既存の学習塾に“コース”や“クラス”として
「りんご塾」を導入する塾が急増中!
(株)城南進学研究社 主催 24年度りんご塾導入ご案内セミナー参加レポート
株式会社城南進学研究社(下村勝己 代表取締役社長CEO、神奈川県川崎市)は、乳幼児期をはじめ、あらゆる世代における「能力開発」を主眼においたブランド展開で知られている。
その筆頭が、2018年にフランチャイジーとして運営を開始した「りんご塾」だ。2023年には株式会社りんご塾と業務提携を行い、コンテンツの共同開発を行ってきた。2024年からは、学習塾や教育事業者への“りんご塾コース導入”という形でメソッド提供を開始。
本セミナーでは、城南進学研究社の法人営業部と「りんご塾」代表 田邉亨氏が「りんご塾」の魅力と可能性について解説した。
「りんご塾」は、算数オリンピックで4年連続金メダル獲得!
滋賀県彦根市で田邉亨氏が設立した「りんご塾」は、幼児から小学生までを対象に、算数オリンピックのメダリスト輩出を目標に掲げる算数専門塾だ。2010年から算数オリンピックへのチャレンジを行い、現在4年連続で金メダルを獲得している。まずは、「りんご塾」とはどんな塾なのか。法人営業部の幸元紫世羅氏が、その概要から説明する。
「城南進学研究社は児童教育専門の複合型スクール『キッズブレインパーク』と、個別指導塾『城南コベッツ』において、「りんご塾」を運営しています。小1~小3を対象にした『2024年算数オリンピック キッズBEE大会』では、弊社が運営する「りんご塾」から金メダリスト5名、銀メダリスト11名、銅メダリスト12名を輩出。過去最多の受賞者数となりました。「りんご塾」は1対3の個別指導で、対象は年長~小6、年間授業は43回、模試や検定は年間14回です。授業は1回80分で、パズル・プリント→りんご塾テキスト→つみきという流れです。1年間に算数オリンピック、模試(学力テスト)、算数検定、思考力検定など、様々な『マイルストーン』を設定。モチベーションを高め、成功体験が大きな自己肯定感へつながるサイクルを大切にしています」
「りんご塾」メソッドで算数オリンピックに欠かせない力を養成
続いて、田邉代表に「りんご塾」の魅力と可能性について語っていただいた(聞き手/法人営業部 村上潤氏、以下敬称略)。
村上 まずは、代表のプロフィールを教えてください。
田邉 もともとは音楽大学で声楽を専攻。ラテン音楽好きが高じてブラジルに行き、その後アメリカへ渡りニューヨーク市立大学、ペンシルバニア州立大学で学びました。帰国して就職したものの、どの仕事もしっくりこなかった。2000年頃に某進学塾に転職、自分に合っていると思いました。
村上 元は音楽を専攻していたとは驚きです。算数特化の塾を始めたきっかけは?
田邉 勤めた塾は集団授業で、生徒たちの様子を見ていると、学習が定着していないのに時間もカリキュラムも決まっているため、勉強についていけない子が目立ちました。そこで、自分で個別指導の塾を立ち上げ、一人ひとりのレベルに合ったテキストを使用し、学年もバラバラでいつ来てもいいようにしよう、ついて来れるようにしようと考えました。初月に10~15名、翌月20名の生徒が集まりましたが、生徒数20~30名から伸び悩みました。大手塾がそのエリアでがっちりシェアをとっていたので生徒が増えなかったのです。そこで10年目に低学年に舵を切り、パズルのプリントを最初にやらせて楽しい塾にしました。
村上 集客に伸び悩んでいると、いろいろなコンテンツを入れたり、対象を広げたりしがちです。そこを、「算数だ!低学年だ!」と絞ったのはどのようなお考えからでしたか。
田邉 中学生を教える中で「この子はここが理解できていないな、もっと小さいときから関われたらいいのに」とつねに思っていたのですが、なかなか方向性が定まらなかった。2009年に算数オリンピックの中で最も対象年齢が低い『キッズBEE(小学1〜3年生)』が創設されたのをきっかけに、低学年から算数の面白さを知ってもらうことを目標に『キッズBEE』に照準を合わせました。世界で一番使われている共通言語は〝数字〟。算数特化でいけば、日本で成功した子どもたちは世界にも通用するようになると考えたのです。
村上 なるほど、そこが大手塾との差別化につながったのですね。教材の強み、特長を教えてください。
田邉 パズルや迷路などを使った漢字、英語、算数のプリントを用意して、子どもたちに授業の最初にやらせました。その中で子どもたちが面白がるものだけを残すということを試行錯誤し、その経験を生かして独自の教材を作りました。「やりたいからやる」「楽しんでやる」状況を工夫し、個人の能力と進度に合わせたスモールステップが基本です。「りんご塾」の授業スタイルは、最初にパズルで脳を活性化し、それから計算をやり、最後に手を使って立体物を動かします。お母様たちが迎えに来る頃に「なんて生き生きと勉強しているのかしら」と安心・満足されますよ。私は、塾を楽しくて知的好奇心を満たす場所にしたいのです。
村上 既存の塾が「りんご塾」をコースとして導入するメリットを教えてください。
田邉 「算数オリンピック対策をやります」と言うと、算数が得意な子どもが入塾します。そこで結果が出ると、講師の力もグンと上がるんです。先生は生徒に育てられるので、できる生徒を教えると講師の力が上がる。いい指導ができるので塾のレベルも年々上がります。 また、差別化のためにはスーパーマーケットのように「生活用品」を売るのではなく、高級専門店のように文化やブランドを売ることが大切。「りんご塾」は、先取り学習や算数オリンピックなど、普段の学習にはあまり関係のない指導を行いますが、これが〝ブランド〟となり、他塾との差別化が生まれるのです。日本中に天才的な子たちはごろごろいるので、需要は大いにありますよ。
全国で245教室を展開、「りんご塾」のさらなる成長に期待!
最後に、法人営業部 山下明生氏が、「りんご塾」の集客事例や導入費用等の詳細な説明を行った。
「各塾では小学校低学年をどれだけ集客できるかに生き残りをかけています。『りんご塾』は年長からの問い合わせが最も多く、低学年層を取り込めるブランドです。10月現在、提携塾を含めて245教室を運営し、全国へ教室の輪を広げています。個別相談も承りますのでお気軽にお問い合わせください」
「りんご塾」の秘密は、〝ブランド〟を確立し、塾自体の魅力を底上げする点にあるのかもしれません。新規に教室を構えずとも、既存の教室や空き時間で開校できるのも大きな魅力です。11月にもセミナーを開催するので、ぜひ申込みしてみては。
■お問い合わせ
株式会社 城南進学研究社
法人営業部
TEL.044-246-5211
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