いま知らないと後悔する
2024年の大学入試改革
石川一郎 著 青春出版社 刊 1,045円(税込)
著者の石川一郎氏は、暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭をとり、今は聖ドミニコ学園・知窓学舎のカリキュラムマネージャーを務めている。前かえつ有明中・高等学校校長。教師の研究組織「21 世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた。
2024年度の大学入試は、2022年から高校でスタートする新しい教育を3年間学んできた子どもたちが最初に受けることになるが、本書は、主にこれから新しい教育を受ける小学生・中学生のお子さんを持つ親御さんたちに向けて、これからの教育や大学入試について伝えるための参考書だ。
「子どもたちが生きていく社会は、これから大きく変化していくでしょう。働き方や人との関わり方も激変することは間違いありません。また、相次ぐ災害や環境問題など、まさに未知なる状況への対応が求められる世界を生き抜く必要があります。そんな状況に対応できる力を、ぜひとも身につけてもらいたいと切に願っています。そして、持続可能な素晴らしい未来を仲間たちとともに創っていってほしいのです。」と、本書の最後で述べる石川氏。
大学入試改革のみならず、これからの社会をどう生きるかのヒントがたくさん詰まった本書は、保護者のみならず教育関係者には特にお勧めだ。