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AIが英作文や国語作文を添削
(株)メイツの「aim@」が新コンテンツを続々リリース

2024-10-01
(株)メイツ 遠藤尚範 代表取締役

(株)メイツ
遠藤尚範 代表取締役

塾の指導現場から開発されたICT教材「aim@」を、全国の学習塾や学校に提供する株式会社メイツ(遠藤尚範代表取締役、東京都新宿区)。指導現場が抱える課題に対するソリューションとしてコンテンツの開発や拡充を繰り返し、サービスのアップデートを図る。
今年度、「aim@」は生成AIを活用した新しいコンテンツのリリースを加速し、ますます注目を集めている。教育を日々アップデートし続ける、同社の遠藤尚範代表取締役/CEOを取材した。

導入塾は約3000教室に 右肩上がりの成長力の要因

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2021年のサービス開始からわずか3年半で、「aim@」導入塾数は約3000教室に拡大した。個人塾の導入数も当初の目標の2倍となり、昨年比3.8倍増だ。遠藤氏は次のように分析する。
「コロナ禍を経て各塾が新たなチャレンジに踏み出すタイミングと合致しました。また、代替わりや権限委譲によって新しい担当者が次の塾づくりを構想する時期でもありました。ようやく認知が広がってきたと実感しています。『aim@』の期待値が認識され、導入しやすいタイミングなのだと推測しています」
〝1対多人数〟の個別最適な指導を実現するべく、ICT教材の開発を開始した2013年以来、〝先生ゼロ〟を意識したことは一度もなく、ICT教材は決して先生の代わりになるものではない、と遠藤氏は強調する。
「集団指導塾では集団指導と『aim@』による〝1対多人数〟の個別指導の両立によって、先生の数を抑えながらシナジーを生み出しています。集団指導を活かしつつ、個別指導は〝1対多人数〟で生産性を上げるモデルが構築されつつあります」

生成AIを活用した新機能 怒涛のリリースラッシュ

昨今、各学習塾が英検®対策に注力しているが、いち早く2019年に英検®の2次試験対策(スピーキング)アプリをリリースした。これを「aim@」に移行する形で、生徒の発言に応じて生成AIが音声認識する機能の準備が進行中だ。
今年3月には英検®に特化した「AI英作文」、6月には英検®以外の英作文も添削できる新コンテンツ「【中高生】英文添削AIフィードバック」を発表した。「生徒が入力した英作文に対して、生成AIが即座にフィードバックを行います。AI添削を挟むことにより、先生は個々のニーズに焦点を合わせた指導に集中することができます」

AI英作文AI添削

AI英作文AI添削

続いて、7月には「【中学生】国語作文(文章)AI添削」が登場。基本的な文章表現に加えて、文のつながりや文脈の一貫性まで添削がなされるため、そのフィードバックをもとに角度の高い指導を行うことができる。
さらに、『もっと詳しく教えて』ボタン機能を付加することを遠藤氏は明かした。
「既存の解説よりも細かい解説を生成AIが担います。特に紙の教材は紙面の都合上、解説が一部省略されがちですが、例えば中学3年の数学で式変形が省略された場合、「この式変形の理由は?」という質問にAIが対応します。『元の解説を一緒に考えてみよう』『ここまではわかったかな?』とAIが丁寧に進めながら、『いいえ』ボタンを押すとさらに細かく解説する流れです」
生徒と生成AIのやりとりは、先生が「aim@」上で把握できる。
「生徒自身の『もっと知りたい』という意思が示され、『AI解説のここがわからない』と明らかになるため、つまずいている箇所が明白になります。それでもわからない部分や勉強との向き合い方、自主的に学ぶ姿勢を育む指導に先生は集中することができます。生徒はAIに気軽に質問ができ、一方的に情報を浴びるのではなく自ら情報を取りに行くため、より記憶に深く刻まれます」
また、英単語を深堀りする機能がすでに9月にリリースされている。
「生成AIが単語の語源などを詳しく解説する機能で、単語学習において覚えづらい単語だけをピンポイントで辞書をひくイメージです。実践的な検証実験も終え、『aim@』にデフォルトで機能搭載されています」
これらの新機能に対して、「aim@」導入塾の76%以上が試してみたいと手を挙げるという。導入したコンテンツが進化し、プラスαで深堀りする機能が付加されるのは大きな魅力だ。

先生の生産性を向上させる生成AIのフィードバック

(株)メイツは中高一貫校生専門個別指導塾「WAYS」と小・中学生対象の進学塾「メイツ」を運営する。「WAYS」は主に関東と関西で直営34教室を展開し、ChatGPTを活用してオリジナルの生徒管理システムに改善を加えてきた。
「次に目指すのは、『aim@』にChatGPTを組み込み、期間や科目を指定して『生成AIに聞く』ボタンを押すだけで、学習指導報告書を瞬時に作成することができる仕組みです。個別のフィードバックのたたき台と先生の定性的なフィードバックを組み合わせることで、面談準備の時間を短縮し、生産性を飛躍的に向上させることができると期待しています」
セールス部門の人員も2倍に増員し、「aim@」の機能の普及を強化。さらに全国的に広めていきたいと、遠藤氏は意気込みを述べた。
「まずは教室見学で実際の指導風景をご覧いただくことをお勧めします。オンライン見学会で教室の雰囲気を公開し、質疑応答や懇親などを含めた見学ツアーも年内に開催予定です」
また、来年度には開業間もない学習塾の経営者を招く会を実施したい、と遠藤氏は語る。
「少子化の時代に塾を開業する覚悟を持った人の声や、彼らが教育業界に感じるビジネスチャンスは、私たちにとっても大いにヒントとなり、知見が活かせると確信しています」

■「aim@」お問い合わせ
株式会社 メイツ
app-info@mates-system.com
TEL:03-6223-8125
受付時間:月~金 10:00 ~ 18:00

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