
英語教育改革先取り対応セミナー 全国10カ所で開催
2014-09-01
英語教育改革先取り対応セミナー(主催・日本教育新聞社、共催・株式会社ナガセ)が、8月中に全国10カ所(横浜・札幌・福岡・千葉・大阪・名古屋・広島・東京・仙台・埼玉)で開催された。各地の会場には主に中学・高校の英語科教員が参加し、講演で今後の英語教育で求められることを学び、ワークショップなどで自らのスキルアップ、指導力の向上に努めた。

東進ハイスクール・英語講師の安河内哲也 氏
東進ハイスクール英語講師の安河内哲也氏は講演の中で、入試改革へ向けた今後の英語教育状況と、会話練習のポイントなど授業で実践できるものを中心に語った。
文科省が設置した英語教育の在り方に関する有識者会議の委員も務める安河内氏は、学習指導要領や「聞く・読む・話す・書く」の4技能に合わない大学入試のために、英語教育が様々なところで切断されてしまっているのが現状の課題だと語る。4技能を正しく測るTOEFLなどの外部検定を学校現場や大学入試で活用することで、学びの連続性や親和性を担保し、リーディングや文法に偏ってしまっている英語教育が本来のものになるという未来像を描いた。最後に「入試の呪縛からの解放を目指してほしい」と英語教員たちに熱いエールを送った。