NEA代表理事メッセージ 急速に変わる社会 会員の「共創」で、力を結集して立ち向かう
2021年6月8日( 火) 一般社団法人教育アライアンスネットワーク(下屋俊裕代表理事)は、第3回定時社員総会を開催した。長引くコロナ禍の影響を踏まえてオンラインにて開催。一堂に会する機会をつくれないため、総会に先だち会員に向けて下屋代表理事よりメッセージが送られた。
社会や世界が大きく変容私たちも変容を
冒頭、「挨拶というと必ずコロナのことを話すのが普通になってしまい、世界が変容していることを痛感している」と話し始めた。その影響は各所で起こり、社会の変容に合わせて学習塾も変わっていく必要を検討していきたいとした。
様々な変化・変容のなかでも下屋氏がより注視すべきだと挙げたのが以下の3点である。
「少子化の影響による売上減対応」
「少子化・働き方改革による講師確保とサービス提供方法の変更」
「デジタル社会、GIGA-School 構想による顧客・学びの変化」
そして、下屋氏は、6月4日に発表された最新の厚生労働省の人口動態統計を紹介。
2020年の出生数は、政府の推計よりも3年早く84 万人台に入り、少子化がさらに加速したことで、学習塾側の動きも注意が必要だとした。
この状況にGIGA-School構想や男性の育児休業の法制化などの働き方改革、デジタル社会など、学習塾を取り巻く環境要因を具体的に挙げていった。
業界の危機、「ゆるやかな連携」「共創」で生き残り
「コロナ禍による加速までは予測できなかったが、少子化と全国の高校受験の競争率の低下による通塾控えなどの外的要因はすでに予測できることでした」として、NEAを2018 年9月に組織したという。
NEA設立の経緯・目的について、次のように話した。「全国の子どもや保護者にとって大切なのは、その地域のことをよく知っている、その地域に根ざした学習塾であります。そういった塾に、必要なものを活用してもらう、また、必要なものを共創していく。そういった組織ならば規模に関係なく、全国の評判の良い学習塾が継続して、その地域で指導をしていけるようサポートさせていただきたい、と考えています。NEAの理念は、大きく2つ。『子どもたちの未来を輝かせる指導方策の拡充』と『民間教育機関の持続的発展』です。
学習塾の本分は、生徒の学力を伸ばすこと、そして、志望の学校に入学してもらい、やりたいことを実現できるようになってもらうこと。
そのためには必要なのは、社会や教育制度の変容に合わせて指導方策を拡充していくこと。そして、真摯に生徒に向き合い続ける。そういった民間教育機関を持続的に発展させていくことが、その地域、そして全国の生徒のためにつながると思っています。
時代・社会の変容が加速しています。学習塾が対応しないといけないことが膨大なものとなっています。NEA の第4期は、コロナ禍という問題もありますので、会員みなさまと情報共有だけでなく、意見交換などを積極的に行い、時代変化の加速に負けないよう積極的に考えて、『映像・デジタルについて考える1年としたい』と思います」
下屋氏は最後に、「NEAは会員塾様の会費をベースにして、情報やセミナーなどを提供しています。今後はさらにコロナ禍の社会変化や教育改革などの時代変化に対して、個社ではなく力を結集して、困難に立ち向かってまいりたいと思います」と会員のみなさまにメッセージを送って締めくくった。
第4期役員紹介
代表理事 株式会社市進ホールディングス代表取締役 下屋 俊裕
理事 株式会社進学会ホールディングス代表取締役 平井 睦雄
理事 株式会社SRJ 代表取締役 堀川 直人
理事 株式会社城南進学研究社取締役専務執行役員COO 千島 克哉
理事 株式会社学研メソッド代表取締役 山下 徹二
監事 ケー、イー、シー株式会社代表取締役 木村 剛
NEA 会員募集中
教育アライアンスネットワーク、NEAは、「これまでにないことが起きる」時代だからこそ、私教育が子どもの未来を支える必要があると考えています。そして、この激動の時代に艱難辛苦を乗り越えるためには、個社ではなく「ゆるやかな連携」による「共創」していくことが必要だと考えています。
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[NEA 事務局]
Mail:info@n-ea.jp Tel:03-6431-1311