(株)リクルートの「スタディサプリ」 学習塾向けサービス提供本格始動!
生徒一人ひとりの成績を可視化、個別最適化学習により成績向上を徹底サポート
株式会社リクルート(北村吉弘代表取締役社長、東京都千代田区、以下リクルート)が提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」は、年間194 万人(2020 年度)が有料会員として利用。全国の学校約2,000校以上(2021年度4月時点)に導入されていることで知られる。2021年度からは、全国の学習塾に向け「スタディサプリ」のサービス提供も開始。
充実した機能や多彩な活用方法について、プロダクト統括本部部長 棚橋広明氏とDivision統括本部 辰本明日加氏に話を伺った。
生徒一人ひとりの学習状況や弱点を瞬時に把握充実した個別フォローが実現
─コロナ禍における「学びを止めない」取り組みとして、オンライン学習やWEB授業への期待が高まる中、「スタディサプリfor TEACHERS」などの学校向けサービスが好調です。全国の学習塾向けにも「スタディサプリ」のサービス提供が始まりました。
棚橋広明氏(以下棚橋氏) 「スタディサプリ」は、経済的、地理的な理由から発生する教育環境格差を解消し、すべての人たちに学ぶ機会と楽しさを提供することを目指しています。2012年のサービス開始から、インターネットを通じ学習コンテンツを圧倒的低価格で提供してまいりました。小学校高学年から大学受験生まで4万本以上の講義動画を利用することができ、個人の利用者を始め、高校を中心に自治体や学校単位で活用していただいています。
2016年からは、全国の自治体や支援団体と協働しながらオンライン学習サービス「スタディサプリ」を活用した、困窮世帯学習支援や不登校学習支援、放課後教室の支援などにも取り組んでいます。
学習塾の現場からは、人員不足や授業以外の業務に時間をとられ、生徒一人ひとりに合わせたきめ細やかな指導ができず、成績を思うように伸ばせないという悩みをお聞きすることが多かったです。こうした学習塾の抱える課題を解決するべく、2021年6月から全国約240教室の塾で「スタディサプリ」を先行導入していただいています。導入されているのは個人塾が多いですが、形態は集団指導、自立支援、個別指導など様々です。新年度とともに、多くの塾で活用していただきたいと思います。
─学習塾の現場では、どのような課題を解決しなければなりませんか?
棚橋 氏 生徒の学力が多様化し、生徒一人ひとりのつまずく箇所や弱点を細かく把握することが難しくなっています。個別指導で一人ひとりに合ったカリキュラムを作りたくても、先生方に時間的余裕がないのに加え、宿題の進捗状況や塾以外にどれくらい勉強しているかを把握する手段もない。基礎から応用、発展まで、理解度や学習状況に応じて、一人ひとりに合わせた指導を求める声が保護者や生徒から高まっています。弱点克服については、講師個人の経験や感覚に頼らざるを得ない一方で、データ活用や情報共有も進んでいないため、対策に偏りが出てしまうという相談も多かったです。こうした課題に対して「スタディサプリ」を活用いただくことで、生徒一人ひとりの弱点把握と個別最適化された学習内容により、生徒の成績を確実に上げるサポート体制が整います。
─塾向けの「スタディサプリ」の機能や特徴を教えてください。
辰本明日加 氏 「スタディサプリ」は、タブレット端末、スマートフォン、 PCから受講が可能です。動画コンテンツは5~10分です。大きな特徴としては、「理解度をはかる」「つまずきがわかる」「指導に生かす」の3Stepで、弱点把握から弱点克服の指導までをお手伝いできることが挙げられます。
理解度をはかるのは、WEB上で配信・回答ができる様々な粒度の理解度確認テスト教材です。学習管理システム上で配信し、結果は自動採点ですから、個別指導の事前の宿題や、授業後の理解度の確認などにご活用いただけます。また、先生が選んだ講義動画や確認テストを生徒に配信できる「スタディサプリ for TEACHERS」上にある宿題配信機能では、生徒の取り組み結果が自動で連携されるため、宿題の管理も手軽に行うことができます。
つまずきがわかる機能としては、理解度一覧/理解度詳細画面により、幅広い学習項目・複数の生徒の理解度をわかりやすく可視化。フォローすべき部分をすばやく特定し、つまずき克服課題の配信につなげることができます。さらに、指導に生かすための5教科18科目、1万5000本以上の動画をご用意。著名な講師陣による洗練された講義動画により、これまで指導できなかった教科や大学受験の志望校別の対策講座の実施が皆様の塾で可能になります。動画は、生徒の閲覧状況のデータをもとに常にブラッシュアップし、生徒が継続できるための工夫を動画内にも凝らしています。
スタディサプリを軸に、ICTを駆使した塾運営の可能性が広がる
─学習塾には「スタディサプリ」をどのように活用していただきたいですか?
棚橋 氏 塾の現在の運営方法や現行のカリキュラムに「スタディサプリ」を組み込むのをはじめ、「スタディサプリ」だけのコースを作ることも可能です。「スタディサプリ」を使うメインコースを検討している塾もありますし、個別指導をやりながら『スタディサプリ』を使って宿題や家庭学習を充実させる塾など、それぞれの塾が抱える課題によって使い方・使いやすさは自在です。料金体系は、導入費用や月管理費も一切不要。必要なのは、生徒のアカウント費用のみ。現在1アカウント2178円(税込)です。システム利用料、先生のアカウント料はかかりません。塾の場の提供、教材費として徴収している塾もあれば、「スタディサプリ」で学習する日を1コマ、2コマ、3コマ設け、月謝としてインクルードしている塾もあります。塾の方針に合わせて使っていただければと思います。
─今後、増やしたいコンテンツなど長期的に考えていらっしゃることはございますか?
棚橋 氏 成績を上げたいというニーズに応え、期待通りの学習成果が出るコンテンツを作り続けるのは大前提で、本年度は高校の学習指導要領改訂がありますから、まずはその改訂に合わせたコンテンツを作りたいです。未来の教育講座、試験対策講座、選抜講座、プログラミング講座など、5教科以外の部分や認知・非認知の学びの本質的なものにも取り組んでいけたらと思います。
「スタディサプリ」は簡単でシンプル。〝ICTはちょっと難しい〟という方や、〝ICTを活用しなければいけないことはわかっているけど踏み出せない〟という方に、ぜひ使っていただきたいです。コストを抑えながら、教科を増やしたり自習ツールを充実させるなど塾の方針に合った活用のお手伝いをしていきたいと思います。その結果、塾運営の効率化につながり、講師の皆さまが生徒と向き合う時間が増える、そして何よりも生徒が学習を好きになるきっかけづくりになれば嬉しい限りです。
「スタディサプリ 学習塾向けサービス」オンライン説明会
学習塾様向けに2022年3月から提供開始するスタディサプリのサービスについてご紹介する無料のオンライン説明会開催中です。参加者特典として、無料でご利用いただけるテストアカウントも発行させていただきます。
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