DocMail（SMS一括送信サービス）＋マイペイメント®

株式会社クローバー・ネットワーク・コム（吉田正敏 代表取締役、東京都港区）は、インターネットを利用した各種情報提供サービス、各種データベースの構築・販売及び保守、各種ソフトウェア開発・販売及び保守などを行う会社だが、創業以来ビジネスリスクの回避を行ってきた。
従来から提供していたDocMail（SMS一括送信サービス）に紙の請求書（払込票）がいらないスマホのコンビニ収納サービス「マイペイメント®」を加えて昨年夏から提供している。同社の概要とDocMail（SMS一括送信サービス）＋マイペイメント®について話を伺った。

創業以来、ビジネスリスクを回避し続ける

株式会社クローバー・ネットワーク・コムは1990年の創業で、今年で32 年目になる。この30 年ほどの間にインターネットは爆発的に普及し、いまやスマホで何でもできるような世の中になって利便性は非常に高まった。しかしその反面、非対面取引の法人や個人が本当に信用できる相手かどうかを見極めるのは非常に難しい。同社は、①リスクを見抜き、②ロスを回避し、チャンスを掴むソリューションを創業以来ずっと追求し続けてきて今日に至る。

なりすましや詐欺をはじめ、リストの不備、DM・書類等の未着、風評被害、レスポンスの低下、転居先不明など、ビジネスを取り巻く様々なリスクマネジメント対策から内部統制システムまで、同社独自のノウハウと特許技術によって総合的にコンサルティングしているという。
主要取引先は、銀行、クレジットカード会社・保証・その他金融、消費者金融会社、生命保険・損害保険会社、不動産・賃貸保証会社、公共・学校など。顧客である金融機関などから様々な要望を受けて、それらに合わせてセキュリティを担保しながら様々なサービスを提供している。

スマホ画面（バーコード）を表示するだけでコンビニ支払いが可能

同社が今回学習塾などに提案するのは、DocMail（SMS一括送信サービス）＋マイペイメント®だ。SMSというのは、ショートメッセージサービス（Short Message Service）の略で、電話番号を宛先にしてメッセージをやりとりできるサービスだ。ブラウザ完結なので専用アプリをダウンロードする必要はない。もちろん、他人への誤送信防止機能、本人確認機能も付いている。
講習会・懇談会などの案内・参加申し込みや顧客満足度調査、講師スタッフのシフト管理、友達紹介キャンペーンのデジタルギフトの送付、テスト結果・成績等の連絡など、様々なシーンで利用することができる。しかもペーパーレスなので、印紙代や郵送コストが削減できる。
一方マイペイメント®は、NTTインターネット株式会社が提供するサービスで、紙の請求書の送付がいらず、SMSの送信だけでコンビニ払いが実現するというものだ。
例えば授業料を請求する際、①請求対象者を登録しておいて、②SMSにて請求を行う。③本人認証キーにて本人であることを確認し、④スマホ画面のバーコードをスキャンする⑤電子領収書が提示される。顧客の画面イメージでは、SMS受信画面のURLをタップすると、本人認証画面になり、必要事項を入力すると請求内容が表示される。次に進むと支払い画面になり、バーコードが表示されるので、それをコンビニのスタッフがスキャンし、料金を支払うと、スマホ画面で支払い日時等が確認でき、後日電子領収書が提示される、というわけだ。
すでにコンビニ払いを行っている塾も多いと思われるが、「未入金のお客様にすぐに支払ってほしい」「入金をすぐに知りたい」「紙の請求書をなくしたい」「効率的に業務を進めたい」などの要望がある塾は、DocMail（SMS一括送信サービス）＋マイペイメント®が大いに役立ちそうだ。

請求・集金業務をより簡単に、なおかつ安心・安全に

DocMail（SMS一括送信サービス）＋マイペイメント®を導入するにあたって必要なものは、基本的にインターネットに接続できるパソコンが1台あればいい。先に述べたように、アプリのダウンロードも、ましてやシステムの構築などは必要ない。
SMSを提供しているのはクローバー・ネットワーク・コムなので、まず同社とSMS利用の契約をする。一応審査はあるが簡単なものだ。マイペイメント®はNTTインターネットに申請する。同社とコンビニが審査し、全ての審査が通ると、同社から来た書類に必要事項を書き込み、申し込みの手続きを行う。SMSの審査は約2週間、マイペイメント®の審査は約3カ月とのことだ。
マイペイメント®の利用シーンとしては、「振込用紙をなくされた方への対応」「口座振替が間に合わない方への対応」「残高不足で口座振替が不能の方への対応」「イベント（講習会・合宿など）の集金」「検定試験の受検料・教材販売などの集金」などが考えられるが、逆に言うと、塾のメリットとして以下が挙げられる。
　・請求書（払込票）の印刷・郵送コストの削減
　・収入印紙のコスト削減
　・請求から支払いまでの時間短縮
印刷や郵送が不要となるため、お客様が支払うまでの時間を大幅に短縮可能。またすぐに請求情報を通知できるため、請求書（払込票）紛失時などの支払い方法としても利用できる。
　・収納率の向上
お客様のスマホに請求情報を通知することにより、支払い忘れが防止でき、収納率の向上が見込める。
授業料などの料金を支払う保護者からすると、「紙を持たずにいつでもスマホで支払い可能」「店員に個人情報などを見られずに安心」「払込票の到着を待たずにすぐに支払い可能」「請求はスマホにSMSにより通知されるので、いつでもどこでも確認できる」などのメリットがある。ぜひ、気軽に問い合わせてほしいとのことだ。