名学館グループ 創立三十二周年記念二〇二〇全国大会
11月8日(日)、愛知・ストリングホテル八事において、名学館グループ 創立三十二周年記念二〇二〇全国大会が盛大に開催された。
第一部は、2019年度 冬期講習・下半期・年間 優秀校舎、2020年度 春期講習・夏期講習・上半期 優秀校舎の表彰式が行われた。第二部は祝賀パーティー。来賓の方々が祝辞の言葉を述べ、(株)名学館ホールディングス・佐藤剛司 代表取締役社長の講話、名物の「成功の神様」降臨で幕を閉じた。
祝賀パーティーでは、佐藤剛司社長の挨拶のあと、(株)名学館ディスカバリー・小口政嘉 社長が特別研修を行った。(株)名学館ディスカバリーは(株)名学館ホールディングスの完全子会社で、名学館の直営校の経営、運営を行っている。
「幼児から小学生を対象とした名学館Kidsでは、そろばん教室、習字の筆っこ、Leptonこども英語教室、プログラミング教室を運営し、キッズイベントも開催しています。今年3月4日(水)学校が一斉休校になりましたが、それでも名学館は開校することにしました(※コロナ感染状況に応じ、一部校舎によって異なる)。小学校低学年のうちからそろばんや習字を我が子に習わせようとするご家庭は教育に対する意識が高いものですから、教室やZoomのオンライン自習室に来ていただき、補習的な自習対応をいたしました。おかげさまで今年の夏期講習の売上は昨年対比162%で、名学館Kidsに限ると昨年対比181%にも上ります」と、小口社長は述べる。
具体的に何をすればいいかと言うと、特別なことは何もしていないと語る小口社長。しかし要約すると、(1)生徒と保護者への誠心誠意の対応(2)定期テスト対策など、最低限できることは早めに手を打っておく(3)イベントの開催──の3つ。たしかに特別なことではないが、非常事態宣言下でも子どもたちの学びを止めないことが功を奏するとのことだ。 来賓の挨拶では、夢見る株式会社・重見彰則社長、株式会社名大SKY・酒井秀樹社長、株式会社FREEMIND EVAN事業部・武井理訓取締役、株式会社シルヴァンブリーズ・高木悦夫社長が祝辞を述べ、高木社長は特別講演を行った。
事業部紹介では、全国FC展開の個別指導塾「名学館」のほか、医系専門予備校「メディカルラボ」、訪問看護リバビリステーション「ヒューマン・ケア」、障がいをお持ちの方が安心して過ごせるグループホーム「ふくろうテラス」等が紹介された。
佐藤剛司社長の講話では、2018年8月に会社存続の最大の危機を迎え、ただただ途方にくれたが、ある奇跡が起こって続けていくことができていると述べ、こう力強く語った。
「私には〝人〟という財産があります。そして私はかつてないほど仕事へのモチベーションが高くなっています。まだまだ頑張りますので、どうぞ末永くよろしくお願い申し上げます。これからの私たちは、病気を患う人々や高齢の方の心も手厚くケアする存在でありたいと考えます。学習塾チェーンである現在から、もっと広く社会へ貢献できる企業になっていく所存です」