持続可能な開発目標（SDGs）とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標（MDGs）の後継として、2015年９月の国連サミット193の国連加盟国により採択された「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」内にて示されている、2030年の達成を目指す国際目標だ。持続可能な世界を実現するための17 のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰１人として取り残さないことを誓っている。
日本国内ではSDGsの取り組みを加速させていくとしており、次の３つの施策を３本柱として据えている。
１. ビジネスとイノベーション～SDGs と連動する「Sosiety5.0」の推進～
２.SDGsを原動力とした地方再生、強靱かつ環境に優しい魅力的なまちづくり
３.SDGsの担い手としての次世代・女性のエンパワーメント
教育分野で特に関連があるのは、3つ目の「SDGsの担い手としての次世代・女性のエンパワーメント」で、教育においてもSDGsを取り入れていくことは必須といえる状況になってきている。
本書を発行しているSDGs認定機構は、一般社団法人全国専門能力検定協会に属する組織。本書により得られた知識や事例、ケーススタディを通して培った思考を用いて、検定試験を受検・合格することで、SDGsマイスター3級（SDGsファシリテーター）、SDGsマイスター2級（SDGsインストラクター）、SDGsマイスター1級（SDGs コンサルタント）を取得することができる。
学校教育や塾の教育現場でもSDGsに関連した教育の実施の重要性が高まっていくと予測され、実際に令和2年度に小学校学習指導要領、令和3年度には中学校指導要領に盛り込まれている。本書を読んで検定にチャレンジすることは、生徒のためばかりではなく、自身のためにも役立ちそうだ。

一般社団法人 全国専門能力検定協会 SDGs認定機構
URL：https://yumemiraisdgs.com/