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    変わるものと変わらない想い ともに創る未来への第一歩

2024年SRJ全国大会
変わるものと変わらない想い ともに創る未来への第一歩

2024-07-01

Value for a New Future(新しい未来への価値)

(株)SRJ代表取締役 堀川直人 氏

(株)SRJ代表取締役 堀川直人 氏

株式会社SRJ(堀川直人代表取締役、東京都中央区)は、5月26日(日)東京ミッドタウン八重洲カンファレンスで「Value for aNew Future(新しい未来への価値)〜変わるものと変わらない想い ともに創る未来への第一歩〜」をテーマに、全国の学習塾・スクール・学童・学校関係者対象の「2024年SRJ全国大会」を開催した。日本速脳速読協会は4月より『日本速読解力協会』へと協会名称を変更。昨年度は「新国語講座」をリリースし「TERRACE」アプリの一部リニューアルも進行中だ。「新国語講座」活用中の先生方のパネルディスカッション、TERRACE 受講生と教室の先生の活用事例紹介ほか、参加者によるワークショップも実践。その概要をご紹介する。

【開会の挨拶】
(株)SRJ 営業本部 中田 亮介 氏

(株)SRJ 営業本部 中田亮介 氏

(株)SRJ
営業本部 中田亮介 氏

本日の会のテーマは「新しい価値」。教育業界の外部環境は、大手企業の寡占化が進行し、少子化においては年次2%減少。一方、新しい形態の塾や異業種からの教育業界参入など新興勢力の台頭も著しいです。
学習塾の売り上げ平均TOP10は300億(年次5%成長)、TOP20は125億(年次4・5%成長)、TOP30は37億(年次15%ダウン)。少子化において、例えば中1児童生徒数107万人が13年後に76万人。3割減少するため対応が急がれます。SRJでは、変化を前向きに捉え新しい価値を提供していく所存です。

【日本速脳速読協会から日本速読力協会へ 日本速読解力協会からのご案内】
(一社)日本速読解力協会
代表理事 秋山 和沙 氏
理事    安田 哲 氏

[左] (一社)日本速読解力協会 理事 安田哲 氏 [右] (一社)日本速読解力協会 代表理事 秋山和沙 氏

[左] (一社)日本速読解力協会
理事 安田哲 氏
[右] (一社)日本速読解力協会
代表理事 秋山和沙 氏

読み解く力や英語、思考力等が求められる時代です。各種講座の提供を通じ、受講者の力(根っこ・土台)を育み未来を照らしていきたい。社会は大きく変化していますが、常に必要なのは「早く正確に読み解く力」「国語力・読解力」です。(秋山氏)

■各種分析とご報告

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第一ゼミナールにご協力いただき塾内テストと速読力と正解率、国語の偏差値の相関関係を分析しています。速読力・読解力ともに検定受検回数が多いほど伸び、読解力の方が速読力よりも早く伸ばせる可能性が高いことがわかりました。
検定正解率別にみる「速読力」と「国語の偏差値」との相関は、正解率60%を超えると、正解率(=読解力)が高いほど速読力が国語の偏差値に好影響を与えます。正解率60%未満の場合は、正解率向上を優先する方が良いと言えます。
英語のリスニングは、英語初学者でもある程度のリスニングができる(背景に小学校英語などの英語教育環境)が、英語の音声は聞き取れるが意味がわからないという時期が徐々にやってくるので、音声を使って日々勉強していくことが重要です。

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新国語講座に関して、昨年度ご導入いただいた私立中にご協力いただき、国語の成績分析を行いました。2022年度(新国語講座導入以前の成績)、2023年度の「私学テスト」全5回の国語偏差値推移によると、全体の底上げを実現することができました。偏差値が10以上伸びた生徒の割合は2022年度15.1%→22.2%と約1.5倍に増加。約4分の3以上の生徒が偏差値向上につながっています。(安田氏)

【SRJ方針発表】
(株)SRJ 営業本部 本部長 藤原 宏 氏

(株)SRJ 営業本部 本部長 藤原宏 氏 

(株)SRJ 営業本部
本部長 藤原宏 氏 

変化を余儀なくされてきたのが2000年代の分岐点。2010年代に入ると進学塾・個別指導は好調を保つ中、ICT・映像授業が台頭、コーチングの重要性やブランディングが激しくなってきました。ターゲットを絞ったユニークな訴求、少子化、人材不足、コロナ禍を迎え今に至ります。2020年代は、指導形態の進化・深化、多くの選択肢が生まれた時代。

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弊社のTRRACEは年々会員様が増えています。SRJが重視しているのは【ICTでいいか】【ICTがいいか】。「で」は、〇つけする、宿題のチェックをするなど。これらはICTに任せていただきたい。「が」は、先生の指導×紙教材×ICT。これらは塾の真ん中にあるもので、これを主軸に進めたいのです。
弊社は、速く正確に読み解く力にこだわっています。先生方が毎週記述のチェックをするのは大変ですが、それがやれたら他塾とは違う国語の授業がつくれるのではないか。国語というものを御社のブランドとして作りあげていただきたい。ぜひ皆さまのお考えを担当にお伝えいただき、踏み込んだご相談をさせてください。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

中学生における英語教科の変化があります。入試出題傾向の変化、広がる定期テスト廃止の動き、定期テスト出題傾向の変化(初見の文章の出題・新傾向の問題)。そもそも苦手な生徒は文法(特に品詞の識別)が苦手。スラッシュリーディングのいいところは、「ここがひとまとまりだよ」と視覚的に捉えられるところです。英語が苦手な生徒の指導方法の進化を。それにより他塾との差別化を図りましょう。

【TERRACE卒業生の声とその先生方の対談】

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TERRACEを長期間受講していた4名の卒業生に対し、受講当時のインタビューを行い、そのインタビューをもとに、当時を振り返りつつ、普段の教室運営で意識していることや取り組みなどについて対談形式で発表してもらった。
対談では3名の先生が登壇。北海道函館市の個別指導Q代表取締役塾長 笠木誠氏。東京都で3教室展開している伸学会の自由が丘校塾長 江藤直人氏。岡山県倉敷市の柚木進学ゼミ 塾長 柚木真澄氏。
また卒業生インタビューにご協力いただいた教室では兵庫県神戸市の「まうまうPALSCHOOL」にも協力いただいている(敬称略)。

[左] 柚木進学ゼミ  塾長  柚木真澄氏 [中] 伸学会 自由が丘校塾長 江藤直人 氏 [右] 個別指導Q  代表取締役塾長 笠木誠 氏

[左] 柚木進学ゼミ 塾長 柚木真澄氏
[中] 伸学会 自由が丘校塾長 江藤直人 氏
[右] 個別指導Q 代表取締役塾長 笠木誠 氏

対談の中では、速読解力講座・速読聴英語講座が、卒塾生たちの目的・目標達成に寄与していることが伺えた。今年度九州大学に現役合格した生徒は、共通テストの英語で、1人は92点。もう1人は89点と、合格ラインに十分届く点数を叩き出している。今回の登壇者の教室以外にも受験や日々の学習での成果を感じているという声が多かった。
実際の成果へつなげるためには、登壇された学習塾がどのような取り組みをしているかというと、声がけや掲示物での視覚的な工夫が共通点としてあった。例えば、個別指導Qの卒業生の方は、「成績が出るたびに先生より声をかけてもらったり、教室に掲示されている番付が上がるたびに成長を感じる」とインタビューの中で語っていた。伸学会でも掲示の工夫をしており、SRJで提供している掲示物のフォーマットの活用や、最新の教室内ランキングが表示される仕組みを作っている。速読解力講座・速読聴英語講座の運営が本来業務を圧迫しないように、各塾の工夫が伺えた。

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また教務面だけでなく、集客面においても工夫が伺えた。例えば、柚木進学ゼミでは教室紹介動画の中で、速読解力講座・速読聴英語講座の内容も盛り込んでおり、受講者の実際のトレーニングの様子を紹介するなど、保護者等の納得感を生む内容となっている。また年度初めの説明会を通して一気に受講者の募集を行っているが、受講者の反響の多さから受講までは約1年以上待ちという状況となっている。
個別指導Qでは、新規問い合わせ者に対し、ほぼ体験を勧め、速読解の必要性を提示しており、伸学会では体験会を通して保護者が納得感を得られるような説明やYouTubeを活用した独自の集客が印象的だった。
卒業生の声の対談の最後では、導入教室で日々生まれている受講者の成長ストーリーに思いを馳せ、SRJの理念でもある「一隅を照らす」ことを通して、改めてこれからの社会を生きていく子どもたちがそれぞれの人生を歩み、活躍できるように「社会で活躍できる人づくり」への使命があると強く思うとファシリテーターである、日本速読解力協会代表理事の言葉で締められた。

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卒塾生インタビュー動画はこちらから

【新国語 事例対談】

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新国語 事例対談では、4名の先生にご登壇いただいた。
1人目は、福岡県宗像市 石松塾で広報部長をされている福永富実氏。石松塾では、新国語講座を中学1~3年に取り入れており、中学2年生は必修化。2人目は、埼玉県幸手市 レアレックの代表取締役 古瀬勇太氏。レアレックでは、新国語講座を中学1~3年で必修化。3人目は、東京都台東区 進学個別桜学舎の代表取締役 亀山卓郎氏。桜学舎は、ゆる中学受験を謳っており、新国語講座は小学6年を対象に必修化。最後は、愛知県清須市 みのり学習塾の塾長 大橋憲美氏。TERRACE導入歴が17年と、今回の登壇者の中で一番長い。受講者の成績状況に応じて、速読解力講座・新国語講座の提案を行っている。

●新国語の成果
【石松塾】

定期テスト結果が、5教科中最下位から2~3位に浮上した生徒もいます。想定より偏差値が上の学校に合格できた生徒もいます。また、受講生が国語を嫌厭しなくなってきたのは嬉しいですね。保護者から「国語が基本だった」と再認識する声もあり、集団授業に気持ちが向いていない生徒でも活用しやすいのが新国語のメリットです。

【レアレック】

[左] レアレック  代表取締役 古瀬勇太 氏 [右] 石松塾  広報部長 福永富実 氏

[左] レアレック 代表取締役 古瀬勇太 氏
[右] 石松塾 広報部長 福永富実 氏

新国語講座の成果のみが成績に対する実績かと言われると、わからないというのが正直な気持ちです。入試の結果はもちろん生徒たちの頑張りと塾内での取り組みによる成果だとは思いますが、読解力や基礎学力の向上という部分で新国語講座は貢献していると考えています。一方で、国語の先生の休職にあたり新国語講座を導入しましたが、人が教えないから成績が下がったとか、そういうICT教材に対するクレーム等マイナスなことは一度もないところから、論理的に推論していただければと思います。

【桜学舎】 

[左] みのり学習塾  塾長 大橋憲美 氏 [右] 進学個別桜学舎  代表取締役 亀山卓郎 氏

[左] みのり学習塾 塾長 大橋憲美 氏
[右] 進学個別桜学舎 代表取締役 亀山卓郎 氏

純粋に読解力をあげることを目的に導入した結果、発達的に国語が苦手な生徒が、問題なく受験で答えられていた点を成果と感じています。また、今の子どもは圧倒的に語彙が足りず、人が教える限界があると感じるこの部分をICT教材である新国語講座がうまく代替していると思います。合わせて桜学舎では、書き写しノートという独自プログラムと合わせて取り組んでもらっており、アウトプットの機会を通してバランスよく力の育成を図っています。

【みのり学習塾】
希望者のみオプションで受講いただくというスタイルですが、学習部の体験時に必ず速読解の体験をしてもらっていて、塾生のほぼ全員に速読解力講座を受講してもらえています。
桜学舎の「言葉の数が圧倒的に足りない」という話に同感します。成績上位の生徒であとは国語だけという生徒がここ数年多いと感じています。国語は勉強のやり方がわからないという意見が特に多いですね。
速読解力検定の結果を返却するときに新国語講座を案内しています。検定時の成績返却面談の効果は高く、比較的受講につなげやすいですね。新国語講座を案内する対象は、基準として小学生は検定で5 級、中学生は3級以上としています。面談を必ず実施している効果もあって、TERRACEの受講生は卒塾まで継続してくれています。

【SRJからのお知らせ】

ガチャのイメージ

ガチャのイメージ

3月、大幅なアップデートにより受講の満足度を高めています。新たな搭載予定もあります。また、セミナーのご案内も活発化。お役に立てる内容をメルマガやラインでご案内しています。変わっていく入試の背景、子どもたちに求められている力についてのセミナーなどを開催してまいります。(上田氏)

[左] (株)SRJ  営業本部 上田くるみ 氏 [右] (株)SRJ  新規事業開発室 佐藤壮夫氏

[左] (株)SRJ 営業本部 上田くるみ 氏
[右] (株)SRJ 新規事業開発室 佐藤壮夫氏

今年の3月よりオンライン塾を開講。中学受験を考えている小学生、近隣で速読解を受けられない人が対象です。速読解力の露出を増やし、すべてのコンテンツおよびグループ全体をフル活用し、誠心誠意取り組んでまいります。(佐藤氏)

【堀川直人代表より閉会の挨拶】

北海道から九州、沖縄まで、大勢の方にいらしていただきありがとうございます。SRJは27年経ちます。新しい時代が厳しい局面を迎える中、コンテンツメーカーにとどまらず、ネットワークメーカーとしても会員様同士をつなぎ、何が提供できるのか。本日のセミナーが、ICT教材や講座、塾自体の戦略を見直す機会になればと思います。
現在、塾は5万教室くらいあり、コンビニの数と同じです。プロダクトだけではありません。ネットワークや社員一人ひとりのポテンシャルをどう伸ばすか。FacetoFaceで情報を共有し合い、地域ナンバー1、オンリー1の塾を目指し、方針や戦略をしっかり定めてリソースを投資していく必要があります。
面白いデータがあります。この20年間、塾市場の売り上げは変わってない。微減です。地域にもよりますがシェア率をどう拡大するか。早期に入塾いただくために何ができるか。目指す方向にICTコンテンツは合っているのか。樹の部分、根の部分、幹の部分…、そういう形で講座を伝えていますか。TERRACEは、ビュッフェスタイルで受講しやすい、提案しやすい設計にしてありますが、調理してどう提供いただくかを検討いただければと思います。

株式会社SRJ
 東京 03-6865-6380
 大阪 06-4706-1310


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