(一社)日本青少年育成協会 主催
第9回 HSK中国留学・就職フェア2024
10月19日(土)、大正大学(東京都豊島区)において、一般社団法人 日本青少年育成協会(増澤空会長、東京都新宿区)主催「第9回 HSK中国留学・就職フェア2024」が盛大に開催された。このイベントは、HSKという中国語の検定試験を普及させることにより、日本における中国語の学習者や中国への留学生を増やし、さらには中国への留学を増大させて就職をサポートし、これからの日本と中国の未来のためにより活発な友好交流を促進させることが大きな目的だ。
今年は27の大学・教育機関の出展と日中17の民間企業が出展し、団体を含む計55団体が出展、協賛をいただいた。
挨拶に立った(一社)日本青少年育成協会 増澤会長は次のように述べた。
「振り返りますと、2016年、東京で世界初のHSK中国留学フェアを開催し、大好評を博しました。それ以来、このイベントは世界40カ国以上で展開され、累計参加者も80万人近くになったと伺っております。日本でも参加者が昨年まででのべ2万人を超え、今年も第9回を迎えることができました。大変喜ばしく思っております。
本年2024年度は、中華人民共和国が建国75周年の年です。心よりお祝い申し上げます。この記念すべき節目の年に、HSK中国留学・就職フェアを開催できることを大変喜ばしく思っております。
一方で、我々には解決すべき課題があります。ですが、そうであればこそ、このHSK中国留学・就職フェアが、これからの未来を担う、日本と中国の青少年のために、そして両国の友好、平和と経済発展のために、これまで以上に貢献できることを願ってやみません」
来賓挨拶では、中華人民共和国駐日本国大使館 特命全権大使 呉江浩 閣下が次のように挨拶の言葉を述べた。
「謹んで在日中国大使館を代表し、第9回HSK 中国留学・就職フェア2024の開催を御祝い申し上げますとともに、中国の発展と中日友好にご関心・ご指示いただいた各界の皆様に心から敬意を表します。2カ月余り前、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議が開催され、改革を全面的にさらに深化させ、中国式の現代化を推進するための体系的な取り決めがなされました。中国は絶え間ない改革開放により、社会の活力と発展の勢いをさらに刺激し、絶えず新たな発展の成果を上げ、世界発展と繁栄、交流と協力のために新たなチャンスをもたらすでしょう。
優秀な若者による中国での留学・就職を歓迎するとともに、より多くの優秀な学生が中日教育協力と人的交流に参加し、両国の発展と繁栄に加勢してくださることを期待しております」
同じく来賓として中国教育部中外語言交流合作中心 副主任の胡志平氏、文部科学省高等教育局 参事官の佐藤邦明氏が挨拶し、出展大学代表として、復旦大学 外国留学生センター長の蘇葵氏、出展企業代表として、(株)フェローシップ 代表取締役社長の小山剛生氏がそれぞれ挨拶。
その後、HSK受験生及び留学生体験談を早稲田大学政治経済学部/北京大学国際関係学院の宇都宮綾太氏が語った。
その後、(一社)日本青少年育成協会 専務理事・事務局長の本田恵三氏の開会宣言によって幕を開けた。
会場の別室では中国語の検定試験が行われ、それが終わると受検者たちは出展している大学や企業のブースを回り、自分に適した留学先や就職先を熱心に探していた。
昨年同様、会場の4階セミナー室では、11時から17時近くまで中国に関する4つのセミナーが行われ、1階セミナー室でも、11時から15時まで4つのミニセミナーが開かれた。終日賑わいを見せる中、第9回 HSK中国留学・就職フェア2024は幕を閉じた。