大手進学塾が新たな学習環境創出に舵取り甲斐ゼミナールがAI教材「すらら」を導入
2024-03-01
AIを活用したアダプティブな対話式ICTI教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(湯野川孝彦代表取締役社長、東京都千代田区)の「すらら」が、株式会社サンキョー(長田正樹校長、山梨県甲府市)が運営する総合進学塾の甲斐ゼミナールで2024年2月1日から本格導入された。
甲斐ゼミナールは、山梨を中心に長野、静岡で53校舎の学習塾を展開。山梨県内トップクラスの進学実績により、講師陣の教務力にも定評がある進学塾。集団授業のほか個別指導や自習室型での指導、近年ではメタバースを取り入れた授業など、生徒のニーズに合わせて授業スタイルも多岐にわたる。一方で、高い教務力の均質化と人材確保、幅広い学力層の生徒への対応、学力中間層の新規取り込みなどの課題があった。
トライアル期間では、完全個別、集団+自習室型、集団+個別の運用形態が異なる3教室において、「すらら」の導入による効果を検証。「すらら」は生徒が一人で進めることができる独自の学習プログラムのため、講師が生徒に対してより適切な指導を行うことができた。これにより、生徒の自己学習意欲を引き出し、効果的な学習のサポートが可能になった。また、想定以上に「すらら」に対する生徒たちの反応が良好で、学習モチベーションが向上したことが確認されたという。
甲斐ゼミナールではこれまでにも様々なデジタル教材の導入を試みてきたなかで、生徒及び講師の反響が最も高いと評価し、「すらら」の導入に至ったという。