ライフイズテック(株)主催セミナー
「情報Ⅰ」対策における「3つの誤解」を解説
新科目「情報Ⅰ」対策における「3つの誤解」を
創造学園 廣瀬 平八氏が解説!
登壇者 廣瀬平八 氏 ご紹介
株式会社創造学園にて、個別指導ブランド(エディック個別)の高校部責任者として指導カリキュラムやシステムの整備・構築を統括。前職では関西の進学塾で集団・個別指導の立ち上げにも尽力。教室現場の運営ノウハウをはじめ、指導カリキュラムの作成や、生徒・保護者への受講誘導の仕方、社内スタッフの育成など、学習塾運営に関わる豊かな知見を有する。
2025 年度の大学入学共通テストから加わる「情報Ⅰ」。新しい入試科目であり、過去問が存在しない中で、どのような対策を講じればよいのだろうか。『中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く最大限伸ばす』をミッションに掲げ、2010 年に創業したライフイズテック株式会社(水野雄介代表取締役CEO、東京都港区)が提供している「情報Ⅰ」対策教材「情報AIドリル」は、全国4,000 教室以上の学習塾・スクールで利用されている。
今回のセミナーでは、学習塾運営のプロフェッショナル 廣瀬平八氏が登壇。「情報Ⅰ」対策におけるよくある3つの誤解を通して「情報Ⅰ」対策のポイントや重要性について解説した。
学習塾の「情報Ⅰ」対策の現状
「情報Ⅰ」対策をご提案している中で、〝大学入学共通テストにおける「情報Ⅰ」の各大学の配点ウエイトが低いから対策は後回しでいい〟〝生徒・保護者から「情報Ⅰ」対策へのニーズがないから対策はしなくていい〟〝「情報Ⅰ」は簡単!?だから入試直前にちょっと対策すれば点数が取れる〟といった声を聞くことがあります。このような誤解を解消していくことは新課程入試における受験生の支援にもつながるのではないかと考えます。
1%の差で、受験生の未来が変わる!
お伝えしたいことは、「1%の差で、受験生の未来が変わる」ということです。たった数%かもしれない「情報Ⅰ」の配点ウエイトですが、1点の差で志望校をあきらめる生徒を見たくありません。「ちゃんと対策しておけばよかった」とならないように、生徒の嬉しい未来につなげてまいりましょう。
「情報Ⅰ」は正しい対策をすれば短期間で点数を上げることができる科目
受験指導をする身としては、データを見てリスクのない受験を指導してあげることが大切です。1%の差で出願先が変わり、土壇場で逆転することもあります。共通テスト対策では主要科目以外にも目を向け、すべての教科に満遍なく取り組み、リスクのないようにすることが重要です。
生徒・保護者から相談がないのは…。
英語・数学・国語といった配点の大きな教科への質問や相談は多いですが、「理科基礎」のような教科は、基礎事項を暗記してから質問がくることが多いです。これから模試の結果が返ってきて「あと何点あげなければならない」という話が9月以降出てきます。そのときに「情報Ⅰ」の点数の取り方について相談があると思います。保護者は入試についてご存知ない方もいますので「情報Ⅰ」の相談がないからニーズがないということはありません。学習塾が最新の情報を提供し指導にあたっていただきたいです。
「情報Ⅰ」対策のポイント
共通テストのサンプル問題が公開され、それを見て2つのポイントがあると思いました。1つ目は知識が大事だということ。「社会」などと同じで、覚え、繰り返し演習する。気になったのは、表の(3)【コンピュータとプログラミング】の問題です。論理的に考えれば解ける問題ですが、論理的に考える訓練をする必要があります。2つ目は、プログラミングの実行環境で取り組んでみないとわからない問題があるということです。きちんと結果がフィードバックされ、楽しさを体感しながら対策できる教材の必要性を感じました。
「情報Ⅰ」やプログラミングは楽しいというポジティブな印象が、暗記学習をはじめ受験勉強を頑張る力になり、「情報Ⅰ」の理解と得点力にもつながります。
私の経験上、数学が得意な生徒と苦手な生徒の違いや、勉強してもなかなか成績があがらない生徒にはどういう特徴があるかを見ていると、数学が苦手な生徒は方針が立たない、イメージがわかない、手が止まりフリーズしてしまうことが挙げられます。一方、数学が得意な生徒は、とりあえず試してみる、手を動かす。〝この数字をいれてみよう〟〝おそらくこういうことなんじゃないかな〟という方針を導き出しています。最初に手を動かす習慣があるかどうか。プログラミングも同じです。まずは試してみる。実行環境が揃っていることが重要なポイントです。
「情報AIドリル」を採用した理由
新しい科目の「情報Ⅰ」には過去問がないため、演習量を確保することができません。これらの問題を一挙に解決してくれるのが、ライフイズテックの「情報AIドリル」です。豊富な共通テストオリジナル予想問題で実戦的な入試対策が可能であり、しかも実行環境が整っている点が優れた特長です。毎年4回分の予想問題演習が可能であり、本番と同じように練習することができます。
2024年10月に4回分の予想問題が新たに追加され、本年度の受験生は最大8回分の予想問題に取り組むことができます(高3生・高卒生は過去の予想問題も演習可能)。共通テスト本番の最新傾向を反映し、一人ひとりに個別最適な復習問題も提示してくれます。プログラミングは数学と同じく手を動かすことが大事。上手に時間を使いながら勉強するのがカギです。
2024年10月10日から100日後、2025年1月18日は共通テスト本番!
残り100日という数字はイメージしやすいと思います。1日10時間勉強すると、時間は有限だということが身に染みてわかります。数学にはあと何時間かけられるのか、「情報Ⅰ」にかける時間は? あと何点上げることができれば第一志望校の合格圏に入るのか。本番まで残り何時間あるのか。効率のよさが問われます。
改めて皆様にお伝えします。1%の重みは科目を問いません。今、「情報Ⅰ」対策をするのか? 先延ばしにするのか? その判断で4カ月後の結果が変わるかもしれません。
〝あのときやっておけばよかった〟と生徒に後悔させないように、常に最新の情報を共有し、先回りして対策できるよう努めてまいりましょう。
■お問い合わせ先
ライフイズテック株式会社 学習塾事業部
Mail:juku@lifeistech.co.jp
HP:https://juku.lifeistech-lesson.jp