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    めざせ、教え方日本一

開倫塾 主催 第17回 全国模擬授業大会
めざせ、教え方日本一

2024-07-01
来賓挨拶を述べる、(一社)みらい教育総研 代表理事 小川英範 氏

来賓挨拶を述べる、(一社)みらい教育総研
代表理事 小川英範 氏

「チョーク一本で教育改革を」。このスローガンのもと、5月26日(日)に「第17回全国模擬授業大会」が栃木県足利市で開催された。主催は開倫塾、会場は白鷗大学足利高等学校だ。
エントリーした先生は31名。審査員は学校長や塾の代表をはじめとする27名と学生ボランティア33名。高い志を胸に出場した先生たちが教育のプロである審査員や現役の学生たちを前に約15分の模擬授業で教師としての指導技術を競い合いあった。

全国の塾が心を一つにして日本の教育の向上に貢献

主催者挨拶を述べる、開倫塾塾長 林明夫 氏

主催者挨拶を述べる、開倫塾塾長 林明夫 氏

「全国の各塾、各校舎の授業をよくすることによって、どこまでも教育の質が高まる。そう確信してこの大会を提案させていただきました。全国から予選を勝ち抜いてきた先生方が今日ここにお集まりいただいています。本当に嬉しい限りです」
開倫塾の林明夫塾長が主催者を代表し、開会式でこのように挨拶。続いて一般社団法人 みらい教育総研代表理事の小川英範氏が次のように来賓挨拶を述べた。
「少子化によって塾業界は非常に厳しい状況になっています。こうした今、私たちが第一にすべきことは、塾を信頼して通ってくださる生徒さんやその保護者の方々をこれまで以上に大切にし、信頼に全力でお応えすることだと思います。この大会では子どもたちが勉強したくなる授業のあり方を競い合います。自塾だけが生き残ればよいというのではなく、塾のみなさんがそれぞれ協力しながら、授業をよりよいものにして、日本の教育に大きく貢献するための大会です。私は非常に意義のあるものだと感じています。今日の大会を全員で盛り上げていきましょう」
開会式終了後は、予選・部門別決勝へ。英語・数学(算数)・国語・理科・社会の部門ごとに教室に分かれて模擬授業が繰り広げられた。その授業も躍動感に満ち、子どもたちに向けた愛情が心に伝わってくる。こうした授業が審査員の厳しい目によって採点され、各部門の頂点を極めた本選決勝進出者が決められるのだ。

本選決勝進出者5名が熱意あふれる授業を展開

最優秀賞受賞者の片岡先生を囲む創学舎の先生たち

最優秀賞受賞者の片岡先生を囲む創学舎の先生たち

講堂のマルベリーホールに会場を移して、本選決勝進出者の発表と本選決勝へ。決勝進出者が大きなスクリーンに映し出されるたびに、会場が歓声と拍手に包まれる。そして本選決勝。進出者5名は部門別決勝以上に熱を入れて模擬授業を展開した。
理科部門は、野田塾・鈴木崇先生の「地震」(中1)。地震が発生するメカニズムやP波とS波の違いについてわかりやすく伝え、緊急地震速報の問題の解き方を解説した。
国語部門は、開倫塾・磯貝直希先生の「部首」(中1)。「被」や「複」などの衣偏や「神」や「社」などの示偏などの部首の成り立ちや見分け方について教えた。
算数部門は、野田塾・近藤慎之介先生の「約数の応用」(小5)。2024の約数の個数の求め方について、素数で割って分解することを強調し、約数の個数の計算方法を伝えた。
社会部門は、創学舎・片岡秀樹先生の「鎌倉仏教」(中1)。「お坊さんの法衣はなぜ黒が多いのか?」という質問を冒頭で投げかけ、鎌倉仏教の意義と、鎌倉仏教を開祖の名とともに覚える方法を伝え、最後に法衣の黒の疑問を解き明かした。
英語部門は、野田塾・高萩一平先生の「感嘆文」(中1)。冒頭で「私が足利で行きたかった場所は?」というクイズを出して楽しさを演出しながら、感嘆文の「What」と「How」の使い分けについて理解を促した。

本選決勝の様子。[左から] 野田塾の高萩一平先生(英語)/創学舎の片岡秀樹先生(社会)/野田塾の近藤慎之介先生(算数)/開倫塾の磯貝直希先生(国語)/野田塾の鈴木崇先生(理科)

本選決勝の様子。
[左から] 野田塾の高萩一平先生(英語)/創学舎の片岡秀樹先生(社会)/野田塾の近藤慎之介先生(算数)/開倫塾の磯貝直希先生(国語)/野田塾の鈴木崇先生(理科)

第17回 全国模擬授業大会(主催・開倫塾)

各賞受賞者(敬称略)

<個人賞>

【最優秀賞】
創学舎 片岡 秀樹(社会)

【優秀賞】
開倫塾  磯貝 直希(国語)
【各部門1位】
野田塾 高萩 一平(英語)
野田塾 近藤 慎之介(算数)
野田塾 鈴木 崇(理科)

【私の教わりたい先生 特別賞】
開倫塾 磯貝 直希 (国語)

【みらい教育総研特別賞】
創学舎 片岡 秀樹(社会)

<団体賞>

優 勝:野田塾(愛知県)
準優勝:創学舎(千葉県)
3位:開倫塾(栃木県)

生徒に夢を与えられる先生になってほしい

大会総評を述べる、 全日本私塾教育ネットワーク・私塾ネット理事長 田中宏道 氏

大会総評を述べる、
全日本私塾教育ネットワーク・私塾ネット理事長
田中宏道 氏

本選決勝の後、審査員たちが投票。その結果を待つ間に小川氏が特別講演「学習塾『衰退期』における4C分析~顧客目線からの授業改革」を行った。
そしていよいよ結果発表へ。会場が期待と緊張感に包まれる中で「私の教わりたい先生特別賞」、最優秀賞、団体賞の順に発表が行われた。「私の教わりたい先生特別賞」に輝いたのは、開倫塾の磯貝先生だ。この賞は学生ボランティア審査員の投票によって決まる賞である。

[上] 野田塾を代表して 団体優勝旗を受け取る高萩先生 [下] みらい教育総研特別賞の表彰状を  授与される片岡先生

[上] 野田塾を代表して
団体優勝旗を受け取る高萩先生
[下] みらい教育総研特別賞の表彰状を授与される片岡先生

続いて、最優秀賞の発表へ。その栄誉を手にしたのは、創学舎の片岡先生だ。片岡先生は昨年10月に開催された野田塾主催「全国模擬授業大会in名古屋―教育の力2023」の国語部門で優勝し、個人戦で準グランドチャンピオンを獲得している。さらに今回、片岡先生は「みらい教育総研特別賞」にも輝いた。
これは、長年にわたり全国模擬授業大会の審査員長を務めた小川氏が、本選決勝に進出した5名の中から1名を選んで授与する賞である。
そして、団体優勝は野田塾。2位は創学舎、3位は開倫塾となった。

団体優勝の喜びを分かち合う野田塾の先生たち

団体優勝の喜びを分かち合う野田塾の先生たち

表彰式のあと、審査員長を務めた全日本私塾教育ネットワーク・私塾ネット理事長の田中宏道氏(株式会社SONRISA LAPIS鎌ヶ谷代表)が、本選決勝進出者5名が使用したホワイトボードを活用し、ユーモアを交えて大会を総評。最優秀賞の片岡先生の授業に対しては「体から知識が自然に滲み出ている。落ち着いて聞いていられる」と評価し、最後に次のような願いを述べた。
「塾にできるのは、子どもたちに学ぶ喜び、知る喜びを伝え、最後までやり抜く力、自分をコントロールする力をつけて、どこに行っても目の前のことを頑張って、まわりから『素敵だな』と思われる人に育てることだと思います。そんな塾で教える先生にも生徒から『いい大人だな』と思われる人になってほしいと私は願っています。多くの生徒が『あの先生のような大人になって自分も子どもたちを育てたい』という夢を抱けるようになれば、もっと世の中は素晴らしいものになるはずです」

閉会の言葉を述べる、 全国模擬授業大会実行委員会 副委員長 戸叶勝彦 氏

閉会の言葉を述べる、
全国模擬授業大会実行委員会 副委員長
戸叶勝彦 氏

そして閉会の言葉を全国模擬授業大会実行委員会副委員長の戸叶勝彦氏(開倫塾)が述べ、「第17回全国模擬授業大会」は幕を閉じた。なお、次回の大会である「全国模擬授業大会in名古屋―教育の力2024」は野田塾の主催により、10月27日(日)に愛知県の名古屋中学・高等学校で開催される予定だ。


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