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いかにして生徒の“主体性” を伸ばすか?ウイングネットWeb指導学習会〜全国7都市にて開催〜

2018-07-02

大学入試改革、講師人材確保難等の塾運営を取り巻く環境下において、自立型学習に対しての関心が高まっている。“ 生徒の主体的な学習を促進させ、学力を向上させるためにすべきことは何か?” をテーマに「2018年度前期ウイングネットWeb 指導学習会」が、夏期講習の企画・集客時期を控えた5月14日(月)、東京・御茶ノ水にて開催された。授業、人、システムの視点から、アンケートや活用事例をもとに考える勉強会となった。その様子をレポートする。

〝主体性〟をキーワードに 3つのテーマについて考える

ビジネスサポート本部 本部長の田中聖 氏

ビジネスサポート本部 本部長の田中聖 氏

今年4月に行われたウイングネット主催(共催/塾と教育社)の2018年度前期フォーラム「次代の教育を考える〜子どもたちの未来設計図をともに創る〜」にて浮かび上がってきたキーワードが、〝主体性〟。今回はその〝主体性〟について具体的に3つのテーマを設定して考えていきたい、と司会者が述べ、「2018年度前期 ウイングネットWeb指導学習会」が開会した。

最初に登壇したビジネスサポート本部・本部長の田中聖氏は、同社の2つの最新トピックスについて紹介した。1つ目は、今夏スタートするAI機能を搭載した高校生向け学習システムについて。科目は数学と英語で、数学では生徒の理解度に応じて最適なカリキュラムをAIにより自動表示し、英語ではライティング・スピーキングの解答をAIにより自動添削するシステムとなっている。2つ目は、市進ホールディングスが㈱アイウイングトラベルを通じて新たに学習塾や受験生に向けた旅行事業を手がけるというニュース。勉強合宿等、塾外活動に取り組んでいる塾様が多い中、今後取り組みたい活動については多岐に渡るとのアンケート結果から、今後、そういった要望を実現するための取り組みをしていきたいと話した。まずは、遠隔地の大学を受験する生徒のための「受験生パック」など、具体的な提案を進めていく予定であると締めくくった。

システムを活用した 自立型学習の事例を紹介

挨拶に続き、1つ目のテーマ「自立型学習・運用事例のご紹介」として、ビジネスソリューションチームより自立学習支援ツール『ウイングネット・ジガク』(ウイングネット加盟校向け無料オプション)の実践的な活用事例を紹介した。
〝生徒自身に学習目標・受講計画を立てさせることが重要。生徒が立てた受講計画をウイングネット・ジガクに入力させ、それを指導者が確認し、生徒の学習目標に合っていないと判断した場合は、修正のアドバイスをする。さらに2週間に1回面談を行い、学習の状況をつぶさに共有し指導する〟という具体的な指導内容と、その結果として、〝環境さえ整えてやれば、生徒が主体的に自立学習できるようになり、自ら物事に取り組む力が身につく。それは社会に出てからも大いに役立つ〟と、その指導者の声を紹介した。

事例紹介を受け、改めて『ウイングネットジガク』の特徴を解説。生徒自ら予定入力ができる、k先生から生徒へのお知らせ機能で勉強の方向性についてアドバイスができる、先生は生徒の受講状況がチェックでき、定期テスト範囲の学習状況も見えるなど、より簡便な管理でよりきめ細やかな指導ができることを強調した。また、映像授業と学習の自己管理により、「(映像授業で)予習→学校の授業を聞く→(映像授業の)予定がわかる・組める→予習…」というサイクルが生まれるとし、「ウイングネットジガクは自立学習における量の確保と質の向上に有効である」と締めくくった。

生徒の学習意欲を高める 授業について考える

ビジネスソリューション事業 本部・本部長の中野憲二 氏

ビジネスソリューション事業 本部・本部長の中野憲二 氏

続いて、2つ目のテーマ「生徒のモチベーションについて考える」へ。ビジネスソリューション事業本部・本部長の中野憲二氏が登壇した。中野氏は、教育事業者や文部科学省の調査結果から、勉強に対してポジティブな感情を抱き意欲がある生徒ほど成績が良いことを紹介し、「生徒が勉強を好きになり、頑張ろうという気持ちになるには、どのような授業をすればいいか」について、話題を進めていった。途中、その場でQRコードを読み取って質問に答えるシーンもあり、参加者らも積極的に参加した。
中野氏は、当該調査において高校生が授業に求めるもの(複数回答)の上位が、「急がずに丁寧に教えてくれる」「授業と無関係の話をしてくれる」「ほめたり励ましたりしてくれる」であることに言及。映像授業を活用し、「急がずに丁寧に教えてくれる=映像授業の先生」、「ほめたり励ましたりしてくれる=教室の先生」とそれぞれの強みを活かすことで、こうした授業を実現できるとした。また、映像授業を活用した形態では、指導が教室の先生、つまりチューターの力量に左右されるとし、チューターの質の向上は今後の課題でもあると述べた。そして最後には、チューターについての意見や悩みなどをぜひ聞かせてほしいと、参加者に呼びかけた。

主体性を育むための 夏期講習受講戦略

東京・お茶ノ水で開催されたWeb 指導学習会

東京・お茶ノ水で開催されたWeb 指導学習会

休憩を挟み、3つ目のテーマ「主体性を育む夏期講習受講戦略」へ。お客様サポートチームの柴仁氏が登壇した。まずは、生徒・保護者が夏期講習に求めるもののトップが「総復習・苦手克服」であることを紹介し、このニーズに応えるための夏期講習受講戦略として、『ベーシックウイング』、『ベーシックEX』を活用した具体的なプランを提示した。
また、柴氏は「学習のPDCA」の重要性についても言及。主体性を育む夏期講習への動線として、学習状況の把握やカリキュラムの策定に『ウイングネットジガク』を活用してほしいと強調した。なかでも、定期テストの範囲を指定すると、その範囲の学習状況の一覧が表示される機能について、「1学期に習った全範囲を指定すれば、誰がどう進めてどこまで理解できているかが一目瞭然なので、生徒ごとの弱点もわかる。夏期講習の受講科目策定に、ぜひ役立ててほしい」と述べた。

そして最後に、「スケジュールや学習進捗の管理や理解度の確認はシステム、生徒とのコミュニケーションや生徒のモチベーションアップは人(先生)とうまく分業して、さらに自塾を盛り上げていただきたい」と締めくくった。
こうして、約2時間にわたる勉強会は終了。活用事例や受講プラン案など実践的な内容が中心で、参加した塾関係者らにとってはすぐに使えるアイデアやノウハウが満載の満足度の高い勉強会となった。


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