碇優さんを偲ぶ会 碇先生と縁のあった 塾関係者らが参集
碇優氏(公益社団法人全国学習塾協会 副会長、碇塾 塾長)は昨年11月23日に74歳で死去。5月7日(日)には市ヶ谷アルカディア(東京都千代田区)において碇氏と縁のあった方々が集まり、「碇優さんを偲ぶ会」が催された。
発起人は、森貞孝氏、安藤大作氏、稲葉秀雄氏、玉城邦夫氏、鈴木幸広氏、坂田義勝氏、松浦重雄氏、内藤潤司氏、仲野十和田氏、鈴木正之氏、渡邊浩氏、平林治氏、川畑卓也氏、谷村志厚氏(主管)──の14名。
祭壇へ参加者一人ひとりが献花して会は始まった。
第一部の進行を務めたのは主管の谷村志厚氏(AIM学習セミナー)。開式宣言の中で、32年前の碇氏との出会いやその後の思い出深いエピソードについて述べた。「平林先生、碇先生、私の3人はいつも連んでいて、平林先生と碇先生は『どちらが葬儀委員長をやるか』についてよく話していましたが、そのとき私は『告別式の司会をやるぞ』と名乗りをあげました。その関係上、今こうして司会をしている次第です」。
発起人代表の挨拶は森貞孝氏(全国学習塾協同組合理事長)が行った。「碇先生は、忙しい中全国各地を飛び回り、多くの塾の先生方と膝を突き合わせてじっくりと話し合うという、とても立派な先生でした。力強い声、その行動力を目のあたりにして、いつも感心していました。今日は碇先生の思い出話を存分に語り合っていただきたいと思います」。
奥様の碇優子さんは、今は亡き夫が多くの塾関係者の方々から慕われていたことに改めて御礼の言葉を述べた。
第二部の懇談では、参加者が碇氏との思い出を語りながら自己紹介を兼ねたショートスピーチを行った。
安藤大作氏(公益社団法人全国学習塾協会 会長)は、会長になってまもない4年前、不安なことがあると碇氏に相談し、安心して会長の職務に邁進できたことを感謝。
碇塾のスタッフの三田喜代美氏、須永博彦氏、岡田整氏は、碇氏は塾の仲間たちのことが本当に大好きだったと述べ、パソコンの中に自作の問題や考え方などがあるので、それを原稿化し形にして、興味のある方々に見ていただけるようにしたいと語った。
なお、碇優氏は、9つの塾団体が選定委員を務める日本民間教育大賞の特別功労賞を授与され、3月21日(火)には表彰式が行われた。その詳細は本誌の前号(5月号)に掲載されている。