
意味がわかるとおもしろい!
世界のスゴイ彫刻
佐藤晃子 著 Gakken 刊 2,750円(税込)
続々重版になっている『世界のスゴイ絵画』に続く、第2弾の大型美術本。
一般的に彫刻は絵画に比べると親しみづらいといわれているが、本来は祈りの対象や町のシンボルなどとして、私たちに身近な存在であり、その素材や制作方法は「石や木を彫り刻む」だけではなく「粘土で肉づけする」「金属を型に流し込む」「いろいろな素材を組み合わせる」などと多様でおもしろいのだということを伝えたく、本書は企画されたとのこと。
世界遺産や国宝とされている有名な作品から、あまり知られていない作品まで、約70点のスゴイ彫刻を大きなビジュアルで楽しく解説されている。作家・依頼者・モデルなどかかわった人たちの目線で推しているところが斬新だ。