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熱い「志(こころざし)」をグローバルに広げよう 世界青少年「志」プレゼンテーション大会 東京開催に関する記者会見

2018-08-01
志教育プロジェクト 北見俊則 専務理事

志教育プロジェクト 北見俊則 専務理事

一般社団法人 志教育プロジェクトが2018年9月16日(日)・17日(祝)に「世界青少年『志』プレゼンテーション大会」を開催する。その記者会見が6月29日(金)、日本海外特派員協会(東京都千代田区)で行われた。
会見の場では、志教育の普及を目指して成基コミュニティグループなどが開発し
たマンガ教材によるアクティブ・ラーニング法も紹介。その効果について、教育再生実行会議の有識者委員も務める佐々木喜一氏が解説した。

自らの志を発見し、やる気と主体性をもって学習していくために

志教育プロジェクト 出口光 理事長

志教育プロジェクト 出口光 理事長

まず、志教育プロジェクト専務理事の北見俊則氏が「世界青少年『志』プレゼンテーション大会」の概要について発表した。
「私は去年の3月まで横浜市立の中学校の校長をしていました。全校生徒570名がいて、全員が志を立てるという活動をしてきたところ、自分が勉強する目的、自分が生きていくための目的がはっきりしてきたのです。人から与えられた学びから、自分の意志ある学びに変わっていきました。そして、志を発表することで、生徒たちがお互いを応援し合う関係にもなっていったのです。これは素晴らしいことだと実感しました。そこで、定年退職を機会にこの志共育を日本中さらには世界中に広げていきたいと思ったのです。そのために、まず、私たちはマンガ教材をつくることにしました」。

マンガ教材のタイトルは『夢を叶える方法』だ。この教材を活用したラーニングメソッドを開発したのは、佐々木喜一氏である。氏は成基コミュニティグループ代表兼CEOであり、志教育プロジェクトの副理事長も務めている。また、2013年1月から安倍晋三首相直属の教育再生実行会議の有識者委員15名の1人に選ばれ、安倍内閣が最重要課題とする教育改革に携わってきた。
こうした経験も糧にして、子どもたちが自らの志を発見し、やる気と主体性をもって学習していくためのメソッドを生み出したのである。
「このマンガ教材『夢を叶える方法』をさらに世界8カ国語に翻訳して電子出版し、世界中の子どもたちが志を立てるきっかけをつくろうとしています。その活動の一環として、『世界青少年『志』プレゼンテーション大会』を企画しました」(北見氏)。

この大会の応募資格は10歳から22歳までの青少年。国内外は問わない。自分が「志」を語る様子を動画に撮影して応募する。そして、審査員によってファイナリスト12名が選ばれ、大会当日にプレゼンテーションするのだ。

子どもたちの心の奥底には必ず志が眠っている

マンガ教材『夢を叶える方法』

マンガ教材『夢を叶える方法』

続いて、志教育プロジェクト理事長の出口光氏が「日本人にとっての『志』と世界」について講演した。出口氏は、慶應義塾大学文学部を卒業後、アメリカのカンザス大学大学院人間発達学部で応用行動分析を学んだ哲学博士。2014年6月に佐々木喜一氏とともに志教育プロジェクトを設立した。なお、マンガ教材『夢を叶える方法』の原作を担当したのは出口氏である。
「夢と志は違います。夢は自分のためであり、志はみんなのためのものです。例えば『いつかフェラーリに乗りたい』というのは夢ですが、『私の夢はフェラーリに乗って、スポーツカーライフの喜びと感動を世界中の人に伝えることです』といえば、これは志です。同じように『私の夢は医者になることです』は夢ですが『私の夢は医者になって病気で苦しむ人たちを救うことです』というなら志なのです。自分のためではなく、社会のために、みんなのために勉強しようとすると、やりがいも変わってきます。子どもたちの心の奥底には必ず志が眠っています。これをアクティブ・ラーニングで引き出していくことが志共育です」。

佐々木喜一 氏(教育再生実行会議有識者 委員、成基コミュニティグループ代表)

佐々木喜一 氏(教育再生実行会議有識者 委員、成基コミュニティグループ代表)

次に志教育をもとにしたアクティブ・ラーニング法についての発表に移った。解説は、この手法を開発した佐々木喜一氏である。
「私は毎年8月、勉強する気のない子どもたちを4日間預かって合宿するんです。小学6年生の男の子と女の子、合わせて25人でした。全員が自分はダメだと思い込んでいる子どもたちです。そんな子たちを預かって、メンタルトレーニングをしていくと、見違えるように意欲が生まれてピカピカになるんです。
この合宿で、マンガ教材『夢を叶える方法』のゲラがあったので、この子たちに読ませてみたんです。そうしたら全員が『面白かった』と言いました。みんな繰り返し読んでいて、最高8回読んだ子もいました。私はこの様子を見て『ひょっとしたら奇跡が起きるかもしれない』と思ったんです」。

『夢を叶える方法』を5回以上読んだ2人が洛星中学に合格

小山高生 氏(脚本家、作家)

小山高生 氏(脚本家、作家)

「奇跡は関西の1月の中学入試で起きました。合宿に参加した25人全員が中学を受験して計61校に合格したのです。そしてマンガ教材を5回以上読んだ子のほぼ全員が第一志望校に受かりました。京都の進学校である洛星に合格した子も2人いました。このメンタルトレーニングの合宿を25年間続けてきましたが、この参加者からこれまで1人も洛星には受かっていなかったのです。
マンガ教材『夢を叶える方法』は7月9日にアマゾンから発売されます。僕はこれを全国の塾や私立の学校、さらに本音をいえば、公教育で一番使ってほしいと思っています」(佐々木氏)。
マンガ教材『夢を叶える方法』の脚本を担当した脚本家で大阪芸術大学芸術学部教授の小山高生氏も登壇、志共育について語った。
小山氏は「タイムボカンシリーズ」「ドラゴンボール」「ドクタースランプあられちゃん」などの人気テレビアニメの脚本を手がけてきた。
「昔は文部省唱歌というものがありました。私は『ふるさと』という歌が好きで、その三番に『志を果たしていつの日にか帰らん』という歌詞がありました。今の教育界にも志が必要だと思います。このマンガを活用したアクティブ・ラーニングが今後どのように使われて、子どもたちを伸ばしてくのか楽しみです」。

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記者会見の最後はパネルディスカッション。テーマは「志の未来と世界の青少年教育」。ジャーナリストの三河主門氏がモデレータを務め、佐々木氏、出口氏、小山氏の3名が語り合った。この中で佐々木氏は次のように述べた。
「教育再生実行会議の第十次提言は子どもたちの自己肯定感をどう高めていくかでした。自己肯定感を得るには人から褒められることが必要です。しかし、この会議で私は『父親に一度も褒められたことがありません。それでもここまでやってきました』と言ったんです。すると安倍総理が『実は私も父親から褒められたことがないのです』とおっしゃったのです。
一国の総理になった方が、父親から褒められたことがないと語るのは勇気のいることです。安倍総理の謙虚さと志の高さを垣間見た気がしました」。

世界青少年「志」プレゼンテーション大会 開催概要
大会ウェブサイトhttp://youth2018.kokorozashi.me/
【日時】2018年9月16日(日)、17日(月・祝)
【場所】オープニング会場:サイボウズ株式会社 東京本社(東京都中央区日本橋2-7-1 日本橋タワー27階)メーン会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
【記念講演】下村博文 氏(元文部科学大臣)著書『志の力』など
【主催】一般社団法人 志教育プロジェクト 世界青少年「志」プレゼンテーション大会実行委員会
【共催】一般社団法人 メキキの会
【協賛】成基コミュニティーグループ/
   一般社団法人 教育再生実行連絡協議会/サイボウズ 株式会社
【後援】読売中高生新聞


ベネッセコーポレーション


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