(株)ベアジャパン
中高生・親子向け「生理セミナー」や
「超吸収型サニタリーショーツ」を提案
受験生の保護者92.6%が「受験と生理が重ならないか不安」と回答
初潮を迎える平均年齢は12歳と言われ、ちょうど中学受験期の前後だ。女性ホルモンが増えてイライラしやすい、眠くなりやすい、朝起きれない、漏れてしまう不安で受験本番に力を発揮できないといった悩みは切実だ。
超吸収型サニタリーショーツブランド「Be-A〈ベア〉」を展開する、株式会社ベアジャパン(東京都渋谷区/代表取締役CEO 髙橋くみ)は「生理セミナー」を実施し、性別を問わず正しい知識を身に付けて、生理の不安要素をできるだけ払拭し、試験や受験と生理が重なったときの対策の必要性を呼びかける。
クラウドファンディングで1億円超えの期待を集める
2020年6月、クラウドファンディングで9000人・1億円を超える支援を得て、ベアジャパンはこだわりを詰め込んだ吸水ショーツを発表した。
「技術開発に2年半を費やし、これまで3度の改良を重ねました。一般的な吸水ショーツの製造は5工程ほどですが、私たちの場合は約40工程かけて製品化しています。工場探しに奔走し、19社に断られて20社目でようやく引き受けてくれる工場と出会いました」
公式サイトのほか、ネットショップやドラッグストア、生活雑貨専門店を中心に販売数は16万枚を突破し、多くの女性たちに支持されている。
「口コミが圧倒的に多く、特に子ども用ショーツはお母さん同士の口コミで、お仲間の全員が購入したという話もよく耳にします。お母さんたちがまずは試して良さを実感し、子ども用を購入するケースも多いようです。実際に使用した方から『人生が変わった』という言葉をいただけることが、私たちの一番の喜びです」
ベアジャパンは吸水ショーツの販売を主軸に据えながら、生理セミナーの開催に力を注ぎ、女性が〝生理でも諦めることのない社会〟を目指して活動している。対象は学校や企業など、これまでに1037名が参加した。
「学習塾にとって、女子生徒の生理のストレスの軽減と集中力をサポートするという視点は、SDGsの面からも重要だと思います。通塾生の体調管理に配慮する姿勢は、保護者の信頼を得る1つの要素になると確信しています」
ニーズによってさまざまな「生理セミナー」のプログラムを組むことが可能だ。「学校の保健体育の先生や社会部の部活動として、『生理と社会』『生理の貧困』のテーマでお話をしたり、男子校の中学1・2年生向けに道徳の授業の一環としてジェンダーをテーマに『なぜ男女差があるのか。その根本は何だろう』という話題を提供しました」
学習塾では保護者会のテーマの1つや受験説明会のトピックスとして、またオンラインの生理セミナーを録画して流すことも可能だ。
「保護者も子どもの症状を聞き出すきっかけづくりが難しいため、第3者の私たちが『受験と生理』についてお話することで、まずは保護者に認識していただくことが重要だと思います。
学校の授業だけではあまりにも足りません。お子さんが親にも相談しにくいタブーの負のサイクルの中で、オープンに話せるような突破口になっていきたいと考えています」
対象年齢ごとに知識を提供 受験や学校生活にも安心を
「中学受験を控えた時期に必要な知識は、初潮を迎える前や迎えたばかりのお子さんがどのように生理による体調の変化と向き合うべきか、保護者の心構えなどです。
初潮を迎える前からホルモンバランスによる症状や眠気などが起き始めます。周期が落ち着くまで2~3年かかると言われ、思春期ならではの怠けや反抗だと思われる保護者も多いようですが、いつくるかわからない不安を取り除いてあげることも重要です」
最も大切なのは症状についての知識だという。
「生理痛は約80%の女性に起きると言われています。さらに頭痛や腰痛などの症状や、寒い受験シーズンは冷えによって血のめぐりが悪くなり、生理痛が酷くなります。
またお腹がすく、便秘や下痢になりやすい、胸が張って痛いなど、症状は100人いれば100通りです。さまざまな症状が起きるかもしれないこと、個人差があること、その対処法などを知ると知らないでは大きな差が生じます」
さらに年齢が上がると悩みも変化する。
「中・高校生は部活や男女共学で匂いが気になって落ち着かない、人に言えない、対処法がわからないといった声も多く、自分なりに試してみてもなかなか根本的な安心感にはつながりません。高校・大学受験対策として、痛み止め薬を含めた対処方法もお伝えしていきます」
「中学受験と生理」独自調査 正しい知識と対策の重要性
これまで7000人以上の声に耳を傾けてきた中で、受験にまつわる悩みは少なくないという。ベアジャパンでは昨年12月に受験生本人と保護者を対象に、生理まつわる独自アンケートを実施。受験生の83・3%が「受験の日と生理が重なるかもしれないことに不安があった」と回答した。
「アンケートには『生理があることで男子に負けてしまうのは悔しい』という切実な思いも綴られていました。『生理バレ』という言葉があり、特に小学生は周囲にバレたくないという気持ちが強いようです。
お子さんが生理と上手に付き合いながら受験に取り組むためには、正しい知識や対処方法、不安材料を取り除くことが大切です。正しく知ってもらい、安心して勉強に取り組んでいただきたいと願っています」
■お問い合わせ先■
株式会社ベアジャパン
https://withbe-a.com/
■ベアジャパンが運営する女性支援ソーシャルプロジェクト■
「Girls be ambitious= GBA(ジービーエー)」
https://girlsbeambitious.com/