4技能にも対応し、利用回数を増やしてもらう狙いもあります。
25分のレッスンを10分に短縮
お子さんによっては知らない大人や外国人と話すことにストレスを感じる子もおり、低学年では特に顕著です。それが「英語嫌い」や「英語拒否」にならないよう工夫していますが、オンライン英会話の先生方はとてもホスピタリティが高く、どんな子でも楽しんでもらおうと思って接してくれるので助かっています。机の下から出てこない子や先生相手に暴言を吐いてしまう子、わざとふざけてしまう子もいましたが、最終的には5年生や6年生まで継続してくれました。
導入当初は1回25分の「OLECO」でレッスンをしていました。25分というレッスン時間は低学年の子には長かったようです。
緊張する子、照れくさい子、怖いと思ってしまう子もいますし、小さな子の集中力は長くは続きません。長い時間拘束されることが負担に感じる子もいます。
そんな塾の都合をスタディラボさんにご相談していたところ、2020年に、1回のレッスンが短いタイプのオンライン英会話「GeT」がリリースされ、そちらへの切り替えを提案されてとても助かりました。
担当教室がしっかり活用できるようにと惜しみない努力で商品開発をしてくださっているのだと思います。
子どもたちにできないことがあれば、それは大人の責任
授業時間は1時間。まずはテキストを開いて準備し、今日やることをCDで予習します。ある程度予習させることで失敗を回避し、自信につなげます。学びの上で失敗が大切なことはわかりますが、低学年にとって相手があっての失敗はショックが大きいようです。タブレットの立ち上げやログイン作業も自分で行い、IDとパスワードの入力やキーボードの使い方も覚えます。無学年制なので困ったときは先生に聞くのではなく、友だちや年上の子のサポートを受けます。そのための席の配慮もしています。大人がやった方が早いですが、指示待ちではなく、自分で考え、自立するために必要なことだと思っています。
タブレットの使い方やログイン方法など、ある程度慣れるまで時間が必要ですから、1、2回目の授業ではレッスン予約を取りません。3回目からレッスンスタートです。すぐに会話ができるわけではありませんが、答えられた! 聞き取れた!というだけで子どもは大満足。英語を好きになり、英語が得意だと思えるようです。レッスン後はチェックテスト。テストが難しいお子さんにはABCの塗り絵やカルタなど気分転換になるものを提供しています。
この成長著しい時期に関われて、成長していく姿を目の当たりにできるのは本当にありがたいことです。子どもたちもですが、保護者も成長していきます。子どもたちにできないこ導入にあたっての自由度が高く、自塾に合った指導スタイルを確立 でとがあるとしたら、それは私たち大人の責任です。何かしらの方法が悪く、改善する必要があるのです。私たちはそれを念頭に置き、日々指導に当たっています。
オンライン英会話「GeT」のお問い合わせ
株式会社 スタディラボ
https://studylab.co.jp/
TEL.03-6902-1151