「情報Ⅰ」を制する者は大学受験を制す
早期スタートが入試攻略のカギに
差がつく単元の対策で高得点を狙え!
個別指導Q
北海道函館市で小学校1年生から高校3年生を対象に「個別指導Q」を運営する株式会社Q。代表取締役塾長の笠木誠氏は「情報Ⅰ」対策コースとして、ライフイズテック株式会社(東京都港区/代表取締役CEO 水野雄介氏)が提供する「情報AIドリル」を導入している。
去る10月13(日)、個別指導Qの通塾生および保護者に向けて、「情報Ⅰ」対策の理解を深めるための特別ガイダンスが実施された。ライフイズテック社による大学受験の最新情報や共通テスト「情報Ⅰ」の攻略法の解説とともに、笠木氏へのインタビューや生徒と保護者に聞いた率直な意見をリポートする。
学びたくなる環境づくりやテストでの成績把握を重視
笠木氏は大手塾を独立し、2010年春に個別指導Qを立ち上げた。生徒数4名からスタートして口コミが広がり、生徒数220名にまで成長を遂げている。「やる気と可能性を引き出す」をキャッチフレーズに掲げる個別指導Qだが、「やる気は学ぶ環境次第」と笠木氏は信念を語る。
「生徒の成績が上がる第一歩は、教材や先生よりもまず教室の環境整備からだと考えています。楽しく勉強できる・学びたくなる環境づくりを絶えず目指してきました」
その言葉通り、自習室は連日満席で1日に80人~90人が活用している。隣が気にならずに集中して勉強できるブースは、大学受験を控えた高校3年生に好評だ。
「さらに、成績上げる最善策は成績を知ることです。テストの点数や偏差値など成績記録をしっかりと行うこと、このひと言に尽きます。テスト終了後、いかにタイムリーに順位を記録し、成績を知るかが重要です。点数を把握せずに逃げていては、成績は決して伸びません。実際、あまり点数が取れない生徒は自分の成績を覚えていないものです。生徒・保護者・先生が現状の成績を把握するだけで、その後の成績はぐんと上がっていきます。
とてもシンプルなことですが、成績記録をして本人に次の目標を書かせる習慣化が、学習塾の重要なミッションだと捉えています」
個別指導Qの生徒たちは「テストを受けることはとても重要だと認識している」と笠木氏は言う。
「小学生のうちから全国模試をたくさん受けることが必要です。小学生から年3回の北海道学力コンクールに年9回の全国模試を加え、合計で年12回の模試を受けられるようにしています」
笠木氏はライフイズテック社から「情報Ⅰ」のガイダンスの提案を受けた時、ふたつ返事で実施を決めた。
「国公立大の受験を目指す2人の高校3年生のことがまず念頭に浮かび、彼女たちに『情報Ⅰ』について知ってもらいたいと思いました。学習塾として生徒とその保護者に向けて情報発信するべきだと考えて即決しました」
個人塾として講習会や受講コースの内容は毎年変えていい、と笠木氏は言い切る。
「生徒や保護者、世の中のニーズに合わせて、ある程度流動性を持たせた運営を心がけています。何より〝面白い〟をキーワードに、将来のために勉強するというよりも〝今を楽しむために学ぶ学習塾〟を目指しています。
知らなかった世界を見ることができた瞬間を生徒たちに味わってほしいのです。『わかった!』と目を輝かせる笑顔を引き出すことを日々目標にしています」
生徒たちに知らなかった世界や新しい世界を見せることが、個別指導Qが大切にしている〝面白い〟であり、「情報Ⅰ」対策についても同様に、生徒の可能性を引き出す科目の1つだと捉えている。
高1・2年生の早期対策で「情報Ⅰ」を受験の武器に
大学入学共通テストは、現・高校3年生が受験する2025年度入試から選択教科・科目数が変更となり、従来の5教科7科目に「情報Ⅰ」を加えた6教科8科目が課される。「情報Ⅰ」は国公立大入試で原則必須だ。私立大は共通テスト利用入試で選択科目、学校推薦型選抜入試で評定(学校の成績)が必須となり、共通テスト・学校の定期テストの両方の観点で対策が求められている。
新しく加わった「情報Ⅰ」に対して、漠然とした不安を抱く生徒や保護者も少なくない。高校1年生の保護者は、「何もわからなくて不安だからガイダンスを聞きに来た」と話した。「高校受験時も個別指導Qが、本人にとって〝救いの場〟でした。『高校生になっても通いたい』と言った時、実は私はすぐさま『情報Ⅰ』対策コースの受講を促しましたが、本人はまだピンときていないようで先延ばしになっていました。
部活も忙しいですし、親の言うことを素直に聞く年齢ではありませんから、『情報Ⅰ対策をやった方がいい』と先生から勧めていただけたら、と思っているところです。
3人兄弟の末っ子ですが、大学受験制度は毎年のように変わっています。私自身もある程度は知識がないと子どもに『情報Ⅰ』対策の必要性を伝えられないと感じていました。今日のガイダンスはオンライン参加も考えましたが、やはり実際に生の声を聞きたくて塾に足を運びました」
ライフイズテック社は中学校技術科・高校情報科の新学習指導要領に対応したプログラミング学習教材を全国の中学校・高校に提供している。現在、全国4400校に導入され、利用者数は135万名にのぼる。同社の早藤美奈子氏は、保護者向けガイダンスで「高校2年生の秋・冬から春にかけて半年ほどで『情報Ⅰ』を固めるのがベスト」と語った。
「『情報Ⅰ』の学習範囲は社会系から数学系の内容まで非常に幅広く、受験直前期に詰め込み学習するのは負担が大きいため、早期対策をいかに早く始められるかがポイントとなります。2年生の秋頃から週1回の学習を始めれば、翌年2月から3月には応用編に入って、3年生になる前に入試レベルまで仕上げることも可能です。2年生の2月から3月頃、初めて〝受験生〟として受ける全国模試で、ぜひ高得点を狙っていただきたいと思っています。
また現・高校1年生も、早期に入試レベルを突破できる科目を仕上げれば、それが自信につながって主要科目に集中することができます」
新・高3生の春までに完了できる〝唯一〟の科目
多くの高校で「情報Ⅰ」は、1年生または2年生までに1年間かけて履修を完了する。全国的にみると約7割が1年生で、2割強は2年生で学んでいる。そのため、計画的な学習で3年生の春までに入試対策を完了できる〝唯一〟の科目である、と早藤氏は印象付けた。
この言葉に背中を押されるように、保護者は次のように話す。
「親としては子どもに不得意な科目も勉強してほしいのが本音ですが、『情報Ⅰ』で点数が取れて成績アップにつながればいい、と視野が少し広がりました。『情報Ⅰ』はスタートがみんな一緒ですから、得意科目にして本人の自信につなげて行きたい大学を目指してほしいと思います」
生徒向けガイダンスに耳を傾けた高校1年生と高校2年生は、
「初めて導入されるからとまどいもありますが、その分〝やったもん勝ち〟の科目だという話を聞けたので、いま自分ができることからやっていこうと思いました」
「やらなくちゃいけないと思っていたけれど、やったところで成績が上がるのか正直疑問でした。でも、やったら確実に成績が伸びると知ることができて、これから勉強しようと思いました」と話した。
「このガイダンスを機に、『情報Ⅰ』の学習にスタートダッシュを切ってほしい」と、笠木氏は生徒たちに語りかける。「共通テストに1科目増えたことは負担だと思うかもしれません。でも、全国の高校生が同じルールで戦います。こうしたガイダンスの内容は学校でもなかなか聞くことがないはずですから、すでに皆さんにとって大きなアドバンテージとなっています」
配点ウェイトが低くても得点差がつき合否を分ける
共通テスト本番までに「情報Ⅰ」にどれくらい時間を割くべきか、受験生にとっては優先順位の判断が悩ましいところだ。しかし、ライフイズテック社の調査によると、共通テスト試作問題の中でも、特に得点の差がつくと言われている「プログラミング」と「データの活用」の正答率は「学校で履修しただけで、何も受験対策をせずに問題を解くと、約3割程度の正答率に着地してしまう」というデータが出ているという。何も対策をせずに臨むのは非常にリスキーだ。
ガイダンスに訪れた3年生に現状をたずねてみた。
「学校では2年生の授業で学習しました。3年生になって問題集を購入して、プログラミングの分野の問題演習を少しずつ自分で進めています。模試でもプログラミングだけ極端に点数が取れないのが悩みです。文系なので2進数や16進数などの計算や考え方が苦手で、やっておかないと追いつけなくなると感じています」
早藤氏は3年生たちに向けて、共通テストの「情報Ⅰ」で高得点を狙うための攻略ポイントを解説した。
「プログラミングだけではなく、データの活用や進数計算など生徒がつまずきやすい数学的な内容で得点差が開きます。幅広い学習範囲の中でも、特に差がつくのは『コンピュータとプログラミング』と『情報通信ネットワークとデータの活用』です。高得点を狙うなら、配点の約6~7割を占めるこの2つの分野の対策が必須です。
たとえ『情報Ⅰ』の配点ウェイトが5%だとしても数字に惑わされず、それが合否を分ける〝得点差のつく5%〟だと捉えていただきたいと思います。
もちろん主要科目も伸ばすために最後まで頑張るけれど、『情報Ⅰ』も効率的に対策して点数を取れるようにすることが非常に重要です。『情報Ⅰ』を週1回学習して〝プラス30点〟を狙えるように、〝成績を伸ばせる要素〟としてぜひ『情報Ⅰ』を活かしきってください」
模試で間違えた箇所をフォーカスして克服するためのカリキュラムをこなし、さらに共通テスト予想問題を解いていけば確実に点数は上がっていく、と早藤氏は強調した。
ガイダンスを受けた高校3年生は次のように感想を明かしてくれた。
「いまは模試で点数が取れていても入試本番は大丈夫かなと不安なので、週1回の学習で点数が上がると聞いて、とても参考になりました」
個別最適化の反復学習「情報AIドリル」の優位性
続いて早藤氏は、タイムパフォーマンスを意識しながら効率よく「情報Ⅰ」対策ができる、ライフイズテック社の「情報Ⅰ」対策教材「情報AIドリル」を紹介した。基礎力定着から共通テスト対策まで、1つで完結するポイントは
「①AIの力で最短距離で得点アップ」
「②プログラミングは実際に触って学習」
「③ライフイズテックの『情報Ⅰ』担当講師にいつでも質問できる」「④共通テスト予想問題で総仕上げ」の4点だ。
「まず、基礎から応用問題まで1500問以上の豊富な問題量が強みです。これは市販の問題集ではなかなか実現できません。間違えた問題から判定して必要な復習問題をAIが効率的に提示してくれるため、〝最短距離〟で他科目の学習時間を奪うことなく学ぶことができます。
そして、実際に手を動かしながらプログラミングを学習します。暗記ではなく本質的な理解と問題対応力が身に付きます。また、ライフイズテックの『情報Ⅰ』担当講師が平日夕方以降にスタンバイしているため、教材の画面上からいつでも質問をすることができます。時期や回数に制限はありません。
最後に、現・高校3年生は『情報Ⅰ』の過去問がない中で、入試本番に突入することになります。そこで、入試本番を想定して最新傾向を反映した共通テスト予想問題を豊富にご用意しました。不正解の問題は1人ひとり個別最適な復習問題が提示されます。高校3年間で毎年4回分、最大12回分の予想問題に取り組み、圧倒的な演習量をこなした上で入試本番に臨むことができます」
「情報AIドリル」は共通テスト・学校の定期テストの両方に対応し、全学習範囲を完全網羅している。さらに生徒ひとり一人の習熟度に応じて、「基礎から学べるコース」と「弱点を克服するコース」を選ぶことができ、最終的には豊富な共通テスト予想問題で総仕上げをする。
ライフイズテック社では「情報Ⅰ」対策を本格的にスタートする受験生たちのために、11月から「情報AIドリル」の新機能「直前対策パック」をリリースした。約10時間の学習で、得点の差がつく重要単元を中心に、入試直前に必ず押さえるべき「厳選問題」を集中的に学習することが可能だ。
■お問い合わせ先
ライフイズテック株式会社 学習塾事業部
Mail:juku@lifeistech.co.jp
HP:https://juku.lifeistech-lesson.jp