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(株)ナチュラルスタイル “モノづくり”アプローチのプログラミング教室「タミヤロボットスクール」

2020-11-02

ホビー界のリーディングカンパニー・タミヤが手がける“モノづくり”アプローチのプログラミング教室
タミヤロボットスクールが2021年春季開講教室のFC募集をスタート

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プラモデルやミニ四駆といった商品でホビー市場における圧倒的なブランド力を持つ(株)タミヤと、子どもへのIT教育事業を手がける(株)ナチュラルスタイルがタッグを組み企画・運営しているタミヤロボットスクール。
この度、2021年春季開講教室のFC募集をスタートさせた。同スクールの開講時期は年2回(春秋)となるので来春開講に向けては本募集への参加が必要となる。2018年の始動と、プログラミング教室としては後発ながら、教室数は全国に97を数える。
コロナ禍においても加盟希望者や保護者からの問い合わせが相次いでいたという同スクールの魅力とは?
スクールの特長や開発秘話をタミヤロボットスクールの安中剛氏に伺った。

低いパソコン所持率を憂い、子どもでも買える2000円のコンピュータ

メカニックコース

メカニックコース

タミヤロボットスクールは、(株)タミヤと(株)ナチュラルスタイルの共同事業です。ナチュラルスタイルは福井県にあるシステム開発会社で、数年前から地域の子どもたちにプログラミングが体験できる環境を提供する活動を行っていました。世界の子どもたちに比べて、日本の子どもたちのパソコン所有率、またはパソコンが自由に使える環境が非常に低い、ということを憂い、始めた活動でした。当初は、会社のパソコンで教えていましたが、子どもたちが自宅で自由にパソコンを使えない状態ではせっかく覚えたこともすぐに忘れてしまいます。この状況を変えるためIchigoJamというシンプルなコンピュータを使って教えることにしました。(注/ナチュラルスタイルはIchigoJamの製造販売元)本体価格は2000円。家庭にあるテレビをディスプレイとして使い、キーボードをつなげばすぐに使えます。IchigoJamを使ったプログラミング指導を全国の仲間と共に非営利の活動で続けていく中でタミヤとの出会いがありました。
当時、タミヤは新しいロボットキットの開発をしており、その制御にIchigoJamやRaspberry Pi、Arduino(いずれもむき出しの基盤にCPUと最低限のものを搭載させた簡素なコンピュータ)を使おうという構想がありました。そこから「ロボットとパソコンを使ったカリキュラムを作ろう!」、「子どもたちに継続的な学びを提供しよう!」との想いが一致し「スクール展開」という形へと至りました。2018年4月から本格的に始動し教室数は一気に増えましたが、今年は既存教室のサポートやカリキュラムの点検に注力するためFC募集を停止していました。この度、その体制が整ったこともあり来春開講のFC募集を再開した次第です。

「ロボットプログラミングコース」と「メカニックコース」を設定

ロボットプログラミングコース教材 [左上] IchigoJam [左下] 生徒が持参する教材セット [右] カムロボ

ロボットプログラミングコース教材 [左上] IchigoJam [左下] 生徒が持参する教材セット [右] カムロボ

「本物のロボティクス学習をすべての子どもたちに」を運営ポリシーとし、教材となるロボットは1人1台。パーツをニッパーで切り自分で組み立てることから始めます。自分で作ることでロボットの構造や配線を知ることができるので壊れた時や動かない時にどこを触ればいいのかの目星もつけやすくなります。課題に気づき、その解決のための目星をつけることはプログラミングだけでなく、プログラミング教育が目指す「課題解決力の向上」にもつながります。
当スクールにはロボットプログラミングコースのほかにメカニックコースというモノづくりを主体にしたコースがあります。いずれも月2回、年24回×2年間のカリキュラム。必要な学習教材は価格を抑えたもので生徒個人の所有です。自由に持ち運べるようにすることで場所や時間を選ぶことなく効果的な学習が期待できます。
ロボットプログラミングコース(小学3年生以上推奨)ではキーボード入力によるBASIC言語を学びます。BASIC言語は、シンプルなため直感的で理解しやすいというのが特徴です。また、英語やキーボードの練習も兼ねることになり、キーボードを使えるようになって欲しいと望む保護者から好評を得ています。カリキュラムは、ナチュラルスタイルの現役プログラマー陣が体系化した8つの基礎概念をロボット製作やゲームを通じて学習していきます。
こちらのコースでは数人でチームを組み、課題曲に合わせて複数台のロボットを動かす「ロボットダンス大会」を開催しています。

ロボットプログラミングコース

ロボットプログラミングコース

全て同じ動きでも良し、左右対称でも良し、1台ずつ順番に動かすのも良し。子どもたちの創意工夫が詰まった競技会やダンス大会の様子は公式ホームページに動画がありますのでぜひともご覧ください。
メカニックコース( 小学2年生以上推奨)ではタミヤの工作キットを活用し機械の仕組みや構造を学びます。競技要素を取り入れることでより優れた物を目指す探究心やコミュニケーション能力を育みます。1年目の終盤にはボトルキャップを相手陣地に入れるロボット競技会を行います。使用するロボットは縦・横ともに30センチ以内。高さや形は問わず、競技開始後に変形するのも良しとしています。キャップを掴むのか、掬うのか、挟むのか、どうすれば速く多く得点できるか、子どもたちの創造力と学びの成果が試されます。2年目の応用クラスでは大阪大学工学部の大須賀公一教授監修によるテキストで、これまでの学びが機械工学に基づく物だと理解し、身近なものの仕組みへと結び付けるカリキュラムです。
いずれのコースも1年目は基礎知識や技能をしっかり学び、2年目は自分の思ったことを形にするということが当スクールのゴールです。想像力と創造力。壁にもぶち当たりますが、試行錯誤し、とことん取り組みます。まずはやってみる。できなかったら違うやり方をしてみる。それでもできなければ先生に聞いてみる。積極的でへこたれない、そういう生徒が育っています。

パソコンやタブレット購入など教室側での大きな初期投資は不要

授業の1シーン

授業の1シーン

FC募集を休止していたこの1年、より一層のブラッシュアップに注力してまいりました。教室間での情報交換や成功事例の共有、カリキュラムの点検など、運営ノウハウに反映し皆様をお迎えする万全の体制が整いました。講師ガイドや教室運営、生徒募集マニュアル、事前研修や開講後の定期的な研修も完備されており、プログラミング講師のご経験がなくても開講が可能です。生徒登録や管理は当スクール用に開発された専用のシステム上で行い、その情報に基づき教材が自動発送されるなど、加盟者の方は、教室運営に集中していただける工夫もしています。
また、タミヤの模型やミニ四駆で育った保護者も多く、「タミヤブランド」の効果は絶大です。使用に関するルールを守っていただければスクールの看板やチラシだけでなく、その他の販促物にもロゴをお使いいただけるよう準備しています。また、ロボットプログラミングコースに必要なパソコン(IchigoJam)は生徒自身が自分の教材として持参するので、生徒に貸し出すためのパソコンやタブレット等を購入する必要がないため初期投資はかなり抑えられます。机とコンセント、生徒を受け入れられる教室があればOKです。子どもの知的好奇心を一緒に育てていきたい方、子どもと一緒になって楽しめる方、ぜひともお待ちしております。

タミヤロボットスクール本部
(運営:株式会社 ナチュラルスタイル)
https://tamiya-robotschool.com/fc/
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-3-3 Clip1F
Tel:03-6260-8712
※開講時期は4月と10月の年2回。
来年4月開講の場合、11月中→希望者と打ち合わせ、
12月中→契約、12~1月にかけて研修の流れ


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