電話の用件をチャットでお知らせ
(株)コグラフの“ 自動応答サービス”「マヤイ」
ソフトウエア開発とデータの分析力を活かしたソリューション・ブロバイダーで知られるコグラフ株式会社(森善隆 代表取締役社長、東京都品川区)は、2020年にAI電話番『マヤイ(Mayai)』をリリース。
今まで当たり前のように利用してきた電話を使ったコミュニケーションサービスは、時代の変化とともに様々な課題にも直面している。コグラフでは、そうした課題解決のために、「電話コミュニケーションの再発明」をミッションに掲げ、マヤイを展開中だ。マヤイのサービス内容、特長についてPRリーダー 古郡優氏、プロダクトマーケター サンドラ アガシー サティアヴィラワン氏に話を伺った。
「AI×会話」での自社サービス・開発実績を誇るコグラフ
創業は2010年。コグラフ株式会社の事業コンセプトは「ソフトウェア開発力とデータ分析力を活かしたトータルなソリューションを提供」。世界で活躍するプロフェッショナルなメンバーが集まり、お客様の課題解決に向けて、ソフトウェア開発とデータ分析等のご提案から開発、運営まで、ワンストップのサービス展開で定評がある。また、大手企業を含む実証実験や研究開発のサポートなども行っている。
「社員と家族、すべての人々を幸せにすること」という経営理念の実現のために、心身を充実させるための快適な就業環境の構築や健康促進に向け、ワークライフバランスを重視した企業体質でも知られる企業だ。
AIを活用した電話の自動応答サービス「マヤイ」
マヤイのサービス提供開始は2020年4月。「ちょうど新型コロナウィルスが流行し始めた頃です。リモートワークを検討・実施する企業様が多い中、あるスタートアップ企業の社長様が「電話番のために会社に来ています」といった内容をSNSに投稿されているのを読み〝私たちが持つITの技術で、電話を使ったコミュニケーションの新しい可能性を見出せないだろうか〟と考えたのがきっかけでした」と古郡氏は話す。「お客様のお悩みは、『電話のたびに手を止めなければいけない』『休日や夜間の電話も対応したい』『営業電話の対応がストレスになる』『予約・注文の電話の取りこぼしを防ぎたい』などが挙げられます。
電話代行はオペレーターが対応するサービスやAIが対応するサービスなど様々ありますが、電話代行によって業務効率を図り、その時間を有効に使うどころか、反対に機能が充実するあまり、設定作業に時間がとられてしまうのは本末転倒。マヤイは『用件を受け』て『電話内容をお知らせする』というところに特化したサービス。『こういう機能を付けてほしい』というご要望をいただくことも多いのですが、機能を実装するかどうかは慎重に判断しています。なによりも、シンプルなAI電話番を常に意識しているからです。サービス開始当初は、オフィスや飲食関連の店舗や企業様でのご利用が多いだろうと思っていましたが、予想以上に学習塾、クリニック、美容サロン、個人事業主様など多種多様な業種でご利用いただいています」
[マヤイの特徴]
■24時間365日いつでも電話対応を代行
マヤイはAIが電話を自動応答するため、時間を問わず対応可能。営業時間はもちろん、時間外や休日の問い合わせも取りこぼしすることがない。リモートワークでオフィスに出社していなくても、代表電話の対応や用件の確認ができる。
■どんな人でも使える設計・わかりやすいサポート
最低限の機能によりITサービスに詳しくない方でもサポートなしで使いこなせるシンプルな設計。サクッと始められる手軽さ、メールなどでのサポートもある。
■通知はテキスト+音声データ
マヤイからの通知内容には、AIが書き起こしたテキストと実際の会話データも含まれている。マヤイは用件を書き起こしてチャットやメールで知らせる。着信日時や電話番号、架電者からの情報、録音データも届く。利用者は、マヤイからの通知内容を確認して必要な用件のみに対応することができる。
■システム導入の必要なし。すぐに利用可能
マヤイのご利用にあたって、新たにシステムを導入する必要はない。初期費用0円で当日から利用開始が可能。
■営業電話などの対応の手間や工数を削減できる
マヤイの【ビジネスプラン】では、応答内容のカスタマイズが可能。架電者がプッシュした番号によって分岐させアナウンスを流したり、架電者への質問項目をオリジナルで設定することで確認の手間を減らし、問い合わせに迅速に対応することができる。
■申し込みの圧倒的簡単さ
利用したい場合は、2週間の無料トライアル後、解約しなければ本契約。企業情報は必須にしていない。
[今後の展望]
「今後も、シンプルなサービス設計は変えずに、ご利用いただく様々なシーンや用途をきちんと分析しながら、サービス全体の精度向上に努めてまいります。マイページの充実やオプション追加など、ユーザーの皆様が電話対応を快適に行うための機能も拡充させる予定です。英語対応にもご要望がありますし、NPO法人様からは『バリアフリー対応にしてほしい』などのお声もいただいております。また、地域版として、ご当地ならではの特長や方言を入れるなど( 笑) 遊び心を大切にし、女の子の声や男性の声を選べるなど、楽しいカスタマイズもいいかもしれません」
「学習塾様ですと、講義後に事務作業に集中し、そのあとに電話対応をされるケースが多いと思いますが、マヤイでは電話内容を一目で確認できるため、優先順位の高い用件から対応することにより、業務改善や効率化も図れます」
「介護、学童、幼児教室など幅広い業務展開をされている学習塾様ですと、マヤイの電話番号を複数契約し業務別に窓口を分けたり、【ビジネスプラン】により問い合わせの目的を予め確認できる項目を用意しておく。用件がすぐにわかるため、折り返す前に『これは新規のお客様だね』と対応が明確になります。小・中・高のコースがある学習塾様の場合は、問い合わせ内容がすべて異なりますので、質問項目をカスタマイズすれば、取次や確認の手間を省くことができ、担当の先生が見てすぐに対応ができる体制を作れるかと思います」
「企業様や個人事業主様におかれましても、〝代表電話は固定電話〟〝電話は人が出て対応するもの〟という認識があると思います。けれども、電話対応にも様々な選択肢が増えてきている昨今、代表電話の新しいソリューションとしてマヤイを選んでいただけるよう、誰にでも使いやすく便利なサービスを提供していきたいと思います。どなたでも簡単に使えるシンプルなサービスだからこそ、業種を問わず多くの利用者様に使っていただけます。今後は、電話を今よりもっと楽しく便利なコミュニケーションツールにできるよう、マヤイを育ててまいります」