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7月20日（水）、東京・神田の学士会館において、「日本民間教育大賞授賞式・記念講演会・祝賀会」が盛大に開催された。今年もまた新型コロナウイルス感染拡大防止のため会場の入場者数は制限され、一部の民間教育関係者はオンラインでの参加となった。
日本民間教育大賞は、満75 歳以上を対象とする「民間教育最高功労賞」と没後10年以内の故人を対象とする「民間教育特別功労賞」の2部門で構成されている。本年度は、2021年12月から2022 年4月までの間公募を行い、推薦された方々を対象に選定会議において厳正な審査を行った結果、民間教育最高功労賞に4名、民間教育特別功労賞に1名が選出された。
記念講演会では、株式会社早稲田アカデミー代表取締役社長の山本豊氏が「早稲田アカデミーのCXとDX」をテーマに講演を行った。
授賞式では、最初にこの1年間にお亡くなりになった民間教育関係者の御貢献に感謝するとともに御冥福を祈って1分間の黙祷が行われ、日本民間教育大賞選定会議の構成団体、4名の民間教育最高功労賞と1名の民間教育特別功労賞受賞者が紹介された。そして全国学習塾協同組合理事長の森貞孝氏が「この日本民間教育大賞の内容をますます充実させ、社会に貢献する立派な方々が次々と育ってきたことを広く社会に広めていきたいと思います。本日は受賞された方々、本当におめでとうございます」と、開会の辞を述べた。その後祝電とメッセージが披露された。
顧問の衆議院議員下村博文氏（元文科大臣）は急遽体調を崩したため出席できないとの連絡が入り、同じく顧問の元参議院議員大島九州男氏は長期出張のためお越しになれず、メッセージが届けられた。
民間教育最高功労賞は、創研塾会長奥松良榮先生、田原学園グループ代表田原サヨ子先生、厚木ゼミナール塾長西畑正夫先生、（株）ベネッセホールディングス名誉顧問福武總一郎先生、民間教育特別功労賞は、（株）増進会ホールディングス前相談役藤井史昭先生が受賞。会場にお越しになれなかった奥松良榮先生は奥様の千恵子様、西畑正夫先生は御息女の妙子様、福武總一郎先生は同社取締役の山河健二氏がそれぞれ代理として出席した。故人の藤井史昭先生の代役は御子息の藤井孝昭同社代表取締役社長。受賞者には、私塾協同組合連合会理事長坂田義勝氏から表彰状が、民間教育連盟会長森本一氏代理の桝本吉郎氏から楯が贈呈された。受賞者はその後、お一人ずつ受賞のご感想を述べられた。
閉会の辞を述べたのは、（一社）日本青少年育成協会会長増澤空氏。
「塾業界とは、雑木林的な組織だと思っています。杉林だけの山、松林だけの山は洪水になるとどろどろと木が崩れて流されていってしまいます。様々な木が混ざって絡み合い、だからこそしっかりしている雑木林のような組織が塾業界です。自分たちの分野をしっかり根付かせて運営していき、やり遂げることが重要です。結果的にお互いがカバーし合います。そんな塾業界の今後のあり方を我々は大切にしていきたいと思っております。今日は本当にありがとうございました」
祝賀会では、民間教育関係者が受賞された先生方にお祝いの詞を述べ、情報交換や名刺交換などを行った。