著者の山本チヨヱ氏は、若いお母さんたちの学びの助けとなるような『教育アドバイザー講座』を開講して早10年近くになる。
「受講生の全員が“自分の子育ての時期に学びたかった”と言われます。この輪が全国的に広まり、子育ての役に立ち、希望に満ちた明るい子どもたちが成長できるようになれば、少子化の憂いもなく国も栄えるようになることは間違いありません。楽しく明るい子育ての提案がなければ、少子化の歯止めは望めません。肩の力を抜いて楽しい子育てを出来るような提案をいたします。実践的な仕事を続けることによって、実践から多くを学び、基本を実践に生かすことが大切です。子どもたちの未来が輝かしい未来になるように、今真剣に考えていかなければ、待ったなしの施策をしていかなければ、子どもたちの未来も国の未来もないのです」と、本書のプロローグで述べる山本氏。
教育アドバイザー講座教本である本書は、「ガイダンス」「人間の本性行動」「脳の機能」「子どもの脳の発達段階」「右脳と左脳」「思考意欲・集中力・持続力」「記憶のメカニズム」「創造性と創造性教育」「S-O-R行動理論」「父性と母性」「年齢別しつけのポイント」「自尊心を尊重する育て方」「現代社会を取り巻くコミュニケーション」「人間の悩みとどう向き合うか？」──の14講で構成されている。
本書にもとづいた「家庭教育講演会」も近くオンラインで開催される予定。「親が変われば、子どもは変わる」をモットーに、幼児期の子育ての大切さ、脳のしくみと子どもの成長、人間の本性などを多くの方に学んで欲しいと山本氏は願っている。
「NPO全国家庭教育支援センター」の活動を理解してもらうために、その活動趣旨・思いを共有したいとのことだ。