2019年第4回 HSK中国留学・就職フェア
2019年第4回「HSK 中国留学・就職フェア」(HSK実行委員会、一般社団法人日本青少年育成協会、孔子学院総部漢考国際 主催)が、10月19日(土)東京・武蔵野大学有明キャンパスで、翌20日(日)大阪・関西外国語大学中宮キャンパスで開催された。
中国からの参加者は24大学と1語学学校53名、漢辨5名、漢考5名の総勢63名で、企業は22社だった。ブース訪問者のべ数は、東京が約3500名、関西が約2200名に上った。
開会式では、主催の日本青少年育成協会・増澤空会長が挨拶。
「私たち日本青少年育成協会は、約200の教育関係団体が集まった社団法人です。我々にとってHSKの仕事とは何なのでしょうか? 何をこれからやろうとしているのでしょうか? 一つは、受験生をたくさん増やすことです。もう一つは両国間の青少年の交流と相互理解を促進させ深めながら、人間と人間の絆を深めていくことです。その活動が逆に受験者数を増やしていくという好循環になっております。
日中両国の友好と平和、そして経済発展を前進させていきましょう。そして草の根の運動で両国の輪を広げていこうではありませんか」
続いて、在日本中国大使館教育処の胡志平公使参事官が挨拶。
「孔子学院総部漢考国際と日本青少年育成協会のご努力により、この留学・就職フェアの参加者は年々増えており、まことに感謝申し上げます。中国も日本も力を合わせて、日本語と中国語の両方ができる若者をどんどん育てていき、両国の友好と経済発展に力を尽くしましょう」
主催の孔子学院総部漢考国際・李佩澤代表は、「HSKは孔子学院にとってとても重要なものです。今回の留学・就職フェアで多くのチャンスを若い方々に提供したいと思います」と挨拶の言葉を述べた。
開会式の最後には、日本青少年育成協会から参加された大学に、輪島塗りの夫婦膳が記念品として贈呈された。
東京会場では4つのセミナーも行われ、熱心に講演を聴く姿も。「意外と知らない中国のリアル~言語・人・文化のあれこれ?」の講師を務めたのは、ユーチューバーとしても有名な李姉妹。そのほか「孔子学院奨学金セミナー」「人事のプロが語る、中国と日本の面接や試験の違い。本音トークや面接突破術」「中国人、日本でのキャリア」。
HSKとは、中国政府教育部国家漢弁が主催する中国語の資格試験で、世界で118カ国、875カ所以上で実施されていて、中国語能力を示す公的で世界的な資格。日本でも大手企業や大学などを中心に様々なかたちで活用され、今年の受験者は約3万7000人となっている。