オンライン英会話CHATTYは奈良県で40年以上学習塾を営んできた（株）ケーイーシー（小椋義則代表取締役）のグループ会社（株）KEC Miriz（冨樫優太 取締役社長）が学校・学習塾に特化して開発・提供しているオンライン英会話。
学校や学習塾で学ぶ「英語」に沿って勉強内容の定着と、実際に使える「英会話力」の体得を両立平行して進められるレッスン内容が特徴です。

ESAT-Jの対策ができる「EZ-Talk」

大学入試で民間の英語検定試験の活用が見送りになってから、「英語4技能」、特にSpeakingに対する熱が下火になる中、東京都教育委員会は本年度から東京都立高校入試の一環として「中学校英語スピーキングテスト（ESAT-J）」の実施を決定しました。
点数としては1020点（従来の試験+スピーキング）中わずか20点と2％にも満たない配点となっています。しかし、学習塾としては上位校を狙う生徒様にとっての20点はとても大きく、次年度以降配点の割合が増える可能性も考慮すると先手を打っておく必要があります。そのような中、都内の学習塾様から「オンライン英会話で対策はできないか？」というご要望・ご相談を多くいただき、この度、ESAT-Jの対策ができる全12回の短期集中講座「EZ-Talk」を開発・展開する運びとなりました。
EZ-Talkは英会話に慣れていない生徒様でも取り組みやすく、楽しく英会話力を伸ばしながら効率的かつ確実にスピーキングテストに必要なスキルも体得できる内容となっています。
内容だけではなく、使いやすさにもこだわっています。初めてオンライン英会話を受講される生徒様でも自信をもって受講できるよう、レッスンごとに予習ページを用意しており、しっかり準備ができる仕様になっています。また、カリキュラムごとに生徒様が視聴できる教材説明動画とレッスンデモ動画を用意していますので、教材をどう使い、レッスンがどのように進行するかも理解しやすくなっています。自立学習や個別指導の学習塾でも運用しやすいよう工夫しています。

生徒様の「わからない」を分解する

ESAT-Jは【A】リード文の音読、【B】イラストを見て質疑応答、【C】4コマイラストを見てストーリーを説明、【D】与えられたテーマに沿って自身の意見を述べる、の4パートに分かれています。EZ-Talkではこれらの大問のうち【B】【C】【D】それぞれに特化したカリキュラムをご用意しているので、生徒様のレベルや状況に応じて、どのレッスンを何回受けるかカスタマイズいただけます。

EZ-Talkの最大の特徴が、生徒様がスピーキングテストで「躓きそう」な理由を分解し、必要なスキルを体系立てて身に付けられるレッスン構成です。例えば、「全レッスン共通」で「日本語特有な言い回しを英語で伝える」練習が収録されています。日本人が英語で思いや考えを伝えられない最大の理由は「正解を探す」ことと「直訳しようとする」ことに起因します。例えば「私は帰宅部です」を英語で伝えたい場合、たいていは「帰宅部」を辞書で調べたり、直訳で「Go home club」などと言ってしまいます。しかし、「伝えること」を重視した場合、「I’m not in a club. I go homeafter school.」と表現できるかもしれません。このように、伝えたいことは中学英語で習った単語でほぼ表現できることを理解し、その練習をすることで、スピーキングテストで点数がとれないということがなくなり、日常的な会話力も向上します。

もう一つ例として、【D】の「意見を述べる」の対策をご紹介します。今の中学3年生は英語で意見を述べる設問の何が難しいのか。弊社は「意見を述べる」前に、中学生が物事に対して「意見を持つ」こと自体が少ないことに注目いたしました。「なぜ好きなのか？」という質問に対し、日頃より「なんとなく」で答えることが多い生徒様にとって、社会的事象に対する意見を求められても、日本語であっても答えることは難しいのではないでしょうか。EZ-Talkではこの「躓く理由」を「意見を持つ思考力」「意見を英語で伝える瞬発力」など個々のスキルに分解し、それらを体得するためのアクティビティをご用意しました。また、【B】【C】同様に考え抜かれたレッスン構成になっています。これらに加え、CHATTYの講師は「褒める」ことを育成段階から徹底しています。生徒様が自身の考えを伝えようとチャレンジし、それが仮に間違っていたとしても講師がしっかり褒めることで、どんどんトライし続け、力をつけていく仕組みになっています。
よくあるオンライン英会話の対策では、とりあえずの反復練習と実践練習や単語・フレーズを覚え、定型文で練習するなどが主流です。これらを「安く」あるいは「便利に」提供されるサービスが多い中、CHATTYは常に「今の生徒様には何が必要か」を軸にレッスン・カリキュラム開発を進めてまいりました。

CHATTYは現場のためのツール

HPをCheck!

オンライン英会話はあくまでも教育現場をサポートするためのツールです。それ単体で英語が話せるようになったり、英語の成績が劇的に上がったりすることはありません。先生方の授業や生徒様たちの自立学習と合わせることで初めて効果が出るものだと、CHATTYは考えています。そのため、「授業内必須受講」「希望者通年受講」「テスト対策として受講」など、CHATTYはご導入学習塾様のニーズに合わせて様々な形でご活用いただいています。
この度、弊社がESAT-Jの対応にいち早く動いたのは、学習塾様からご要望をいただき、我々も学習のサポートをさせていただきたいと思ったからです。また、勉強として高得点を取るための「英語」とEnglish IRL（実際使われている英語）を求める「英会話」の両立を目指す東京都教育委員会の想いに共感しています。今後も現場の先生方や生徒様のお声に耳を傾け、コンテンツの改良・開発を進めてまいりますので、もし弊社にお手伝いできることがあれば、ぜひご連絡ください。