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    公益社団法人 全国学習塾協会 安藤 大作 会長

教育資源としての民間教育 第85回
公益社団法人 全国学習塾協会 安藤 大作 会長

2025-03-03

未来を拓く民間教育の使命

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2025年も早くも3月を迎え、新学年への準備が進む時期となりました。教育の世界では、社会環境の変化とともに、新たな課題や可能性が見え隠れしています。そんな中、私たち全国学習塾協会が果たすべき役割はますます重要性を増しています。
今月号では、「未来を拓く民間教育の使命」についてお話ししたいと思います。近年、公教育と民間教育の関係は変化しつつあり、教育の質の向上と多様化に向けた新たな動きが見られます。特に、地方自治体の財政難や教員不足が深刻化する中で、民間の学習支援が公教育を補完する重要な存在となっています。
昨年から引き続き、全国学習塾協会として「こども性暴力防止法」への対応を進め、塾業界の声を反映させるべく尽力しました。この取り組みを通じて改めて感じたのは、社会的責任の重さと、塾業界全体の信頼性向上の必要性です。
さらに、学校と民間教育機関が連携する動きも加速しています。現在、一部の自治体では放課後学習支援の枠組みとして学習塾が関与する事例が増えています。こうした流れは、教育の質を高めるうえで非常に有意義であり、今後さらに発展させていく必要があります。
また、AI技術の進展が教育現場にも大きな影響を与えています。AIによる個別指導の可能性が広がる一方で、学習塾の存在意義はむしろ高まっています。なぜなら、教育とは単なる知識の伝達ではなく、子どもたちの「学ぶ姿勢」や「主体性」を育む場でもあるからです。
私たちは、AIを活用しつつも、子どもたちの成長を支える「人の温かみ」を大切にする教育を追求していかなければなりません。そのためにも、塾業界全体で教育の質を向上させ、子どもたちが安心して学べる環境を整備することが求められます。
今後の塾業界は、社会の変化に柔軟に対応しながら、新しい教育のあり方を模索していく必要があります。そのためには、単なる競争ではなく、業界全体が協力し合いながら持続可能な成長を目指すことが重要です。
私たち全国学習塾協会は、引き続き塾業界の発展と社会的責任を果たすための活動を推進してまいります。ぜひ、協会の取り組みにご理解とご協力をいただければ幸いです。
新年度を迎えるにあたり、皆様とともに、より良い教育環境を築いていけることを願っております。


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