野田塾 主催 全国模擬授業大会in名古屋

2022-12-01

教育の力2022
熱戦が繰り広げられた、3年ぶりの大会

「チョーク一本で教育改革を」をテーマにした「全国模擬授業大会 in 名古屋―教育の力 2022―」が10月23日(日)に行われた。全国の塾の教壇に立つ教師たちが「指導内容」「わかりやすさ」「板書」「話法・雰囲気」など指導技術を競い合うイベントだ。
毎年春に開倫塾の主催によって栃木県で実施され、2011年からは名古屋大会が野田塾の主催により秋に行われてきた。しかし、コロナの影響により、2020年と2021年の大会は中止となったため、今回は3年ぶりの開催となった。出場したのは12団体だ。出場者40名が、塾の代表をはじめとする審査委員の厳しい目を前に模擬授業を展開した。

熱い思いをのせ 正々堂々と授業を

[左] 主催者挨拶を述べる 野田塾取締役塾長 三輪宏氏 [右] 開会の言葉を述べる 全国模授業大会実行委員長 川原英樹氏(野田塾)

[左] 主催者挨拶を述べる 野田塾取締役塾長 三輪宏氏
[右] 開会の言葉を述べる 全国模授業大会実行委員長 川原英樹氏(野田塾)

「名古屋大会は、今回が10回目となります。
どうか、みなさんの情熱でこの大会を盛り上げ、教育の力にしてください」 学校法人名古屋学院名古屋中学校・高等学校のチャペルで行われた開会式で、主催者である野田塾塾長の三輪宏氏はこのように挨拶した。その後、来賓や審査員の紹介などが行われたあと、トーゼミの三浦千春先生(数学)が選手宣誓。「私たちは日頃の研鑽を充分に発揮し、生徒への熱い思いをのせて、正々堂々と授業をすることを誓います」と高らかに述べた。

[左から]  選手宣誓をする トーゼミ 三浦千春先生(算数)、挨拶を述べる 名古屋中学校・高等学校 学校長 加藤与仁氏、 開会式や決定戦、表彰式の会場となったチャペル

[左から] 選手宣誓をする トーゼミ 三浦千春先生(算数)、挨拶を述べる 名古屋中学校・高等学校 学校長 加藤与仁氏、
開会式や決定戦、表彰式の会場となったチャペル

力がみなぎる5名の模擬授業

部門別チャンピオンとルーキー部門チャンピオンが登壇

部門別チャンピオンとルーキー部門チャンピオンが登壇

開会式終了後は、会場を校舎に移して部門別予選・部門別チャンピオン決定戦へ。英語・数学・国語・理科・社会・ルーキー(新人)の部門ごとに教室に分かれ、約15分の模擬授業が熱く繰り広げられた。

開会式の後、部門別予選・部門別チャンピオン決定戦会場へ向かう出場者や関係者たち

開会式の後、部門別予選・部門別チャンピオン決定戦会場へ向かう出場者や関係者たち

午後2時から再びチャペルを会場にして、グランドチャンピオン決定戦がスタート。各部門のチャンピオンが発表され、受賞者5名がグランドチャンピオンをめざして模擬需要を行った。

[左] 洛西進学教室 片岡秋彦先生(英語) [右] 野田塾 伊藤真衣先生(国語)

[左] 洛西進学教室 片岡秋彦先生(英語)
[右] 野田塾 伊藤真衣先生(国語)

理科部門の野田塾・増本慈哉先生の模擬授業は「仕事」(中3)。「われに支点を与えよ、されば地球も動かさん」というアルキメデスの名言の紹介から授業をスタート。テコで地球は動かせるか、仕事の原理を使って求め、問題の攻略法を教えた。

[左] 才徳学院 増田智久先生(社会) [右] 洛西進学教室 田中潤先生(社会)

[左] 才徳学院 増田智久先生(社会)
[右] 洛西進学教室 田中潤先生(社会)

数学部門の野田塾・青木健先生は「等積変形」(中2)だ。平行線に挟まれている三角形は高さが等しいという性質を応用して、面積を求める方法を解説。問題に対して知識をそのまま使うだけでなく、自分なりに考えて新しい解決方法を見つけることの大切さを説いた。

[左から] NEVER TOO LATE 平出郁弥先生(国語)、 野田塾 奥村孝司先生 ( 英語)、 野田塾 増本慈哉先生(理科)、 野田塾 青木健先生(数学)

[左から] NEVER TOO LATE 平出郁弥先生(国語)、
野田塾 奥村孝司先生 ( 英語)、
野田塾 増本慈哉先生(理科)、
野田塾 青木健先生(数学)

国語部門のNEVERTOO LATE 平出郁弥先生は「オノマトペ」(小4)。「コロコロ」「ヒヤッ」「ドキドキ」などのオノマトペの種類を擬音語と擬態語に分けて説明し、読者の記憶に残りやすいことや、イメージを伝えられることなど、その役割を説明した。

[左から] 野田塾 澤田拓帆先生(社会)、 ルーキー部門チャンピオンに輝いた、開成教育グループの澤田萌香先生 ( 英語)、 グランドチャンピオン受賞の喜びを語る奥村先生

[左から] 野田塾 澤田拓帆先生(社会)、
ルーキー部門チャンピオンに輝いた、開成教育グループの澤田萌香先生 ( 英語)、
グランドチャンピオン受賞の喜びを語る奥村先生

英語部門の野田塾・奥村孝司先生は「Let’s Talk 1(会話表現)」だ。助動詞の「can」を使うと、自分の気持ちを相手に伝えた上で、許可をもらったり、何かを依頼したりするための豊かな会話表現ができると説いた。
社会部門の野田塾・澤田拓帆先生は「日本の自然環境」(中2)。和食の食材は多く、中でも日本の水産資源は豊富である。その理由を、黒潮と親潮の潮境、砂浜海岸やリアス海岸があるなど日本特有の地形にあることを解説した。
結果発表を待つ間、ルーキー部門のチャンピオンである開成教育グループ・澤田萌香先生 (英語) が「仮定法」(中3)の模擬授業を披露。「ロミオとジュリエット」のセリフから仮定法の使い方を教えた。

子どもたちの未来を 築くために授業に全精力を

閉会式終了後、記念撮影に臨む受賞者の先生方

閉会式終了後、記念撮影に臨む受賞者の先生方

いよいよ、結果発表だ。グランドチャンピオンに輝いたのは、英語部門の野田塾・奥村孝司先生。野田塾は4大会連続最優秀賞を受賞。準グランドチャンピオンも、社会部門の野田塾・澤田拓帆先生だ。
表彰式に続く閉会式では、愛知県私塾協同組合理事長の山田真司氏が次のように総評を述べた。

三輪塾長から盾を授与される、グランドチャンピオン 奥村先生

三輪塾長から盾を授与される、グランドチャンピオン 奥村先生

「今年の栃木県の大会で最優秀賞を受賞したのは、25歳の鈴木康太先生です。鈴木先生は初出場でこの栄冠を手にしました。一方、本日、グランドチャンピオンの座を獲得したのは、11年ぶりにこの模擬授業大会に参加された奥村先生です。野田塾では、若い先生もベテランの先生もお互いに刺激しあって成長されていることがよくわかりました。準グランドチャンピオンの澤田先生は受賞の喜びを『父が水産関係の仕事なので、父に恩返しができた』と述べており、その言葉は心に響きました。

総評を述べる、愛知県私塾協同組合 理事長 山田真司氏

総評を述べる、愛知県私塾協同組合 理事長 山田真司氏

今日の模擬授業大会で私は、オンライン授業では先生の気持ちやパッションが生徒に伝わりにくいことを改めて気付かされました。やはり、対面の授業で全精力を生徒たちにつぎ込むことで子どもたちの未来を築けると私は思っています。これからも、チョーク一本で、子どもたちに夢と希望を与えられるよう、みなさん、頑張りましょう」

全国模擬授業大会in名古屋 教育の力2022
(主催・野田塾)
■各賞受賞者■(敬称略)
<グランドチャンピオン>
 野田塾 奥村 孝司 (英語)
<準グランドチャンピオン>
 野田塾 澤田 拓帆(社会)
<部門別チャンピオン>
 NEVER TOO LATE 平出 郁弥(国語)
 野田塾 増本 慈哉 (理科)
 野田塾 青木 健(数学)
<ルーキー部門チャンピオン>
 開成教育グループ  澤田 萌香 (英語)


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