首都圏版
保護者はどのように塾選びをしているのか。教室運営をする人にとっては当たり前の関心事であり、最大のテーマでもある。地域特性や塾の規模など、さまざまな背景があるかと思うが、集客という目線では、データという数字の根拠を知ることは重要な要素といえる。学習塾に我が子を通わせた経験がある首都圏の母親に対して、本誌オリジナルの意識調査を行った。春期講習をはじめ、新しい顧客獲得のためにぜひ、参考にしていただきたい。
- 地域
- 東京・神奈川・千葉・埼玉
- 対象者
- 小学4年生~中学1年生の子どもを学習塾に通わせている、もしくは通わせていた経験のある母親。
子どもの性別はほぼ5:5 - サンプル数
- 600(ウォール二クス調べ)
あなたのお子さんが進学する中学校の第一志望校はどこですか
- 家庭環境が大きな理由か
- 年代の若い保護者では、公立校に通わせる割合が高く、年代が高くなってくるにつれ、私立校受験への割合が多くなってきている。年代による教育への見識の違いや、経済的な理由などが関連していると推測できる。若い年代では塾に対して「補習」のニーズの方が高いとも言える。また、東京では公立中高一貫校への進学意識が高いのも特徴。教室近辺の保護者の年代を把握していれば、集客へのヒントに結びつくかもしれない。
あなたのお子さんが通っている(通っていた)学習塾を何で知りましたか
- "知るきっかけ"は口コミとチラシ
- チラシでの認知がいまだに根強いが、2位と3位は「口コミ」のため、トータルでは「口コミ」の方が認知力としては高い。
学習塾を決める際に、必要な情報を何を通じて検討しましたか
- "検討"時には様々な方法で情報収集
- 全体としては、やはりコミュニケーションの中(口コミ)から情報収集していることがわかる。30代は他の年代に比べて、インターネットを活用している傾向にある。
学習塾を決定する上で何を重要視しましたか
- 年代によって優先順位が異なる
- 30代は「月謝の金額」、40代は「自宅からの距離」、50代は「カリキュラム」が1位。地域別では埼玉で、「先生や塾長」のパーセンテージが高いのが特筆するべき点である。
お子さんを学習塾に通わせるにあたり、あなたのご家庭では
最終的に誰の意見を最も重視して判断・決定します(しました)か
- 圧倒的に母親の意見を重視
- 千葉では特に母親の影響が高いようだ。年代別では年代が高くなるにつれ、子ども本人の意見を尊重している傾向にある。
- データ集計
- ~根拠あるクリエイティブを~ 株式会社ウォール二クス http://www.walnix.co.jp