NEA堀川直人 代表理事

教育業界ではここ3年間、幼児教育・保育の無償化、私立高校授業料の無償化、学習指導要領改訂（共通テスト開始）、GIGAスクール構想の普及、そして塾市場ではM＆A・業界再編などの大転換期を迎え、2023年はさらに厳しい時代に突入します。
少子化（22年、出生数80万人割）や労働力不足にデジタル社会の急加速、多様性社会、働き方改革も相まって、学習塾自体のアップデートはもはや必要不可欠で、近未来を見据えた責任と役割を再定義のうえ、事業戦略、地域戦略、価格戦略などを俯瞰しながら、改めて中長期戦略を抜本的に見直す必要があるでしょう。
NEAは、その混沌とした業界における羅針盤として、NEA正会員の学習塾様はもとより、全国の学習塾様に必要な情報、サービス、教材、セミナーをタイムリーに共有のうえ、「民間教育の底力の発揮」のサポートに努めてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

喫緊の課題から今後5年、
10年を見据えた活動まで、中長期戦略を含めた活動を

理事で事務局の事務局長を兼任する千島克哉氏（株式会社城南進学研究社 専務取締役執行役員COO）に2022年度のNEAの活動を伺った。

●イベント　全17回　延べ1,538名が参加
・学習会（回数・総参加者数）→ 8回（会員限定）・450名参加
・オープンセミナー（回数・総参加者数）→ 9回・1,088名参加

－内容別　学習会・セミナー開催実績－

◆新学習指導要領・入試関連

 5月19日　2022 春　全国高校入試問題研究会
 6月 2日　新学習指導要領施行　小中学校の現場は？
 6月14日　2022 春　大学入試研究会【情報編】
 6月22日　2022 春　大学入試研究会【問題編】
 7月 7日　令和の国語力・記述力を考える
 9月28日　中学受験＆高校受験から読み解く求められる力とは
10月11日　21世紀の新学力観にアップデートしよう！
11月24日　大学入試・高校・中学入試　これからの入試を考える
11月27日　探究学習で偏差値アップって本当？
12月 4日　保護者が知っておきたい！ 大学の「今」、「これからの」大学

◆英語

 4月14日　大学入試から考える令和の英語学習法
 5月24日　新学習指導要領施行　高校英語の実際
10月28日　「使える英語」と入試英語　実は同じ！
11月29日　「使える英語」と入試英語　実は同じ！Ⅱ

◆経営・運営

 6月10日　時代の変化を探る「学び」のデジタルセミナー
 9月14日　塾生・保護者のファン化で集客する
12月 4日　半歩先の学習塾経営を考える意見交換会

アセスメント（あすがく）年間受検者数10万5,000名

新しい評価軸や変わる入試問題など、学習塾が直面している指導面の課題に対応できるよう、2018年から年2回実施している「明日の学力」診断（「あすがく」）の受検を推奨している。対象学年は小1～中で、これからの社会で活躍する力を育成するための学びの健康診断として全国の塾で採用されており、年間10万5,000名が受検している。

■「学ぶ力・学んだ力」調査問題の出題方針

・生徒の関心を引き出すために、日ごろ生徒が体験しそうな場面や条件、生徒がイメージできるような身近な場面・条件を設定した出題
・「新聞記事の内容から見出しを考える問題」のような、正解が1つではない出題
・解答に至るプロセスの説明（文章による説明、証明、図解など）が必要な出題形式や設問構成

半歩先の学び・指導を見据えて　2022年に実施されたアンケート

● 2022年に実施したアンケート
　・授業料等の値上げについて
　・定期テストの出題の変化について
　・英語4技能5領域について
　・学びの個別最適化について
　・指導形態について
　・デジタル活用について
　・オンライン自習室について
　
NEA正会員塾の回答なので自塾以外も含めた鮮度の高い情報を活用できる。また、正会員塾には「PPT」資料もNEAから提供されるので、そのままPPT資料を加工して自塾の職員研修や説明会などでの活用が可能だ。

2023年新規会員募集のご案内

2023年度も、学習塾の現場でお役に立てるように教育改革関連（英語や入試研究）・デジタル活用といった情勢に合ったタイムリーな情報をいろいろな形でご提供させていただきます。「子どもたちの未来を輝かせる指導法策の拡充」と「民間教育機関の持続的発展」のために、共創・協働してくれる仲間を募集しています。
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