図解 眠れなくなるほど面白い統計学の話
小宮山博仁 著 日本文芸社 刊 918円(税込)
数学的思考が身につき日常生活にも役立つと評判の、数学のシリーズ第3弾が7月上旬に出ました。「眠れなくなるほど面白い統計学の話」です。
生活に密着した数学を実感できるのが、統計学です。生命保険の保険料、ビッグデータの活用、人工知能(AI)、全国学力・学習状況調査、年金生活での老後の問題、テレビの視聴率、選挙の出口調査、宝くじ…、書き出したら限りがありません。
日常生活に必要となる分析力と予測力が必要とされる時代になってきました。統計学のことをほんの少し知っているだけで、新しい視点から世の中のことが見えてきます。
私たちは毎日の生活の中で、知らないうちに多くの場面で、統計や確率のお世話になっています。ビッグデータやAIが注目されるICTの時代では、最も必要な知識とされるのが「統計学」といってもいいかもしれません。データを読み取る力を身につけると、「面白いほど」社会のしくみがわかってきます。
この本は統計学の「初めの一歩」という主旨で作られています。統計と確率の関係がわかるようにするために、テキストのような章がありますが、ほとんどは読み物風になっています。来年の中2の数学に新しく登場する「箱ひげ図」も入れました。難しそう、でも実際に図をつくると「面白い!」となる項目です。中学生や高校生に数学を教える時の「ネタ本」としても活用してみてください。
前回の『数学の定理』と『数と数式の話』と同様、最初の3 カ月はコンビニ中心の販売になります。今回は9月まで全国のセブンイレブン及びアマゾンで手に入ります(その後は一般の書店での販売)。
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