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(株)クルイトが 「じゅくみ~る」のサービスを開始! WEBメディア発信で質の良い集客を実現する

2020-08-03
(株)クルイト・大濵裕貴 代表取締役CEO

(株)クルイト・大濵裕貴 代表取締役CEO

サービスを開始して1年半の塾・予備校の情報WEBメディア「じゅくみ~る」。各教室への丁寧なヒアリングに基づく充実したコンテンツが特徴で、塾・予備校を探す生徒や保護者には見えにくい教室の中の様子が見える、雰囲気が感じ取れるメディアとなっている。
「じゅくみ~る」を運営する(株)クルイトの代表取締役CEO・大濵裕貴氏と執行役員・清水勇希氏に、開発の背景やサービスの特長を伺った。

教育業界をアップデートし、維新を起こしたい

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学生時代に中国、カンボジアで起業した経験をもつ大濵氏。カンボジアではエステやクリニックを手掛け、ビジネスの傍ら井戸掘りや学校づくりのボランティアにも参加した。そこで目の当たりにしたのが、貧富の差、そして教育格差だった。
「それまでは漠然と、世の中を変えたい、社会を良くしたいと思っていたのですが、カンボジアでの経験から社会問題にフォーカスしたいと考えるようになりました。とはいえ、多様化・複雑化する社会問題に対して自分ができることは限られます。そこで、直接アプローチするのではなく、社会問題を解決できる人づくりの面で貢献できないかと考え、教育に携わることを決意しました」(大濵氏)
海外でビジネスをする以前に武田塾でインターンをしていた大濵氏は、同塾の経営陣ともつながりがあった。教育に挑戦したいと相談したところ、経営不振の教室があることを知り、それを買い取りFC運営することを申し出た。そこから学習塾事業を始動。武田塾にとっても初めてのFC教室となった。さらに、WEBサービスやアプリの開発・運営による教育支援事業を立ち上げ、2018年にはこれらの事業を統合して(株)クルイトを設立した。
社名「クルイト」は、吉田松陰の「諸君、狂いたまえ」という言葉に由来する。そこには「21世紀の松下村塾をつくりたい」「教育業界をアップデートし、維新を起こしたい」という大濵氏の思いが込められている。

教室中を見える化したメディアで集客の質を上げる

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コーチングと反転授業などのアクティブラーニングを主体とした「キミノスクール」の運営、「武田塾」のFC運営、妊娠・子育てに関する情報メディア「ままのて」の運営に続く4つ目の事業としてクルイトが開発・運営を手がけるのが、塾・予備校の情報メディア「じゅくみ~る」だ。開発のきっかけは、他業界を経験してきた大濵氏が感じた「教育業界の役に立ちたい」という強い思いだった。
「最近こそ動きが出てきましたが、教育業界ではインターネットを通じたマーケティングや集客ツールの導入があまり進んでいません。自分たちも塾を経営するなかで、質の高い集客をしたい、集客・営業のコストを減らして効率化し、生徒や保護者と向き合う時間を増やしたい…というニーズがあり、新たに事業として手がけることを決めました」(大濵氏)
塾経営者としてクライアント目線にあるメリットを活かしつつ、塾を探すユーザー目線に立ち、ユーザーが自分に合った塾・予備校を見つけるためにはどういうコンテンツが必要かを徹底的に掘り下げていった。そうして行き着いたのが、「教室の中が見たい・知りたい、教室長や講師、スタッフの顔や人となりを見たい・知りたい」というニーズだった。
「塾・予備校を探している生徒や保護者は、基本的な〝外身〟の情報だけでなく、実際にどうなのかという〝中身〟、ひとことで言うと〝どんな感じか〟を知りたいんです。
そこで、じゅくみ~るでは〝中の見える化〟をコンセプトとし、各塾のページは、教室長のメッセージや講師紹介を写真入りで掲載したり、合格実績と合わせて塾生の合格体験記を掲載したりと、人間味や実際の雰囲気を感じ取れるようなコンテンツを中心に構成しています」(清水氏)
また、専門家によるコメントも特徴だ。塾・予備校事情に詳しい人物による塾・予備校の評価を掲載。どういう特色があるか、どういう人に向いているかなどプロの目線でコメントしている。さらに、スタッフによるコラム記事も人気だ。タイアップ記事ではなく独自調査により作成しているため、ユーザーにとっては客観的な情報源となる。こうしたコンテンツは、今後さらに拡充していく予定だ。

クライアント、ユーザーとの三方良しを目指す

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気になる料金体系は、じゅくみ~るでは面談予約での成果報酬を中心に展開していくようだ。初期費用や維持費は不要で、「資料請求をしたら課金というメディアもあるが、実際には資料請求を面談につなげるのに労力がかかる。入塾単価としては従来メディアの3分の1程度に抑えられるのではないか」と清水氏。「うちは資料請求がゴールではなく、面談がゴール」と大濵氏も断言する。
「料金など他メディアと比較してお伝えすることもありますが、実際は他メディアに取って代わろうとは思っていません。集客で大事なのは、いろんなメディアに出すこと。じゅくみ~るは立ち上がったばかりで掲載教室はこれから増やしていく段階ですが、すでにユーザーは相当数獲得していますので、塾・予備校の皆さんにはぜひご利用いただきたいと思います」(大濵氏)
利用を申し込むと、塾のページ作成のためのヒアリングの場が設けられる。スタッフへのヒアリングや教室長へのインタビューに基づきじゅくみ~る側がページを作成するが、希望すれば塾側がコンテンツを作成することもでき、オウンドメディアのようにも活用できる。更新も自由にできるので、シーズンに合わせて内容を変更することも可能だ。
「一緒に作っていく、共に業界をアップデートしていく、というマインドで利用していただけると嬉しいです。クライアント、ユーザー、私たち…の三方良しを目指したい」と大濵氏は強調する。
さらに今後は、自塾の運営により得た知見やノウハウの共有、自社システムのサービス化なども進めていく予定だ。学習塾業界に誕生した新星、じゅくみ~る。検索サイトではなく情報を発信するメディアという新たな存在に注目が集まりそうだ。


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