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帰国子女を育成してきた教育現場から生まれた国内の小学生向け4技能育成プログラム 『Academia Jr.』

2019-11-01

英語専門スクール EFFECT INTERNATIONAL SCHOOL
ケンブリッジ英検事務局JPO40 今井 久美 代表取締役

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首都圏で20 年間にわたって数千名の帰国子女を育成してきた英語専門スクール「EFFECT INTERNATIONAL SCHOOL」。欧米の小中学校と同じ授業を行う塾であり、日本の有名私立小学校の生徒も多数在籍している。その教育現場から生まれたのが、小学校英語プログラムの「Academia Jr.」。Story Reading をベースに国内生に向けて開発された4技能育成プログラムだ。
週1回の受講により、小学校低学年で英検5~4級、高学年では英検3級~準2級レベルに到達するという。同スクールを運営する今井久美代表取締役に話を聞いた。

英語は小学生の低学年から始めるのが最も理想的

教材画面

教材画面

「小学校低学年で日本に帰ってきた帰国子女の英語力は、何もしなければ1年ほどで消えてしまいます。子どもは吸収が早いぶん、忘れるのも早いのです。では、海外で培った英語力を大学や大学院といった高等教育の場で使える高度な英語力に発展させていくにはどうすればよいか。その答えは、欧米のカリキュラムに基づき、欧米の教科書を使って、読んだり書いたりできるリテラシーを向上させることにあります。そこで、私たちはこの方法を帰国子女ではない国内の小学生に活用してみました。すると非常に有効で、特に読解力が飛躍的に伸びることがわかったのです。日本語に置き換えながら理解するのではなく、英語のままで読むことで、柔軟なリーディング力が身についてきます。また、リスニング力も伸びます。授業でネイティブの音声を常に聞かせていますので、高学年で英検2級レベルの英文も聞きとれる子たちも出てくるのです」

小学生はネイティブの講師とゲームなどを楽しみながら、英語に慣れ親しむことや、中学の文法の前倒し学習ぐらいしかできないのではないかと思い込んでいる人が多いが、実はまったく違う大きな可能性があると今井氏は言う。
「そこで、私たちはインプット能力の最大化にフォーカスし、国内の小学生を教えてきました。まず、アメリカの小学生が使う英語の教科書を読ませます。これを小1から始めると、高学年でアメリカの小3レベルの教科書が読めるようになります。英検準1級レベルです。分詞構文や仮定法などの日本の高校の範囲が入ってきますが、英語のままで読んで楽しめるようになるのです。また、小学生の段階はFluency Practiceを徹底できる好機だということもわかりました」
「Fluency」とは「流暢さ」。中学生になると恥ずかしがって音読をためらう傾向にあるが、特に低学年は恥じらいがなく、ネイティブの講師の流暢な英語の発音を喜んで真似するというのだ。今井氏はこうした理由から、低学年から英語を始めるのが最も理想的だと力説する。

低学年で大量にインプットし高学年でアウトプットする

学習画面

学習画面

「英語の4技能を身につけさせるには、英会話を習えばよいという発想を持つ人が多いようです。しかし、これから英語を学ぼうとするお子さんにとって英会話はあまり効果が期待できません。水が入っていないコップをいくら振っても水が出てこないのと同じです。事前に大量の洋書を読むなど十分なインプットがあって初めて英会話の効果が出るものです」
では、どうすればよいのだろうか。今井氏はコンテクスト(文脈)を重視したContent-based Training を学習の柱とすることが重要だと語る。
「これは文脈から内容を理解するトレーニングです。そのためには面白いstory(物語)を読むことが理想的です。子どもたちが意味を類推したり、イメージしたりしながら読むことができるからです。未知の単語が出てきても、前後から意味を判断しながら読みこなす力が自然についてきます」
類推力が育っていくと難しい英単語を文脈とイメージで捉えるようになり、大意把握ができるようになるという。
「さらに先ほど述べたFluency Practice を毎日、宿題として家で実践することも大切です。音読とリスニングのトレーニングを自宅で繰り返すのです。こうして経験値を積み上げていくと、スピーキング力やリスニング力も伸びていきます。
「4技能」というと最初から同時に4つを学ばなければならないと考えがちだ。しかし、小中高と発展段階に合わせたトレーニングをすることが重要なのだと今井氏は述べる。
「低学年では多くの本を読ませてしっかりとインプットし、高学年でスピーキングやライディングなどのアウトプットを付加していけばよいのです。
帰国子女は英文法を体系的に学んだことはなくても、英語力が身についています。例えば、小6で英検準1級に合格した帰国子女に聞いても三人称単数形の『s』がなぜついているのか答えられません。しかし文法を知らなくても経験や勘による暗黙知から、流れもよく分かりやすい英文を書いたり話したりできるのです。この例からも豊富なインプットで基礎を確立してから文法を理解したり、発信力を磨いたりすることが重要であることがおわかりいただけると思います」

集団授業と個別指導、どちらにも効果を発揮

今井氏がこれまで述べてきたノウハウを活かして開発されたのが、小学校英語プログラムの「Academia Jr.」だ。Story Reading をベースにした4技能育成プログラムである。Story(物語)の内容をバイリンガルの日本語講師が解説。ネイティブの講師の内容に合わせて音読やリスニングのトレーニングもできる。Story を楽しみながら4技能が自然と身につくのだ。
このプログラムは個別指導と集団指導のどちらにも効果を発揮する。集団授業の場合は、大型のモニターにネイティブの講師の映像を映し出すなどの活用が、個別授業ではタブレットやPCを使って、授業を受けたり、音読練習が可能。また、宿題も充実している。タブレットやスマホだけでなく、テキストやCDでも学べ、毎日、自宅でFluency Practice が徹底できるのだ。

2,500冊の洋書をオンライン図書で用意

「さらに『Academia Jr.』の大きな特色は、多読オンライン図書を用意していることです。洋書を読めば読むほど小学生のインプットの量は増えていきます。しかし、生徒さんの年齢に合わせて洋書を揃えるのは、保護者の方々にも塾の皆様にも負担が大きいと思います。
そこで『Academia Jr.』には、アメリカで最も普及しているオンライン図書を導入しました。レベルは日本でいう幼稚園の年長から小学校5、6年生までの洋書を揃えています。その数は2, 500冊です。子どもたちは受講して数カ月ほどで読めるようになります。しかも文字だけでなく、音声を同時にインプットできるのです。レベルの高い洋書をどんどん読み進んでいけるようになるので、お子さんも保護者の方々も成長を明確に実感できます。そして、その英語力はやがては将来の高等教育へとつながっていくのです」

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Academia Jr.の詳細はこちらから


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