今年から変わる行事日程

コロナウィルス感染症に感染する人は、ウイルスが弱毒化したというものの増え続けている。しかし世の中はいったん止まっていたあらゆる事業活動や行事が一斉に動き出し、8月の花火大会やお祭りに加えて、月遅れのお盆の帰省客と外国人のインバウンドでターミナルは人で溢れかえっている。
物価高や人手不足は多くの国民には織り込み済みで動き回っているのだろうか。それとも新しい生成型AIの誕生や、ロシアとウクライナの戦いが長期化して、目まぐるしい大きな変化の波の中で、少々のことにはマヒしてしまったのだろうか。
さて私共の行事日程が今年から変わる。進学相談会の会場も塾・教育総合展の会場も日程が思うように取れないため、この2年は別会場で新しい感覚で実施することになった。
進学相談会は、10月15日に会場を原宿駅前、駅正面の大きなビルの3階、WITHHARAJUKU HALL に移して実施する。駅改札の向かい側1分、渋谷・新宿・池袋からも10分前後の好立地で、今回は大手塾も参加する。受験生や保護者にとって進学予定の先生とじっくり相談する絶好の機会だ。
塾・教育総合展は明年1月12日、都立産業貿易センター浜松町館3階の展示ホールに会場を移して実施する。都立産業貿易センターは40階の最新技術を駆使したビルに一新。浜松町駅近くから空中回廊で直接ビルの3階へ入ることが出来る。ソフトバンクの新本社も入居し、ロボットが走り回り、新たな国際ビジネス拠点の創出を目的として作られた複合再開発プロジェクト。オフィスタワーではソフトバンクの最先端テクノロジーが搭載され、都市型スマートシティを実現している、20年先を見据えた未来のビルでの展示会となる。
これから東京は大崎・品川・高輪ゲートウェイ・田町・浜松町に先端技術が集積してアジアの一大拠点を作り上げていく動きが見える。例年有楽町駅前の最高の立地で行ってきた塾・教育総合展を、来年は日程の関係で、再来年は会場のリフォームの都合でいずれも東京国際フォーラムでなく、それ以上に素晴らしい都立産業貿易センター浜松町館を使用することになった。
進学相談会も塾・教育総合展も新築間もない会場で実施する。
それに合わせて、内容も今までにない新しい内容を加えて時代の流れを積極的に取り上げていく。
ICTに関するデジタル教材会社が増えている。ChatGPTを利用したソフトが出始めた。そういった新しいものを積極的に取り上げて、従来からの教材や教具とともに展示していく予定にしている。
昨年から今年にかけて、生徒募集はかなり厳しかった。その中で新たに台頭していく塾は必ず出現してくる。個人塾は減少しているが、一方で新しいタイプの塾も増えている。
これからの塾経営をどう考えていけばいいのか。5年後10年後の塾のあり方はどう変わっていくのか。今その変化のスタートラインに立っているような気がしてならない。そのためにも、新しい情報を積極的に取り入れて取捨選択する時期に来ている。
新しい酒は新しい革袋に入れるという言葉がある。10年後、20年後のあるべき塾の姿を考えるヒントとして当組合の進学相談会や塾・総合展を参考にしてほしい。