城南進学研究社がFCのテリトリー制を敷かずに広めたい「りんご塾」の教材とは?
(株)城南進学研究社はこのほど、算数オリンピックで次々とメダリストを輩出することで知られるりんご塾(田邉亨代表、滋賀県)と業務提携し、FC加盟校を募集することとなった。同社はこれまでフランチャイジーとしてりんご塾を運営し、首都圏で多数の教室を展開してきた。この度の提携によりライセンス提供事業として導入校を増やし教材を普及する側に立つ。
加盟校として保証されたテリトリー制を捨ててでも、より多くの塾でりんご塾のメソッドを取り入れて欲しいと願う同社の想いを伺った。
幼児から低学年において圧倒的な集客力!
体験後の入会率は最低でも7割、
体験待ちも発生
りんご塾は算数オリンピックを目指すため、算数に特化した専門塾として滋賀県の彦根市で誕生しました。毎年のようにメダリストを輩出しており、ご存じの方も多いと思います。そのりんご塾を弊社がFCとして始めたのが2018年。それ以来、着々と教室を増やしてきました。幼児や小学校低学年の集客に強いといわれていますが、弊社運営の教室でも一番多いのは小学1・2年生。年長児も比較的多く在籍しています。小学校受験が終わる11月頃は次の習い事を探し始めるため、年長児の割合が一気に上がります。
中学受験では3年生か4年生で通塾を開始するため、一般的に1・2年生での通塾率はそれほど高くありません。ただ、教育熱心な家庭では、小学校受験が終わった後や中学受験よりも前の段階で算数を習わせたいというニーズがあったので、そこにりんご塾がピッタリはまったというのが私たちなりの分析です。最初は幼児向けのスクールに導入していましたが、集客状況がよかったため、個別指導塾にりんご塾を併設させる形にしました。
体験希望者が殺到し、体験待ちの対応にかかりきりだったこともあります。また、体験後の入会率が非常に高く、最低でも7割。体験者のほぼ全員が入会に至ることもありました。りんご塾はそれほどまでに圧倒的な集客力を誇ります。
教材の質が非常に高い!
りんご塾の人気には教材の力が大きいと思います。80分の授業の最初の導入部分で行うのがパズルプリントです。授業のスタートからパズル要素、謎解き感覚で解けるものを扱うので、子どもたちは一気に集中モードになります。
次に算数テキストの問題です。これは総合的な算数の力を養っていくもので、計算問題や文章題など様々な要素の問題が入っています。最後の締めくくりが積み木やブロックで、図形感覚や空間認識能力、発想力を高める狙いがあり、中学入試に付きものの図形問題にも対応します。最後に積み木やブロックを持ってくるのは「最後は楽しい思いで授業を締めくくりたい」という田邉代表の思いからで、子どもたちは「また次も行きたい!」と思ってくれます。
算数オリンピックを目指す方ばかりかというとそうでもなくて、3分の2ほどは「算数が苦手だけど得意にしていきたい」や「もっと算数の面白さや楽しさを味わってみたい」といったニーズです。りんご塾の教材によって算数の楽しさや面白さに吸い寄せられていくところが、算数オリンピック以外にお客様を集めている理由だと思います。
教材は考える力や発想する力、着眼点、ひらめきなど、算数に必要な要素を磨いていくものとなっています。弊社で運営している乳幼児向けのスクールで保護者にアンケートをとったところ、子どもに一番身につけて欲しい力は「思考力」でした。思考力という言葉がどの家庭でも一番に出てくる時代です。文科省も学習指導要領で必要な力について真っ先に思考力を挙げていますが、一方で思考力を養成する具体的な方法は示していません。それならばすでに実践しノウハウを持つ民間が動くほうが早いし、ノウハウを持つ者にとってそれを全体化していくのは一つの使命だと思うのです。
昨年4月に業務提携した株式会社明光ネットワークジャパンもりんご塾の本質は思考力の養成にあると、見解が一致しています。弊社には首都圏以外でのノウハウに乏しいため、全国展開の力をお借りすることで一気に展開を進め、日本の教育の底上げ実現に貢献できればと思います。
幼児教育と小学生以上の教育をつなぐハブになる
弊社の乳幼児部門である「くぼたのうけん」でも算数的要素を重要視しており、3歳から暗算をさせることで思考力を鍛えます。弊社の場合だと、その幼児教室修了後から中学受験で塾に通い出す3・4年、または高学年までの期間りんご塾に通い、その後は個別指導へという流れができつつあります。少子化でどこの塾も生徒確保に苦労していますが、りんご塾の導入により前倒しで生徒を確保できる上、生徒たちは早い段階で高い能力を身に付けることができます。
低学年は成果を示しづらいため難しいという声もよく聞きますが、りんご塾は算数オリンピックだけでなく、算数検定の合格率も非常に高いのが特徴です。学年相応級の受検では92%、飛び級の受検でも86%の合格率を誇ります。りんご塾では検定や模試など、生徒の実力を測る機会を年に10回以上設けており、他社とは一線を画します。
低学年を預かる塾は「授業料に見合うものをお返しできているか」とどこかで罪悪感を抱いているところがあるようです。しかし、検定の合格という明確な成果は、お互いやったことが目に見えて残ります。結果が残る仕組みはコンテンツを売る上でとても強いと思います。
難しい理系の知識は不要
スポーツクラブや地域の習い事とも協力したい
すでに塾を運営されている方にとっては新たな設備投資は不要です。教材のライセンス契約なので導入はしやすいと思います。ただ、低学年中心になるため比較的早い時間に授業が行われる傾向があり、対応できる講師が必要となります。理系の専門的な知識は必要なく、子どもが好きで子どもに慣れている方が理想です。講師研修は弊社が担当し、必須となっていますが、数時間程度なため、最短なら翌日から指導に当たることも可能です。弊社では子どもの扱いの上手な主婦の方やシルバー層の方にご活躍いただいているケースが多いです。
実は弊社ではスイミングクラブでの導入事例もあり、実際スイミングクラブから算数オリンピックのファイナルに進出した生徒もいたほどです。小学生は塾通いが始まると習い事を止めることから、スポーツクラブから「塾は敵だ」と見られることがありますが、子どもが減っていく中、敵対するのではなく「共に地域の子どもたちを育てていこう」という考え方であるべきです。りんご塾の教材は塾と他の習い事をつなぐハブにもなり得ると思います。
4つ目のりんごになりたい!りんご塾の名に込められた想いとは
りんご塾の名前の由来は田邉さんの「アダムとイブ、ニュートン、ジョブズに続く4つ目のりんごになりたい」との想いからとったとのこと。世の中が大きな変化に付きものの「りんご」。田邉代表は、りんご塾の名前が入った教材が全国の子どもたちの手にわたることを夢見ているそうです。それが実現したとき、日本の教育は大きく変わっていることでしょう。私たちも田邉代表の夢を、日本の教育を変えていくお手伝いをしていきたいと思っています。
1月26日(金)13:30〜15:00
算数専門塾「りんご塾」導入ご案内
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◦算数オリンピックでメダリスト続出!思考力を高める「りんご塾」の秘密とは?
◦貴塾の時間・場所を活用して小学校低学年からの集客・評判を高める「りんご塾」運営方法
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株式会社 城南進学研究社
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