「JACCS 決済フロントシステム」が可能にする、業務負担の軽減と保護者様の利便性向上
口座振替登録をWebで完結！利便性が格段にアップ！

キャッシュレス化、ペーパーレス化が進む中、コロナ禍によりオンライン化も加速され、人々の生活様式だけでなく、学校や学習塾をはじめとする教育の現場においても様々な変化が起きている。
「学習塾や習い事の教室などでは、授業料や毎月の利用料金を集金しますが、それらの回収方法はできるだけ手間をかけずに済ませたいところです。口座振替登録においては、お客様に口座振替依頼書をお渡しし、必要事項をご記入いただき手続きを行っていました。ところが、キャッシュレスが進み、コロナ禍で対面できない状況が続く中、〝Web上で口座登録ができないだろうか〟というニーズが増えてきています」と山根可奈子氏は話す。
「当社には、以前からインターネットで口座登録を受付するシステムはありましたが、塾様側でシステムを構築していただかなければなりませんでした。そのため、システム開発の費用が発生するのに加え、技術的な面でのハードルも高く、小さな塾では対応できないという問題がありました。そこで、学習塾様の規模にかかわらず導入していただけるよう開発したのが「JACCS決済フロントシステム」です」
口座情報を登録するWebサイトをジャックスが提供するため導入が簡単になったのだ。さらに、「クレジットカード決済」においても、クレジットカードの登録がWeb上でできる。入塾の手続きにおいて、入会金など初期費用が発生する場合は、初回分だけクレジットカードで決済をすませることも可能だ。

（株）アイキューブにて「決済フロントシステム」を導入

アイキューブ　盛秀晃 代表

創業46年目を迎える（株）アイキューブ。長野県と山梨県内で「いずみ塾」を44校、「ベルーフアカデミー」を5校、「東進衛星予備校」を長野県内で8校運営している。今春、（株）ジャックスのインターネット口座振替受付サービス「JACCS決済フロントシステム」を導入し、本部における業務負担の大幅な軽減を実現させた。
導入の経緯や業務の簡略化、塾側・保護者側のメリットについて、盛秀晃代表取締役と営業推進課の中澤育子氏に話を伺った。「口座振替登録に関しては、口座振替依頼書を保護者に渡して必要事項をご記入いただき、印鑑を押してポストに投函するという一連の流れで時間も手間もかかっていました。記入漏れなど不備があった場合は、差し戻しでさらに時間を要します。また、こちらで手入力する部分はチェックをしてもミスが起きて引き落としができないケースもありました」と語る中澤氏。

アイキューブ 営業推進課　中澤育子 氏

そこで、各教室にペイジー端末を整備する費用などを試算したものの、初期費用や機材の導入などコスト面がネックとなって導入に踏み切ることができなかったという。
「人為的な入力ミスや紛失のリスクを防ぐ対策が必要だと考えていました。〝ミスがなくて当たり前、ミスは許されない〟という業務領域において、DX化するメリットは大きいと思います」（盛代表）
「『JACCS決済フロントシステム』を導入した決め手は、金融機関と直接やり取りする従来の方法とさほど変わらない手数料で、保護者自身のスマホ、PCからWebによる口座登録で完結できる点だと盛代表は語る。
「正直コストが下がったわけではありませんが、以前とほぼ同等のコストで抑えることができました。もともと自社開発のシステムでは入塾申し込みをWebで受け付けてペーパーレス化していたため、『JACCS決済フロントシステム』の導入はスムーズでした」　
実際、紙の口座振替依頼書からWeb登録への移行期間は、保護者への連絡から最初の引き落としまで約3カ月ほどだったという。
「現行のシステムとの連携、タスクの洗い出し、スケジュール管理など事前準備を進め、各教室長への周知や社内調整、保護者への周知を行いました。金融機関との切り替え作業も、JACCSの担当者にアドバイスをいただいて円滑に進めることができました」（中澤氏）

塾にとって導入しやすく保護者にも煩わしさを軽減

Web登録によるスピード化のメリットを、中澤氏は強調する。
「以前は、数行の金融機関と口座振替作業を直接行っていました。各金融機関のインターネットバンキングの仕組みも様々ですから、請求データを送るのに苦労していましたが、これを1本化することができました。紙の場合は引き落としまでに1～2カ月かかりますが、Web登録ならデータをタイムリーに処理することができます」
また、保護者のメリットも大きいという。
「以前は『口座振替依頼書を郵送したが、いつから引き落とされるか』というお問い合わせも多かったのですが、金融機関によっても異なりますし、書類に不備がないことを確認しなければお答えできませんでした。それが決済フロントシステムであれば、その場でタイムリーに登録できるため、問い合わせを減らすことができました。また、引き落としが始まるまでに3カ月ほどかかっていたため、その期間の月会費については振込やコンビニ決済にて対応してもらっていましたが、タイミングによっては省略できるため、Web登録の方法をご案内すると『銀行やコンビニに入金に行くのは面倒だったので、いますぐWeb登録します』と好評です。保護者自身のスマホ、PCで登録できる点を、メリットに感じていただいています」（中澤氏）

「口座振替」のWeb登録を教育のDX、オンライン化に踏み出すきっかけに

（株）ジャックス　ペイメント推進部桑原勇介 氏（左）と木村裕樹 氏

「営業活動を通して感じることは、消費者、保護者側が支払い手段を選択する時代になってきているということです。月々の授業料は生活口座の〇〇銀行で、メインで使っているクレジットカードで払いたいなどというニーズにきめ細やかに対応していかなければなりません。今回の仕組みは、〝早く・安く・簡単に！〟Web上で「口座登録」も「クレジットの決済登録」もできる。消費者、保護者のニーズと塾側のニーズ双方が充足できるサービスです。そのサービスを提供するのは、プライム市場であり、（公社）全国学習塾協会の賛助会員でもあるジャックス。安心して導入していただけます」と、（株）ジャックスペイメント推進部の桑原勇介氏は話す。
「オンライン授業が広がっていくと、その地域に住んでいなくても地方の授業をオンラインで受講できるため、今後ますます生徒さんの取り合いになっていきます。塾様の目指される理想の教育とICTを融合させ、様々なサービスの充実を整えていくのは急務です。　時代は、〝キャッシュレス、ペーパーレス、オンライン〟がキーワード。この3つに対して塾様も投資をしていくことで他塾との差別化につながります。一方、保護者様の口コミといった横のつながりが強い業界でもあるので、先進的な取り組みが進まない面もあると思いますが、Webによる口座振替やクレジットカードの即時登録をきっかけに、多くの塾様が教育のDX、オンライン化を踏み出すきっかけになればと思います」