子どもたちの心を鷲づかみにする驚異の入会率
Minecraftの世界で学ぶ(株)KEC Mirizのプログラミング教室「プロクラ」
3年で510教室に拡大!
小学校では2020年度から必修化されたことに伴い、習い事の一つとして定着しつつあるプログラミング教室。様々なプログラミング教室がしのぎを削る中、後発ながらも子どもたちから絶大な支持を得て急拡大しているのが(株)KEC Miriz(冨樫優太取締役社長、大阪市)が展開するプロクラ(プログラミングクラウド)だ。人気のMinecraftの世界で学べるカリキュラムで体験会からの入会率が高く、月に1度の発表会では保護者が教室からあふれるほど集まることもあるという。大人も子どもも虜にするプロクラの秘密を冨樫社長にうかがった。
Minecraftの世界で学ぶプログラミング
Minecraftは世界に2億人のユーザーがおり、アクティブユーザー数も圧倒的。Nintendo Switchやスマートフォンにも移植され、著名なYoutuberにも多くのプレイヤーがいることから子どもたちにも大人気のゲームです。プロクラはMinecraftの世界で楽しみながらプログラミングを通して様々なことを学ぶための仕掛けを随所に取り入れています。カリキュラム策定にあたってはICT教育の第一人者でマイクロソフト認定教育エキスパート・安藤昇先生に監修していただき、子どもたちが学ぶMinecraftの世界観(ワールド)は弊社執行役員である日本人初のマインクラフター・タツナミシュウイチが提供しています。
プログラミング教育は将来的なIT人材の不足も懸念し取り入れられたものですが、小学校段階においては「論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成」が目的とされています。プロクラではパソコンの操作や基本的なプログラムの考え方、組み立て方の基礎はもちろんのこと、テキスト言語を用いたオリジナルゲームを制作する本格的な最上級のコースまで4段階のコースを用意しており、トライ&エラーの繰り返しで、自ら考える思考力、発想力、自分の意見を言える力、相手の話を聞く力、論理的思考を培っていきます。
2020年から本格的に展開を始め3年、現在は510教室にまで拡大しました。直営教室が13教室あり、約220名が在籍する教室もあります。個別指導に併設している教室でも90名ほどの生徒がおり、プロクラをきっかけに本科へ入塾するケースも後を絶ちません。この傾向は加盟校様でも同様で、1教室で100名以上集められているところも多く、プロクラが塾にとっての新たな収益の柱、集客の柱となっています。
専門知識はなしでOK!ひと月毎に完結するカリキュラムで入会機会を逃さない
プログラミングの知識がなくても運営できるマニュアル、ノウハウを用意しています。実際、教室運営に携わる方の中でプログラミング経験者は1%もいません。直営教室で教えているのは大学生、主婦などのアルバイト講師です。子どもをよく見て、状況を把握し、子どもたちに寄り添った指導ができることが望ましいので、塾との相性は非常に良いと思っています。
開校までの期間は研修の日程さえ合えば最短で2カ月。噂を聞いてすぐにでも開校したいとおっしゃるケースもあるため、なるべく柔軟に対応いたします。カリキュラムは3回のインプットと1回のアウトプット(発表会)が1セットとなっており、ひと月ごとに完結するため入会機会を逃しません。発表会には多くの保護者様が見学に来られ、子どもの成長を目の当たりにできることもあってか、退塾も少ないのが特徴です。生徒数が増え発表会の保護者様が教室に入りきらず、増床のため移転した直営教室もあるほどです。
立地はそれほど重要ではなく、教室さえあれば過疎地と呼ばれる場所でも可能だと考えています。プロクラは北海道や岡山、広島など、地方と言われる地域から広がっていきました。地方でも集客できたという実績から関東に広がっていった経緯があります。導入に際して、大手塾、中堅塾、個人塾といった塾の規模も問いません。個人塾様の場合、かなり力を入れていただけるケースが多く、1教室あたりの生徒数が多くなる傾向があります。
開校時の集客は主に校門前配布です。これが一番効果が高いからです。校門前配布のみでも集客できるのがプロクラの強みでもあります。直営校で実際に反応が良かったチラシを季節に応じたものを含め何パターンか用意しており、連絡先を変えるだけですぐに使えるようになっています。
初回の体験教室には弊社のスーパーバイザーが必ず訪問し一緒に体験を行います。実際の授業を目で見て、肌で感じて、理解してもらいたいからです。体験後の入会率が非常に高いのも特長で、先日開校した教室では体験に来られた39名中、27名がご入会になりました。
ブランドは私たちだけで作るものではなく、加盟校様と共に作るものだと常に考えていますが、最近は特にプロクラというブランドを大事にしようと、プロクラ愛を持って指導してくださる加盟校様が多くなってきたと感じています。それに比例するかのように生徒数も増加しています。
おかげさまでテレビ等のメディアに取りあげられる機会も増えています。プログラミング教室はまだまだ新しい習い事であるため、全体的に認知度は低めですが、あと5年ほどで英会話のような存在になっていくと考えています。「プログラミング教室で思い浮かぶブランドは?」と尋ねられた際、筆頭に上がるようなブランドに育て上げたいと思っています。
会員向け情報誌や勉強会など、開校後もしっかりサポート
教材は毎年刷新しています。また、生徒のモチベーションや愛着心を高めるためのツールとして、生徒の作品や保護者様へのインタビューのほか、様々な情報を掲載したプロクラタイムズという情報誌を発行しています。加盟校様向けの情報ポータルサイトでの日々の情報提供に加え、年2回、本部の方針や他のFC加盟企業様の取り組み・成功事例を共有する「方針共有会」の開催、毎月の勉強会開催など開校後のサポートにも手を抜きません。弊社からお伝えするもののほか、加盟校様同士が相談し合う場も設けており交流も盛んです。1校だけの運営と複数校の運営では悩みも違いますし、エリアによっても異なりますから、各校に合わせた運営アドバイスを行っています。直営校を複数運営している実績、経験から、円滑に運営していくための組織改善を一緒に行っていきます。本部とFCという関係ではなく、同じ思いをもつ者同士、共に、二人三脚での歩みです。
イベントの様子がテレビで放映されたあと、弊社には一般のお客様からのお問い合わせが急増しました。主に「近くに教室を作って欲しい」という要望でした。まだ教室がないエリアもたくさんあります。まだまだ未熟な市場なので、今から始めたとしても十分な先行者利益を確保できると思います。日本で一番通いたいプログラミング教室に育てていきたいと考えています。ぜひ、一緒にプロクラを育てていきましょう。